登場人物
ケイト(Cetus) 6月24日生まれ,かに座B型。 人見知りだがミラとは仲良し。 読書やパソコンが好きなインドア派。 自然科学が好きで天文にも詳しい。 真面目すぎてちょっと頑固。 愛称ケイちゃん。 |
ミラ(Mira) 12月13日生まれ,いて座O型。 元気で好奇心旺盛。 最近の流行は何でもやってみたい。 実はとても努力家。 お洒落も勉強も好きで頑張る。 愛称ミーちゃん。 |
4月8日はスーパームーンだね! 晴れるといいね!
そうね。
でもスーパームーンは単なる大きな満月。
天文学的には何の意味もないんだよ。
さすがにそれくらい知ってるよぉ。
アメリカの占星術師、
リチャード・ノル氏が言い始めたんだよね。
1970年代だったかな。
さすがミーちゃん。そういうの詳しいね。
スーパームーンの前後に大災害とか,
検証されたわけでもないのに非科学的。
あんまり騒がないで欲しいものだわ。
ケイちゃん、そういうの嫌いだもんね。
確かにねー、
最初は「大災害!」だったのに,
最近は「願い事が叶う」とか目茶苦茶だもんね。
もう偽科学ですらないわ。
占星術と天文学をごっちゃにされるのって
私はもの凄く居心地わるいの。
まぁまぁ落ち着いて(^^;。
でも月が近い時と遠い時で,
こんなに月の大きさが変わると思うと感動するよ。
「今日はスーパームーンだよ」って言えば,
いつも月なんか気にしていない人たちも
月を見て「ほんとだ大きいな」って思うでしょ。
それはそうだね。
地球と月の距離は,最近36万km,最遠40万km。
近い時と遠い時で4万キロも違うし,
見かけの大きさって実は随分変わるよね。
そうそう。
今日は月が大きいなぁと思って調べると
本当に月が近かったりする。
月が楕円軌道で地球を周回しているってことに
興味を持ってもらえるなら,
スーパームーンも天文啓蒙的に意味がありそうね。
うん,そう思う!
そもそもスーパームーンは天文学用語ではないから
天文系組織によって定義も違って面白いよ。
- 国立天文台:スーパームーンという言葉は使わない
- アストロアーツ:「月の近地点通過(月と地球が最接近するタイミング)」と「満月の瞬間」が「12時間(半日)以内」の場合のその前後の夜に見える満月がスーパームーン
- リチャード・ノル氏:軌道上で地球に90%以内の最接近をした新月または満月(地球・月・太陽が一直線に並び,月が地球に最も接近した状態)
何と,リチャード・ノル氏の定義だと
月最近の時の新月もスーパームーンなんだね。
新月は見えないから盛り上がらないし,
満月ばかりが騒がれることになったんだね。
そうだねー。最近は騒ぐ要素が更に増えてるよ。
月最近の前後1時間以内のスーパームーンを
「エクストリーム・スーパームーン」とか
「エクストラ・スーパームーン」って呼ぶそうな。
1時間以内か!
確かにそれは厳しい条件だ。
火星の大接近程度には見応えがありそうだね。
スーパームーンの結果は
→ ケイトとミラのスーパームーン (2)