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9月になると日没時刻が早くなり,夕方早い時間帯から星が見えるようになってきます。
お月見の季節ですが,中秋の名月は,今年は10月になります。
また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。
4日,今年2度目土星環の消失が起こりますが,土星は19日に太陽との合を控えており,日没の直後に沈んでしまいます。観察は難しいでしょう。
10日〜11日には,月がおうし座 プレヤデス星団を隠す食が見られます。月齢21.2の下弦前の月の暗い部分からプレヤデスの星たちがぽこぽこ現れる様子を楽しんで下さい。
月は誰にでも位置がわかる天体ですから,初心者にも楽しめる現象です。
18日に衝を迎える天王星は,観望好期です。
天王星は,暗い空ならかろうじて肉眼で確認できますし,小さな双眼鏡などがあれば,さらに見やすくなります。小望遠鏡では面積を持った円盤状に見ることができます。
午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
【上旬】 いて座 ・ くじゃく座(☆) ・ ぼうえんきょう座(☆)
【中旬】 こぎつね座 ・ や座 ・ わし座
【下旬】 いるか座 ・ けんびきょう座(☆) ・ はくちょう座
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座)
【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
【球状星団】 M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)
日 | 曜 | 月 | 天文現象 |
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4 | 金 | 土星の環の消失:22時 | |
5 | 土 | 満月:1時3分 | |
7 | 日 | 白露:20時58分。太陽の黄経が 165度になる。 | |
10 | 木 | プレヤデス星団の食 | |
12 | 土 | 下弦:11時16分 宇宙の日 | |
15 | 火 | アルゴル型食変光星 アルゴル極小:4時45分 | |
16 | 水 | 月が最近:16時56分(視直径32分49秒) | |
18 | 金 | アルゴル型食変光星 アルゴル極小:1時33分 天王星が衝:3時(+5.7等,みずがめ座,視直径3.7秒) | |
19 | 土 | 土星が合:3時 新月:3時44分 | |
20 | 日 | 秋の彼岸の入り 水星が土星の南5度24分を通過:21時 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:22時22分 | |
22 | 火 | 小惑星(3)ジュノーが衝(うお座 〜みずがめ座 +7.7等) | |
23 | 水 | 秋分:6時19分。太陽の黄経が 180度になる。 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:19時10分 | |
24 | 木 | 冥王星(134340)が東矩:2時 アンタレス食:14時21分(白昼,+1.1等) | |
26 | 土 | 上弦:13時50分 | |
28 | 月 | 月が最遠:12時32分(視直径29分33秒) |