☆2014年10月の星空

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2014年10月の星空情報

 6日の夜は名月十三夜です。
 十三夜は日本独特の行事で,日本では,お月見は中秋の名月と後の名月(十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは“片見月”として忌み嫌われました。9月の中秋の名月を見た人は,ぜひ十三夜も見上げてみてください。

 8日にを迎える天王星が観望好期です。天王星はとても暗い空の下,視力の良い人であればかろうじて肉眼で確認できる程度の明るさです。小さな双眼鏡などがあれば,確認しやすくなります。小望遠鏡では面積を持った円盤状に見ることができます。

 8日夜の皆既月食は,八重山諸島で食の始まりが見られませんが,それ以外はほぼ全国で月食の全過程を見ることができます。

10月8日 皆既月食
半影食始部分食始皆既食始食の最大皆既食終部分食終半影食終
17:1418:1419:2419:54(食分1.171)20:2421:3422:35

 8〜9日の夜に極大を迎える10月りゅう座流星群(ジャコビニ流星群)は,残念ながら今年は条件最悪となっています。皆既月食で月が暗くなった時が狙い目で,ゆっくりとした流星がふわっと飛ぶのを見かけたら,ジャコビニ流星群の流星です。

 22日のオリオン座流星群は,今年は新月前で条件最良。例年1時間に10〜20個の流れ星が観測される流星群で,痕を伴う明るい高速流星が特徴です。
 流星観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。流星観測は身体が冷えますので,防寒対策をしっかりして下さいね。


南中する星座 (秋の星座秋の全天星図

 午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。

 【上旬】 インディアン座(☆) ・ こうま座はちぶんぎ座(☆) ・ やぎ座
 【中旬】 ケフェウス座
 【下旬】 つる座とかげ座ペガスス座みずがめ座みなみのうお座

 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

見やすい星雲星団 (星雲星団を見よう星雲星団一覧表

 【惑星状星雲】 M27 (あれい状星雲,こぎつね座), M57 (環状星雲,こと座), NGC7293 (らせん状星雲,みずがめ座)
 【散光星雲】 NGC7000 (北アメリカ星雲,はくちょう座)
 【球状星団】  M2 (みずがめ座), M15 (ペガスス座), M30 (やぎ座), M56 (こと座)


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
2上弦の月のイメージ上弦:4時33分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時5分
5
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時54分
6
十三夜(後の月)
準惑星 冥王星(134340)が
東矩:12時48分
月が最近:18時39分(視直径32分57秒)
さんかく座 R(周期266.9日,変光範囲5.4等-12.6等)が極大光度
8満月のイメージ天王星が:12時49分(+5.7等,うお座
寒露:17時48分。太陽の黄経が 195度になる。
満月:19時51分 皆既月食(北日本・東日本で全過程見られる)
9
ジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)の極大:8時(条件最悪)
11
おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
16下弦の月のイメージ下弦:4時12分
水星が内合:22時51分
18
月が最遠:15時6分(視直径29分30秒)
20
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:3時58分
秋の土用の入り:20時35分。太陽の黄経が 207度になる。
22
オリオン座流星群が極大(条件最良)
23
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:0時46分
霜降:20時57分。太陽の黄経が 210度になる。
24新月のイメージ金星が外合:3時37分
新月:6時57分(部分日蝕)
しし座 R(周期310日,変光範囲4.4等-11.3等)が極大光度
25
C/2013 A1 サイディング スプリング彗星が近日点通過
28
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:18時24分
31上弦の月のイメージ上弦:11時48分

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