星空解説
厳寒期ですが,冬の星座は明るい星が多く豪華です。防寒対策をしっかりして星座観察をしてみましょう。
オリオン座のような特徴ある星の並びがある冬は,初心者が星座を覚えるのに良い季節です。
10日,夕刻の西空で水星が東方最大離角を迎えます。
日没直後の17時45分頃の東京での地平線高度が11°。水星としてはかなり高い位置で見るチャンスです。
水星を見てみたい方は,予め西の空がよく開けた場所を捜しておきましょう。低い位置は霞んでいて見にくいので,双眼鏡があると便利です。
2月~4月は夕空の黄道光が観望好期です。
黄道光とは日没直後に黄道に沿ってぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら,日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。
南中する星座
午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
見やすい星雲星団
惑星状星雲 | M1 (かに星雲/おうし座) M97 (おおぐま座) |
---|---|
散光星雲 | M42 (オリオン大星雲/オリオン座) |
散開星団 | M35 (ふたご座) M36・M37・M38 (ぎょしゃ座) M45 (プレアデス星団,すばる/おうし座) |
銀河(系外星雲) | M81・M82・M101 (おおぐま座) M106 (りょうけん座) |
2020年2月のカレンダー
日 | 曜日 | 月相 | 天文現象 |
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2 | 日 | ? | 上弦:10時42分 |
3 | 月 | 節分 | |
4 | 火 | 立春:18時03分。太陽の黄経が 315度になる。 | |
9 | 日 | ? | 満月:16時33分 |
10 | 月 | 水星が東方最大離角:13時(離角18°12′) | |
11 | 火 | 建国記念の日 月が最近:5時28分(0.938) | |
16 | 日 | ? | 下弦:7時17分 |
19 | 水 | 雨水:8時4分。太陽の黄経が 330度になる。 | |
23 | 日 | 天皇誕生日 | |
24 | 月 | ? | 振替休日 新月:0時32分 |
26 | 水 | 水星が内合:10時45分 月が最遠:20時34分(1.057) | |
29 | 土 | 水星が地球最近:2時48分(0.630au) |
2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)
2月のお話
・如月
・February
・立春と雨水
・スターダスト現象・氷霧・星のささやき・光の春
・Wolf Moon(オオカミの満月)
・東風解凍 (はるかぜこおりをとく)
・キャンドルマス(Candlemas Day)
・節分(せつぶん,せちぶん)
・太巻き寿司の丸かぶり
・宝積寺の豆撒式
・灰の水曜日(Ash Wednesday)
データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization