2019年4月の星空

星空解説

 4月、旧暦の名称は卯月
 日が長くなり、花曇りや菜種梅雨の季節で天気は安定せず、晴れても春霞で空はぼんやり。
 星を観察する条件は今ひとつです。

 けれど春は大気の揺らぎが少なく空気の状態が安定し,小望遠鏡で月や惑星を観察するには良い季節です。望遠鏡を持っていない方も、公共天文台などで開催されている観望会などを捜して見に行ってみては如何でしょう。
 9日の夕刻は、西空で月齢4の細い月と火星が仲良く並んでいます。近くにはプレアデス星団やヒアデス星団もあり賑やかです。

 12日には、明け方の空で水星が西方最大離角を迎えます。
 しかし、日の出直前の薄明の中、見るのはかなり難しそう。下の図は東京における午前4時30分の空ですが、水星の地平線高度は3°です。

 水星は短い周期で東方最大離角と西方最大離角を繰り返しますが、黄道の傾きによって最大離角の時の地平線高度はかなり違っています。低い位置にあって見えにくいことや,比較的見えやすい高さになることもありますので,無理せず条件の良いときを狙いましょう。

 今回の西方最大離角は厳しい条件となりますので,空が地平線まで見渡せるような場所で双眼鏡を使って捜しましょう。

 下の図は4月12日午前4時30分の空です。

 例年ゴールデンウィーク前に迎える4月こと座流星群の極大ですが、今年は極大が午前中で観測不可能な上に月齢17。一晩中明るい月が見えていて条件最悪です。
  条件が良い年ならば1時間に15~20個程度の流星が期待できる群ですが、 そもそも春霞で空がぼやけている季節な上にこの条件ですから、今年の予想流星数は1時間あたり7個です。
 流れ星を観察される方は、4月といっても夜中は冷えますので十分に防寒対策を行ってください。

 参考: 流れ星を見てみよう


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

春の星座春の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
  • 散開星団
    • M44 (プレセペ/かに座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

惑星用語の説明月の形の変化について

日 曜日月相天文現象
1月が最遠:9時14分(視直径29分27秒,1.055)
5🌑清明:10時51分。太陽の黄経が 15度になる。
新月:17時50分
6小惑星(2)パラスが最大離角(152°):19時8分
8外縁天体 準惑星 (136472) マケマケが :4時11分
ペガスス座 R(周期374日,変光範囲6.9等-13.8等)が極大光度
12水星(☿)が西方最大離角:4時42分(+0.4等,離角27°.7)
13🌓上弦:4時6分
14土星(♄)が西矩:6時20分
15月がレグルスの北2°45’:17時47分
17月が最近:7時5分(視直径32分48秒,0.947)
春の土用の入り:16時14分。太陽の黄経が 27度になる。
準惑星 冥王星(♇)が西矩:15時22分
19🌕 満月:20時12分
20小惑星(2)パラスが(+7.9等):0時27分
穀雨:17時55分。太陽の黄経が 30度になる。
234月こと座流星群🌠が極大(条件:最悪):9時
天王星(♅)が:12時46分
月が木星(♃)の北1°39’:20時35分
25月が土星(♄)の南0°22’:23時27分
27🌗下弦:07時18分
外縁天体 準惑星 (136108) ハウメアが :10時23分
29昭和の日
月が最遠:3時20分(視直径29分32秒,1.053)