シロバナタンポポ

2023年03月の星空

星空解説

ミラ
暖かくなって早起きも楽になったね!

 春分を迎える3月は,ぐんぐんと日が長くなっていきます。春分や秋分の頃は,日の出や日没の位置も日々大きく移動します。

 空は春霞で菜種梅雨で雨も増えますが,春になると大気が安定します。小望遠鏡で月や惑星の観察には良い季節です。


月と火星の合

ケイト
惑星と月のランデブーぜひ見てみよう!

 今月は,水星は外合を迎えて観察には不向き。木星と金星は夕刻の西空低く見えていますが,徐々に見えにくくなっていきます。土星も日の出前の東の空低い位置。
 唯一見やすい位置に出ているのがおうし座を移動中の火星です。

 月末には,細い月と接近する様子が観察できますので,月と火星の位置関係が毎日変わっていく様子を見てみましょう。

2023年3月28日 20時 月と火星の合
2023年3月28日 20時 月と火星の合

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬いっかくじゅう座ふたご座
中旬こいぬ座とびうお座(☆)・とも座やまねこ座
下旬かに座 ・りゅうこつ座

春の星座
春の全天星図


見やすい星雲星団

惑星状星雲M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M44 (プレセペ/かに座)
銀河(系外星雲)M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表


2023年3月のカレンダー

曜日月相天文現象
1不成就日・一粒万倍日
3上巳(桃の節句)
4月が最遠(1.057):03時00分
6啓蟄(太陽の黄経 345度):05時36分
八せん終わり
7満月のイメージ満月:21時40分
9不成就日・一粒万倍日・三隣亡
11水星(☿)が地球最遠(距離 1.369au):10時13分
15下弦の月のイメージ下弦:11時08分
16海王星(♆)が:08時39分
一粒万倍日
17火星(♂)が東矩:03時10分
海王星(♆)が地球最遠(距離 30.905au):06時05分
水星(☿)が外合:19時45分
不成就日
18春の彼岸入り
20月が最近(0.944):00時13分
21春分(太陽の黄経 0度):06時24分
準惑星 (1) ケレスが :16時40分
🎌 春分の日
社日・天しゃ・一粒万倍日・三隣亡
22新月のイメージ新月:2時23分
23アルゴル型食変光星 アルゴル極小:19時25分
世界気象デー・不成就日
24春の彼岸明け
25電気記念日
27十方ぐれ入り
28火星が月と合(離角 -2°18′):22時19分
一粒万倍日
29上弦の月のイメージ上弦:11時32分
30準惑星 (136472) マケマケが:03時57分
31月が最遠(1.053):20時17分
不成就日

2023年/令和5年/皇紀2683年/平年/ 癸卯(みつのとう)

惑星用語の説明
月の形の変化について


3月のお話

弥生
March
啓蟄と春分
春一番・花散らし・春嵐
Lenten Moon(受難節:レントの月)
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
灰の水曜日(Ash Wednesday)
聖パトリック祭(St Patrick’s Day)
イースター・エッグ(Easter egg)

シロバナタンポポ
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データ出典:

・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization
・流星 流星電波観測国際プロジェクト
・アルゴル極小予報 予報 | 日本変光星研究会
・東京都神社庁選定「神社暦」