残暑の厳しい西日本でも,10月になるとようやく本格的な秋の訪れ。北日本や山間部ではそろそろ冬支度です。
秋雨前線が去ったあとは,大陸の乾いた空気に覆われて晴れる日が多くなり,空も青く高く澄んできます。
休耕田のそばを通り過ぎると,色とりどりのコスモスが風に揺れていたりして綺麗です。
古代ローマの8月
10月のことを,英語ではOctoberと呼びますが,これは「8番目(Octa-)の月」という意味です。
Septemberのお話でも書きましたが,古代ローマ暦では1年の始まりは今の3月でした。このため,10月は3月から数えて8番目に当たる月となるのです。
この“8”を意味する接頭語 “octa-” “octo-” は,様々な単語の中に使われています。皆さんは幾つ思い出すことができるでしょうか。
octagon=八角形,octane=炭素を8個持った化合物,octant=八分儀,octave=音楽で使う第8音,octet=は八重唱,octopus=タコ,等々があります。
10月のお話
・神無月
・October
・寒露と霜降
・秋晴れ・露
・鴻鴈来(七十二候 寒露~霜降)
・Harvest Moon
・お月見
・輝け、十月の太陽よ(セイタカアワダチソウ)