ベイリー・ビーズ

 ダイヤモンドリングの中でも,特に,月表面に連続する山や谷から太陽の光がいくつもこぼれ,まるで光の数珠が繋がったように見える現象をベイリー・ビーズと呼びます。

 この現象は,1836年の皆既日食の時に,イギリスの天文学者ベイリー (1774-1844, Francis Baily) によって発見され,彼の名前をとって“ベイリー・ビーズ” (Baily’s Beads) と呼ばれます。
 同じ日食を見ていても,観測場所が少し離れると,そこから見える月の地形によってダイヤモンド・リングが見えたり,ベイリー・ビーズが見えたりします。

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