☆2008年9月の星空

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2008年9月の星空情報

 9月になると日没時刻が早くなり,夕方早い時間帯から星が見えるようになってきます。
 また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。

9/11の水星と金星の図

 11日には夕方の西空で水星が東方最大離角を迎えます。薄明が残る午後6時半の東京での水星の高度は3.4度と非常に低いのですが,すぐ近くに火星と金星がありますので,目印になると思います。うんと空の開けた場所で捜してみてください。

 13日にを迎える天王星は,観望好期です。天王星は,暗い空ならかろうじて肉眼で確認できますし,小さな双眼鏡などがあれば,さらに見やすくなります。

 14日は中秋の名月。中秋の名月とは,仲秋(陰暦8月)15日の月のことで,必ずしも満月と同日ではありません。満月の前後が中秋の名月となる年も多く,本年も満月は27日となっています。
 中秋の名月は別名“芋名月”といい,昔から里芋を供える習慣がありました。日本人の主食が里芋だった名残だとも言われます。日本では,お月見は中秋の名月と後の名月(十三夜)の両方を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは“片見月”として忌み嫌われました。今年の十三夜は10月11日です。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 いて座くじゃく座(☆) ・ ぼうえんきょう座(☆)
 【中旬】 こぎつね座や座わし座
 【下旬】 いるか座けんびきょう座(☆) ・ はくちょう座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座)
 【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
5
土星が:7時
7上弦の月ののイメージ白露:15時14分。太陽の黄経が 165度になる。
上弦:23時4分
月が最遠:24時(視直径29分34秒)
11
水星が東方最大離角:14時(+0.2等,離角26度52分,視直径7秒)
水星が金星の南3度34分を通過
12
宇宙の日
金星が火星の北0度20分を通過
13
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:4時21分
水星が火星の南3度26分を通過
天王星が:20時(+5.7等,みずがめ座,視直径3秒7)
14
中秋の名月
15満月のイメージ満月:18時13分
18
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:21時58分
19
水星が火星の南4度08分を通過
20
秋の彼岸の入り
月が最近:12時(視直径32分24秒)
21
冥王星(134340)が東矩:8時
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:18時47分
22下弦の月ののイメージ下弦:14時4分
23
秋分:0時45分。太陽の黄経が 180度になる。
29新月のイメージ新月:17時12分

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