寒くなってきました。
ハロウィンも終わり,街角には気の早いクリスマスの飾り付けを見かけるようになり,季節は一気に年の瀬へ向かい始めます。
11月は旧暦では“霜月”と呼ばれ,秋の遅い西日本でも11月になると木々が色づき,寒い日には霜が降り始める月です。
道端の草も色を失い,徐々に冬枯れの風景に変わり始めます。
古代ローマの9月
日本では霜月の他にも美しい名前を多々与えられている11月ですが,英語名の「November」は,ローマ暦で“第9番目(Novem)の月”という意味です。
Septemberの項でも紹介しましたが,古代ローマでは一年の始まりが今の3月でした。このため“3月から数えて9番目の月”である今の11月は,「9番目の月」という名で呼ばれたのです。
Nobemberと同じ“第9番目”を語源とする英単語として,“noon”が一番よく知られています。
“noon”は,もともと“日の出から数えて9時間目”という意味で,今では“正午”という意味に使われています。“afternoon”は“正午の後”だから“午後”のこと,午後の挨拶は“good afternoon”になりますね。
11月のお話
・霜月
・November
・立冬と小雪
・霜・霜柱・小春日和・木枯らし一号
・山茶始開(七十二候 立冬~小雪)
・Harvest Moon
・アドベント