季節の歩みを話題にするとき,立春・大暑・白露・大雪などの名前をよく耳にします。
これらは二十四節気(にじゅうしせっき)と言って,太陽の黄道上の位置によって決められた季節区分です。太陽の黄経(おうけい)(※)が0度になった時を“春分”,そこから太陽が15度進むごとに,清明・穀雨・立夏・小満…と名付けられています。
(※)黄経とは,天球上で太陽が通る道=黄道における経度のことです。春分の時の太陽の位置=春分点から東回りに計ります。
立秋
太陽の黄経が 135度。
大暑から数えて15日目。太陽暦で毎年8月7日~8日頃。
陰暦七月の節で,暦の上で秋が始まる日。初めて秋の気配が現れてくる日のことです。
暑さの峠である土用は立秋に明け,これ以降の暑さは“残暑”と呼ばれます。実際に立秋を境目に1日の平均気温は少しずつ低くなり,季節は秋へと進み始めます。
処暑
太陽の黄経が 150度。
立秋から数えて15日目。太陽暦で8月23日頃。
暑さの峠を越えて後退し始める頃,という意味です。

8月のお話
・葉月
・August
・立秋と処暑
・土用波・秋日照り・夏台風・迷走台風
・涼風至(七十二候 立秋~処暑)
・Grain Moon
・ラマス(Lammas Day)