☆2012年12月の星空

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2012年12月の星空情報

5日の水星と金星と土星

 3日に衝を迎える木星が観望好期です。
 木星は群を抜いて明るいですから,午後10時頃には南東の空高く輝いているのがすぐにわかると思います。木星は小望遠鏡でも縞模様や衛星の移動が分かりますので,できるだけ風のない,大気が安定した日に見てみましょう。縞模様のスケッチを続けると,目が慣れてだんだん模様が見えるようになってきます。

 また,5日には明け方の東の空で水星が西方最大離角を迎えます。
 朝6時の東京での地平線高度は11.6度で,水星としては異例とも思える高さです。近くに金星も輝いていて探しやすく幻想的な光景が楽しめます。空が低いところまで見える場所で,探してみましょう。薄明が始まっても双眼鏡があればかなり見つけやすくなります。

 毎年師走の空を飾るふたご座α流星群は,今年は月の影響を全く受けず好条件です。ふたご座流星群は,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群で,明るい流星もよく飛びます。近年は火球も増えており月明かりのない条件の下なら1時間に100個もの流星が期待できます。
 ふたご座流星群は12月5日頃には活動期に入り,20日頃まで続きます。12月は夜が長く,早い時間帯から星が見られますから,機会があったら空を見上げてみてください。偶然明るい流星に出会えるかもしれません。
 流星観察については 流れ星を見てみよう をご参照ください。


南中する星座 (冬の星座冬の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 カシオペヤ座ほうおう座
 【中旬】 くじら座さんかく座
 【下旬】 おひつじ座 ・ みずへび座(☆)・ろ座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【散光星雲】 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
 【散開星団】  M34 (ペルセウス座), h-χ (二重星団,ペルセウス座), M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
 【銀河(系外星雲)】 M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座), M33 (さんかく座), M74 (うお座), M77 (くじら座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
3
木星が:13時2分(おうし座,-2.8等)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時46分
5
水星が西方最大離角:7時48分(-0.5等,離角20°6')
6
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:17時36分
7下弦の月のイメージ下弦:0時31分
大雪:2時19分。太陽の黄経が 255度になる。
9
小惑星(4) ベスタがおうし座,+6.4等)
13新月のイメージ月が最近:8時14分(視直径33分27秒)
新月:17時42分
14
ふたご座α流星群が極大:8時(条件最良)
18
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:4時52分
小惑星(1) ケレスがおうし座,+6.7等)
20
上弦の月のイメージ
上弦:14時19分
21
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:1時41分
冬至:20時12分。太陽の黄経が 270度になる。
22
こぐま座流星群が極大(条件良):17時
23
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時31分
25
天王星が東矩:23時7分
26

おうし座ω星(5.5等)の星食(潜入):2時19分
月が最遠:6時19分(視直径29分25秒)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時20分
28満月のイメージ満月:19時21分
30
準惑星(134340)冥王星が:17時6分
31
かに座κ星(5.2等)の星食(出現):23時39分

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