途 投稿日時: 2013/10/29 投稿者: じゅの 溢れた葉っぱに明日の命 船は遠く時は遙か 涙はたぶん空の向こう さらさら乾いて歩みを守る 道幅はいつも一人分だから 刹那の交点は永遠の杖 去りゆく君を待ちわびる ただ歩くだけ。独り歩くだけ。途は私だけのもの。
約束 投稿日時: 2013/10/15 投稿者: じゅの 揺らぐことなき静寂な大気の下 僕はジルコニアの月を見上げ 時空の奏でる音色に耳を傾ける 心を研ぎ澄まそうと懸命になる 信じているのだ独りじゃないと 君がどこかにいるのだと たとえ幾許の時がすれ違おうと この果てしなき時空のどこかで、君をきっと探し出す。
夢はかすか 投稿日時: 2013/09/30 投稿者: じゅの いつか遠い街で出逢ったね 風がゆき 星が去り 知らないうちに別れたの 雲が消え 空が澄み そして夢のように忘れたわ 夢のようなかすかな記憶はあなた。
宵待ち 投稿日時: 2013/09/18 投稿者: じゅの 秋風が運ぶ言の葉を 飛ばされないよう受け止めて 夕空が落とす記憶の欠片を 刹那の静寂に閉じ込める 明日も生きてゆくために 夕空と共に赤く染まって消えてゆこう。
Good bye summer days 投稿日時: 2013/08/22 投稿者: じゅの 風が運んでゆくだろう わたし自身さえ だから寂しがらなくていい 風が運んでくれるから 初秋の海で帆を立てよう 遠い遠い空の下 遙か彼方の海原で いつか君に会えるだろうか 風に誘われるまま誰もいない海へ漕ぎ出でよう。