記憶の底で 投稿日時: 2011/11/14 投稿者: じゅの あの日の言葉 あの日の想い 伝えられなかった あの日の全て 伝えたかった あの日のわたし とり残された あの日の答 こんなにも 今こんなにも恋しくて 今こんなにも 締めつけられる
心はいつも 投稿日時: 2011/11/10 投稿者: じゅの 時には汎用性の高い英単語が、 かえって的確に心を代弁してくれることもある。 痛い、苦痛の、悲痛な、骨の折れる、苦しい、つらい、困難な。 どれでもあるけれど、どれか一つの日本語では足りない。 painful。人生はpainful。心はいつもpainful。 ただ、どうしようもない。どうにもならない。 そういうものなのだ。 生きることはpainfulに耐えること。painfulに馴染むこと。
ホーム 投稿日時: 2011/11/02 投稿者: じゅの 風も花も草も虫も 木も鳥も家も道も 空も星も雲も雨も 水も空気も黄昏も みんなみんなが引き留めた 心だけが知っている 心だけが住み続けてる 帰る場所 夢よりも遠い場所
Someday I will 投稿日時: 2011/10/26 投稿者: じゅの いつか。 それは叶わぬ約束。 いつか。 それは来る筈ない未来。 いつか。 それは希望未満の戯れ。 いつか。 確実なのは終わりだけ。
十七歳の秋 投稿日時: 2011/10/05 投稿者: じゅの 文化祭が終わり試験が終わり 夕暮れが晩秋のオレンジ色に染まる頃 早い日没と木枯らしを愛する私は独りだった いつも独りで足早に歩いた 澄んだ空に傾く夏の大三角を見上げ校門を出る 向かう先は小さな本屋 本の背表紙を眺めて過ごす寄り道の小一時間 ほんのひとときの現実逃避 店内に流れるFMラジオは甲斐バンドの《安奈》 手に取る本はハヤカワ文庫の宇宙英雄ローダン・シリーズ あるいはデビューしたての村上春樹 あるいはブルーバックスの物理の本 誰かが過ごしたかつての時間 私が過ごす昨日と今日と闇の向こうの遙かな未来 ただ愛おしく哀しく寂しくて 黄昏と木枯らしに凍えていれば慰められた