世の中はあっという間にクリスマスを忘れ今日から蒲鉾と数の子と門松の世界。
極端すぎて困るのよ。
「つぶやき」カテゴリーアーカイブ
白い夜に埋もれて
さよなら今年のクリスマス。
見える見えない見る見ない
運転免許をとるために教習所で路上教習に出始めた頃,
こんなに標識ばかりでは,標識を見るだけで事故を起こしそうだと思った。
そしていつの間にか,魔法がかかっていた。
標識を適度に頭脳から追い払い,見えなくする魔法。
人生の道のりも同じだ。
見えた辛いものや大変なものに一々気を取られていたら崩壊する。
心が,精神が,悲鳴をあげて崩れ去る。
適度に心を傷まなくするフィルターが必要だ。
眼鏡をかけよう。見えなくするフィルターを入れた保護眼鏡。
脳を騙すのは意外とたやすい。
いつの間にか本当に見えなくなった。
でも見たいときにも見えなくなった。
今ではどんな眼鏡をかけたら見えるのかもわからない。
でもまぁ見えなくてもいい,見えてた記憶は残ってる。
代わりに今は他のものが見えている。
見えているはず。
諦めなのか進歩なのかわからない。でもどうでもいい。
立ち止まることは許されない。
正しい眼鏡を捜してる暇はないし,そもそも正しいものなんて存在しない。
そうして私はいつまでも方向音痴。
いつも究極超人あ~る君のように道に迷っている。
もしあのとき迷わなかったらあそこの誰かに会えただろうか。
春は迷い
春休みの肌寒い宵を最後に君と歩いた日
埃の匂いに紛れた微かな春の気配を
たぶん死ぬまで忘れないと思った
今は時の果てで道標となったあの宵に
二度と聞くことのない声の気配をさがす
空より遠ざかった大切だったものたちの行方
青かった春の亡霊は未だ憚ることなく僕を縛り
怒濤の咆哮で僕をなぎ倒す
風になって消えよとあの日のように
my dear solitude
本当に辛いこと、最悪なことに関しては、
ただただ押し黙るしかない。
もちろん書いて吐き出すなんてできるはずない。
尽き果てるまで一人で抱え込むしかないのだ。