今もまだいつも 投稿日時: 2012/11/06 投稿者: じゅの あなたを求め言葉が彷徨う もうどんな答も返らない わかっているのに 空を見上げ涙を心に追い返す そしてわたしは雑踏に埋もれあなたの残照を追いかける。
ラスト・ノート 投稿日時: 2012/10/26 投稿者: じゅの どんなに優しい言葉もまなざしも 束の間の花なのだ 明日を待たずに散りゆくさだめ 消えてゆく きらめいた笑顔の面影も 抱きしめた残り香さえも あの日の煌めきはみんな本物だったのに。
十月の雨 投稿日時: 2012/10/18 投稿者: じゅの 冷たい雨に芯から冷えて 彼女を想う きっとこんなに冷たくて きっとこんなに寒かった もう届かない遠い日々 やるせなくて哀しくて 金木犀の枝を弾いた あの日の空から帰ってきたかの如く、金木犀は優しい香りで包んでくれた。
季節は往きて 投稿日時: 2012/10/07 投稿者: じゅの 季節の彩りのように、人生の彩りも入れ替わってゆく。 後ろばかり向いて寂しがっていたいと、たまに思う。 とわに去ったとしても、それらの輝きは生きる意味だった。 そして新しい季節をいとおしいと思う。 今朝の目覚めは、今日の私を支える貴方に会うためなのだ。 あなただけは去らないで。どうしてそう願わずにいられよう。