あなたを求め言葉が彷徨う
もうどんな答も返らない
わかっているのに
空を見上げ涙を心に追い返す
あなたを求め言葉が彷徨う
もうどんな答も返らない
わかっているのに
空を見上げ涙を心に追い返す
どんなに優しい言葉もまなざしも
束の間の花なのだ
明日を待たずに散りゆくさだめ
消えてゆく
きらめいた笑顔の面影も
抱きしめた残り香さえも
冷たい雨に芯から冷えて
彼女を想う
きっとこんなに冷たくて
きっとこんなに寒かった
もう届かない遠い日々
やるせなくて哀しくて
金木犀の枝を弾いた
季節の彩りのように、人生の彩りも入れ替わってゆく。
後ろばかり向いて寂しがっていたいと、たまに思う。
とわに去ったとしても、それらの輝きは生きる意味だった。
そして新しい季節をいとおしいと思う。
今朝の目覚めは、今日の私を支える貴方に会うためなのだ。
無数に輝く翼たち
いつかの空へ続く道
想いを封じ
ただ見上げて風になる