雑節(ざっせつ)とは,二十四節気とは別に設定され,太陰太陽暦(旧暦)の時代から使われており,1873年に現行の太陽暦に改められた後も記載されている暦日です。
何を雑節とするかは諸説あるようですが,下記項目が主な雑節です。
- 冬の土用 立春の直前18日間
- 節分 立春の前日
- 春の彼岸 春分の日を中日として7日間
- 春の土用 立夏の直前18日間
- 八十八夜 立春から数えて88日目
- 入梅 太陽の黄経が80度に達した日
- 半夏生 太陽の黄経が100度に達した日
- 夏の土用 立秋の直前18日間
- 二百十日 立春から数えて210日目
- 秋の彼岸 秋分の日と中日として7日間
- 秋の土用 立冬の直前18日間
旧暦ではこのほか春の社日・二百二十日・秋の社日も雑節に数えられていましたが,現行暦では除かれています。
社日(しゃじつ)は土地の神を祭り,豊作を祈る日です。
- 春の社日(春社) 立春後の第五の戊(つちのえ)の日
- 秋の社日(秋社) 立秋後の第五の戊(つちのえ)の日
- 二百二十日 立春から220日目で9月11日頃にあたる厄日
また,三元(上元・中元・下元)と大祓を雑節に加えることもあります。
- 上元(じょうげん) 1月15日 小正月
- 中元(ちゅうげん) 7月15日 盂蘭盆会
- 下元(かげん) 10月15日 十日夜(とおかんや)・亥の子など
- 大祓(おおはらい) 6月30日・12月31日 6月と12月の晦日
参考:
・暦Wiki/季節/雑節とは? – 国立天文台暦計算室
・「雑節(ざっせつ)」 | ことば(放送用語) – 放送現場の疑問・視聴者の疑問 | NHK放送文化研究所