桜色は風に乗って 投稿日時: 2014/04/15 投稿者: じゅの 花散らしよ花散らしよ もう私の時間は終わりなのね 短い短い夢でした 儚い儚い幸せでした でもみんな確かにあったこと たとえ私が消えたって さようなら。花びらと共に夢の国へ帰ります。
陰影 投稿日時: 2014/03/19 投稿者: じゅの 歩いても歩いても 進んでも進んでも 遠ざかってゆく 消えてゆく 振り切りたくて 振り切れなくて 淡く幽かな面影を 歩いていく。たとえ君がいなくても。
ブルーグレイ 投稿日時: 2014/02/17 投稿者: じゅの 誰もいない世界にわたしは佇んでいる。 音もない風もない世界。 聞きたい声も聞こえない。 わたしが心を閉ざしているせいなのかもしれない。 でもあるいは本当に わたしは好きだった世界に見捨てられてしまったのかもしれない。 風もなく色もない世界に わたしはひとりぼっちで佇んでいる。 死にそうな心は涙の流し方もわからないという。 わたしはただ消極的に、 お願いだから風よ再び吹いて下さいと空へ願う。 全ての色が去ってしまった。
行く先は見えなくて 投稿日時: 2014/01/28 投稿者: じゅの どこまでも深く冷たい夕焼けに 限りなく熱く凍るような星空に 帰れると思ってた 果てしなく清くさざめく海原に 夢見るほどに寂しく輝く雪原に 帰れると思ってた いつまでもどこまでも 歩き続けていられると信じてた 遠く遠く続いてゆくと思った途も、いつか終わってしまうのね。
いとしき忘却を見送って 投稿日時: 2014/01/14 投稿者: じゅの 浅く短い眠りから昨日と寸分違わぬ日常へ立ち戻る 過ぎ去った長い時間もすり減ったささやかな希望も 烏の鳴き声や風に揺れる木の葉と違わぬ刹那の幻影 わたしは呆然と空を見上げる わたしは意味もわからず悲しくて わたしは全ての希望を投げ捨てる 生きていてもよいのでしょうか 何故生きているのでしょうか 生きている意味はあるのでしょうか ひととき切ない夢を見て寸分違わぬ日常へ立ち戻る 風も雲も光も闇も皆等しくわたしを置き去りにした それでいい たぶんそれでいい 忘れて下さい。みんなみんなわたしのことなど。