☆10月の星空

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2006年10月の星空情報

 今年は,久しぶりに十月の中秋の名月です。中秋の名月とは仲秋(陰暦8月)15日の月のことで,必ずしも満月と同日ではありません。満月の前後が中秋の名月となる年も多く,本年も満月の前日となっています。
 中秋の名月は別名“芋名月”といい,昔から里芋を供える習慣がありました。日本人の主食が里芋だった名残だとも言われます。

 8日に極大を迎えるジャコビニ流星群は,ふんわり優雅に流れる流れ星が特徴ですが,今年は月が大きく条件がよくありません。夕方の北西の空高くに懸かるりゅう座 の頭付近が放射点ですから,観察するなら宵の早い時間帯から注意してみましょう。

 17日の水星の東方最大離角は,離角は大きいものの地平線高度は上がらず,空が暗くなった夕方6時頃には沈んでしまい,探すのは困難です。また,25日の火星・金星の接近も,両星が太陽の近くにありすぎて,実際に見るのは難しいでしょう。


南中する星座 (秋の星座

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 インディアン座(☆) ・ こうま座はちぶんぎ座(☆) ・ やぎ座
 【中旬】 ケフェウス座
 【下旬】 つる座とかげ座ペガスス座みずがめ座みなみのうお座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座), NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)


惑星用語の説明

天文現象
3
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:02時04分
5
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:22時52分
6
中秋の名月
月が最近:23時(視直径33分26秒)
7満月のイメージ満月:12時13分
8
寒露:19時21分。太陽の黄経が 195度になる。
ジャコビニ流星群の極大:23時
14下弦の月のイメージ下弦:09時26分
17
水星が東方最大離角:10時(+0.0等,離角24度49分,視直径6秒6)
19
月が最遠:19時(視直径29分26秒)
20
秋の土用の入り:22時6分。太陽の黄経が 207度になる。
21
オリオン座 流星群が極大:16時
22新月のイメージ新月:14時14分
23
霜降:22時26分。太陽の黄経が 210度になる。
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:03時45分
24
火星が:02時
25
金星が火星の北0度43分:5時
26
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:00時33分
水星が木星の南3度56分:7時
金星が外合:16時
27
水星が木星の南3度53分:17時
28
水星が木星の南3度49分:9時
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:21時22分
29
水星が木星の南3度43分:2時
30上弦の月のイメージ上弦:06時25分

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