いざというとき

実はキャリングケースを持っていませんでした。
熊本の家では動物病院まで車で3分?って感じだったので,ベリーグッズを入れているプラスティックの容器に入れて病院へ連れて行ったりしていたもので。
でも東京ではそういうわけにいかない。病院へ行くには電車に乗らないといけない。それにこの度のような地震が来てベリーを連れて避難するときのことも考えておかないと。今まで考えていなかったわけではないけれど,ついつい先延ばしになっていました。

昨日買ってきたキャリングケース。

キャリングケース
キャリングケース

猫用で小鳥には大きめなので尻尾が長いオカメインコも大丈夫。これに慣れてもらうために,普段からケージの近くに置いて,おやつなど入れて,遊びに使ってもらおうかと思います。今のところ近づいてくれませんが(^^;。災害用に持ち出し用食料も準備しておかねばなりませんね。避難所には人間のご飯はあるかもしれないけれど,鳥のご飯は無いでしょうから。
ベリーと一緒にこれでお出かけなんかするべきかな。

ベリー

(ベリー, 撮影:2011-03-18)

タップダンス

東北地方太平洋沖地震、私は丁度九州へ帰省しようとまとめた荷物を玄関に置き、家を出る直前でした。
2日前の地震の余震ですぐに収まるかと思いきや、揺れは強くなるばかり。もう終わるだろう、もう終わるだろうと何度思ってもおさまらず、これでもか、これでもかと揺れ続けました。

ベリーは最初の1/3は耐えていましたが、そのうちパニックになり悲鳴をあげてケージの中でバタバタと大暴れ。私は机の下へ潜るとかそういうことを思いつく暇もなくベリーのところへ走りより、45cm四方の大きな鳥かごを抱きかかえて声をかけ続けました。しかし、ベリーは暴れ続け、後ろでは家の中の物がバラバラと倒れて落ちていく音が。
途中から「もう終わるだろう」とは思えなくなり、ダメかもしれない?ダメかもしれない?という気持ちになりながら、長い間過ごしました。家の外では野鳥が乱舞し、木や電柱がゆさゆさ揺れていました。その後も何度も余震が来て、そのたびにベリーはパニック。
当然地下鉄は止まり、帰省できなくなった私はベリーに声をかけながら過ごしました。

以来、もともと三半規管が弱い私はずっと船酔い状態で気分が悪いのですが、ベリーも変で、今までの習慣をすっかり忘れ、人が座って落ち着いていない限りギャーギャーと尋常ではない叫び声を上げるようになり、本当に困っています。早く余震が落ち着いて欲しい。

ケージの中が好きなベリーなのに、地震以降、放鳥が大好きで不思議です。出すとものすごく嬉しそう。ケージの中が不安なのでしょうか? 外へ出すとご機嫌で、このお気に入りの場所で歌ったりタップダンスを踊ったりしています。
↓ タップダンスを踊るベリー。タップを踏んでいる音を聞くには、少し音量を大きめに。

地震のあと不思議とおやつをあまり食べなくなったベリーですが、体重には変化無し。それだけが救いな気がします。98g。

ブーム

どこのオカメちゃんもそうだと思いますが,ベリーにも「マイブーム」があります。一度きりのブームもあれば,数年経って思い出したように帰ってくるブームもあるし,そういう姿を見る度に,オカメインコの精神生活がかなり高度なものだということを感じます。

で,先週あたりから突然始まったベリーの謎なブーム。餌入れの上で,背を低くして,すごく小さな声で歌います。
何これ?!
しかもよほど気に入った楽しい歌い方なのか,日に日にこれをやる回数が増えています。最初は人が見ると止めていたけど,今では近くで動画を撮っても止めません。生殖行動か何か?とも思いましたが,こんなこと今までしたことないし…。