16日の夕刻の空で,水星が東方最大離角を迎えます。
日没直後の明るい空ですが,水星よりもっと低い位置に金星が輝いていますので目印になるでしょう。下の図は16日午後6時10分(18時10分)の東京の空ですが,水星の地平線高度は13°,金星の地平線高度は10°,大変低い位置ですが,水星としては高い方です。
水星は太陽から離れず見る機会が大変少ない惑星で,地動説で有名なコペルニクスも死の床で水星を見る機会がなかったことを嘆いたという逸話が残っているくらいです。
太陽が沈んでから,双眼鏡を使って真西の地平線近くを探してみて下さい。
この東方最大離角の日の前後,水星と金星は日々位置を変えながら寄り添っています。地平線近くで都会で見るのは難しい位置ですが,特に6日と18日にはかなり接近して見えますので,空の開けた場所へ行くことが可能でしたら双眼鏡などを用いて2つの内惑星の会合を楽しんで見てください。
31日の満月は2日に続き3月の2回目の満月で,ブルームーンとなります。次のブルームーンは2020年10月に訪れます。
南中する星座
午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
上旬 | いっかくじゅう座・ふたご座 |
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中旬 | こいぬ座・とびうお座(☆)・とも座・やまねこ座 |
下旬 | かに座 ・りゅうこつ座 |
見やすい星雲星団
惑星状星雲 | M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座) |
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散光星雲 | M42 (オリオン大星雲/オリオン座) |
散開星団 | M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M44 (プレセペ/かに座) |
銀河(系外星雲) | M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座) |
惑星用語の説明 月の形の変化について
日 | 曜 | 月 | 天文現象 |
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1 | 木 | ふたご座 R(周期373日,変光範囲6.0等-14.0等)が極大光度 | |
2 | 金 | 満月:9時51分 | |
5 | 月 | 海王星が合:8時19分 | |
6 | 火 | 啓蟄:0時28分。太陽の黄経が 345度になる。 水星が金星の北1°24’:3時28分 |
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7 | 水 | 月が木星の北4°06’:15時56分 | |
9 | 金 | 下弦:20時20分 | |
11 | 日 | 月が最遠:18時14分(視直径28分32秒,1.053) | |
14 | 水 | 小惑星(4)ベスタが西矩:15時46分 ぎょしゃ座 R(周期462日,変光範囲6.7等-13.9等)が極大光度 |
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16 | 金 | 水星が東方最大離角:0時10分(-0.2等,離角18°.4) | |
17 | 土 | 新月:22時12分 | |
18 | 日 | 春の彼岸の入り 水星が金星の北3°53′:10時17分 |
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21 | 水 | 春分:1時15分。太陽の黄経が 0度になる。 | |
25 | 日 | 上弦:0時35分 | |
27 | 火 | 月が最近:2時17分(視直径32分22秒,0.950) 火星が西矩:8時31分 |
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30 | 金 | ペガスス座 R(周期374日,変光範囲6.9等-13.8等)が極大光度 | |
31 | 土 | 土星が西矩:14時33分 満月(ブルー・ムーン):21時37分 |