季節の歩みを話題にするとき,立春・大暑・白露・大雪などの名前をよく耳にします。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と言って,太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分です。太陽の黄経(おうけい)(※)が0度になった時を“春分”,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と名付けられています。
(※)黄経とは,天球上で太陽が通る道=黄道における経度のことです。春分の時の太陽の位置=春分点から東回りに計ります。
立春
太陽の黄経が 315度。
大寒から数えて15日目。太陽暦で毎年2月4日頃。
立春(りっしゅん)は,“初めて春の気配が現れてくる日”という意味です。
雨水
太陽の黄経が 330度。
立春から数えて15日目。太陽暦で2月19日頃。
雨水(うすい)は,“暖かくなって雪や氷が溶けて蒸発し,雨水となって降り注ぐ日”という意味です。
まさに春の足音が聞こえてきそうですね。

2月のお話
・如月
・February
・立春と雨水
・スターダスト現象・氷霧・星のささやき・光の春
・Wolf Moon(オオカミの満月)
・東風解凍 (はるかぜこおりをとく)
・キャンドルマス(Candlemas Day)
・節分(せつぶん,せちぶん)
・太巻き寿司の丸かぶり
・宝積寺の豆撒式
・灰の水曜日(Ash Wednesday)