☆12月の星空

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2006年12月の星空情報

 10日頃から,明け方の東南東の空で,水星・木星・火星の3惑星が接近します。
 さそり座 のハサミの先に,水星 -0.6等,火星 +1.5等,木星 -1.7等が接近しますが,11日朝5時45分の東京で,3惑星の高度は2度くらい。非常に接近していることもあり,肉眼では厳しく,双眼鏡があると観察しやすいでしょう。

 毎年師走の空を飾るふたご座 α流星群は,今年は夜半前の条件が良好です。
 ふたご座 流星群は,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群で,12月5日頃には活動期に入り,20日頃まで続きます。近年は夏のペルセウス座 流星群をしのぐほどの活発さを見せていますし,火球も増えています。
  23日に極大を迎えるこぐま座 流星群も良好な条件ですし,12月半ば以降は折に触れ空を見上げてみると,流星を見かける機会が増えることでしょう。

 31日,大晦日の宵に起こるおうし座 17番星の星食では,月齢10.8の月の暗い部分に星が隠れる姿が,全国で見られます。3.7等の17番星のほか,5.5等の16番星,4.3等の19q星,3.9等の20番星,5.8等の21番星,6.4等の22番星などが次々と潜入していく,本年最高の星食です。


南中する星座 (冬の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 カシオペア座ほうおう座
 【中旬】 くじら座さんかく座
 【下旬】 おひつじ座 ・ みずへび座(☆)・ろ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), h-χ (二重星団,ペルセウス座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M74 (うお座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明

天文現象
2
月が最近:9時(視直径32分39秒)
5満月のイメージアルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:03時58分
満月:09時25分
6
天王星が東矩:17時
7
大雪:15時27分。太陽の黄経が 255度になる。
8
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:00時47分
10
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:21時36分
11
水星が木星の北0度08分:02時
12下弦の月のイメージ火星が木星の北0度49分:02時
下弦:23時32分
13
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:18時26分
14
月が最遠:4時(視直径29分33秒)
ふたご座 α流星群が極大:21時
19
冥王星が:4時
20新月のイメージ新月:23時01分
22
冬至:09時22分。太陽の黄経が 270度になる。
23
こぐま座 流星群が極大:06時(条件良)
27上弦の月のイメージ上弦:23時48分
28
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:02時31分
月が最近:11時(視直径32分16秒)
31
おうし座17番星の星食(3.7等,潜入):18時28分
プレアデス星団の食

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