寒い日が続きますが,日に日に明るくなっていく日差しには春の気配が漂い始めます。
暦の上でも立春を迎える2月は,春が近づく月です。
そういう2月を日本では陽気が育つ月として来更来(きさらぎ)と呼びました。
西洋でも2月は春が来て生まれ変わる月とされ,2月の英語名 February にはそんな意味が含まれています。
ローマ神話フェブルウス神に祈る月
February は,“罪滅ぼしの月”という意味のラテン語 「Februari」が由来です。
古代ローマ暦では,一年の暦は3月から始まっていました。
このため2月は一年の最後の月となります。
最終月である2月には,新年を迎えるために街や神殿を綺麗に掃除する習慣がありました。今の日本の年末大掃除と同じですね。
また,15日には新年を迎えるための厄払いの儀式 Februa が行われ,この儀式の主神が清めの神フェブルウス (Februus)でした。
この儀式(Februa)または主神(Februus)の名前が「Februari」(罪滅ぼしの月)の語源となり,英語の Februaryとなりました。
2月のお話
・如月
・February
・立春と雨水
・スターダスト現象・氷霧・星のささやき・光の春
・Wolf Moon(オオカミの満月)
・東風解凍 (はるかぜこおりをとく)
・キャンドルマス(Candlemas Day)
・節分(せつぶん,せちぶん)
・太巻き寿司の丸かぶり
・宝積寺の豆撒式
・灰の水曜日(Ash Wednesday)