新年おめでとうございます。
二十四節気では小寒と大寒を迎え「寒の内」と呼ばれる1月は,最も冬らしい月とも言えましょう。
寒さもいよいよ厳しくなってきました。
今月は雪と氷に因んだ用語を見てみましょう。
霧氷(むひょう)
氷点下になっても氷にならない(過冷却)霧の粒や水蒸気が,木の枝などに付着してできる氷の粒のこと。
樹氷,樹霜,粗氷の3種類に分類されます。
樹氷(じゅひょう)
氷点下の濃霧が季節風に吹き付けられ,木の枝などに凍り付いたもので,別名氷花(ひょうか)。
細い氷のすじが風の方向へ伸びて,その形は魚のひれ,鳥の羽毛,花などに例えられます。尾びれ状になったものを海老の尻尾(えびのしっぽ)と呼びます。
樹霜(じゅそう)
空気中の水蒸気が昇華(水滴にならずに氷になる)して木の枝などにつく氷の結晶のこと。
粗氷(そひょう)
粒の大きな霧氷のことで,過冷却の比較的大きな霧の粒が凍り付いてできます。樹氷より気温が高いときにできやすく,氷の内部に小さな気泡が入っているので,乳白色をしています。
雪起こし(ゆきおこし)
雪国で,降雪中または降雪前に鳴る雷のこと。発達した積乱雲からの雷鳴であるため,大雪の前兆になることが多く注意が必要です。
1月のお話
・睦月
・January
・小寒と大寒
・Moon After Yule
・ 芹乃栄(せりすなわちさかう)
・節句
・福笹
・公顕祭とクリスマス・ツリー
・どんどや
参考
- 〔精選版〕日本国語大辞典
- 空の名前(高橋健司著,光琳社出版)