2020年05月の星空

星空解説

 今年のゴールデンウィークは5月1日が上弦、5月7日が満月で、5月に入ると月明かりが明るくなり、星空観察には悪条件となります。

 6日にピークを迎えるみずがめ座 η流星群も、残念ながらピークが満月の前日となり条件最悪です。

 みずがめ座 η流星群の母天体は有名なハレー彗星で、痕をともなう明るい高速流星が多い群です。満月の月明かりがあっても、火球クラスの明るい流星が流れれば見られるかもしれません。

 みずがめ座は秋の星座ですから、この季節は流星群の輻射点が昇りきらないうちに薄明となります。流星が見られるのは、だいたい夜半過ぎから薄明が始まるまでの間です。
 今年は6日の朝が極大なので、5日の夜から6日の朝にかけて見るのが良いでしょう。
  みずがめ座 η流星群の 流れ星は、東の空低い位置から空を駆け上るような経路を描いて流れます。

 明け方の流星観測はゴールデンウィークの頃であってもかなり冷えます。十分に防寒対策を行いましょう。

 参考: 流れ星を見てみよう


 4月に引き続き、今月も月が地球に近い位置で満月を迎えます。
 ということは、大きな満月=スーパームーンとなります。

 4月は満月と月最近が同じ日でしたが、5月は月最近の翌日が満月で、1日ずれます。そのため4月より少しだけ小さな満月となりますが、肉眼で違いはほとんどわからないでしょう。満月の大きさは4月に次いで今年2番目です。
 4月の星空で説明しましたが、 スーパームーンという言葉はアメリカの占星術師リチャード・ノル(Richard Nolle)氏が定義したもので,天文学とは関係ありません。けれど,月が楕円軌道を描いて地球を周回していること、月と地球の距離が一定ではないことを知る良いチャンスです。

 地球と月は近い時と遠い時で 4万キロも違うのです。
 2020年の満月で一番大きく見えるのは4月、一番小さく見えるのは10月。5月は4月と同じくらい大きく見えます。

2020年4月の満月と10月の満月の大きさ比較

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません 。

上旬おおぐま座コップ座
中旬
下旬かみのけ座 ・からす座
はえ座(☆)・みなみじゅうじ座(☆)

春の星座
春の全天星図


見やすい星雲星団

惑星状星雲NGC3242 (うみへび座)
M97 (おおぐま座)
散開星団M44 (プレセペ/かに座)
球状星団M3 (りょうけん座)
NGC5139 (ω星団,ケンタウルス座)
銀河(系外星雲)M81・M82・M101 (おおぐま座)
M65・M66 (しし座)
かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表


2020年5月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
1🌓八十八夜
上弦:5時38分
3憲法記念日
4振替休日・みどりの日
5こどもの日
水星(☿)が外合:6時41分
立夏:9時51分。太陽の黄経が 45度になる。
6みずがめ座 η流星群🌠が極大:06時(条件最悪)
月が最近:12時03分(距離 0.936)
7🌕満月:19時45分
14🌗 下弦:23時03分
18月が最遠:16時45分(距離 1.055)
20小満:22時49分。太陽の黄経が 60度になる。
23🌑新月:2時39分
30🌓上弦:12時30分

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について


5月のお話

皐月
May
立夏と小満
筍梅雨・青嵐・メイストーム・茅花流し・走り梅雨・卯の花腐し
Milk Moon(ミルクの満月)
蛙始鳴(かわずはじめてなく)

サツキの花

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization