真冬の池

2020年01月の星空

 2020年(令和2年・皇紀2680年)は閏年。干支は 庚子(かのえね)です。
 今年も宜しくお願い致します。

星空解説

 年始の空を飾るしぶんぎ座流星群(りゅう座 ι流星群 )は,4日の午後5時すぎが極大です。
 今年は3日が上弦。しぶんぎ座流星群の放射点はりゅう座とうしかい座の境界付近にあり,高く上がってくるのは夜半過ぎです。
 4日の夜は極大を終えているので,極大に向かって流星が増えていく3日~4日の夜が流星の見頃かもしれません。極大の前後1日程度はよく流れるので,4日~5日の夜も流星観察に適しています。

 しぶんぎ座流星群は三大流星群の一つで,極大事のZHR=120です。運が良ければ1時間に30~40個の流れ星が見られるかもしれません。
 長時間空を見上げる流星観察にはしっかりとした防寒対策が必要です。流れ星を見てみよう のページを参考に,事前に安全な観察場所を捜して備えるようにしましょう。

しぶんぎ座流星群 の放射点の位置
しぶんぎ座流星群 の放射点高度

 11日の満月では半影月食が起こります。
 下の表は東京での半影月食の時刻ですが,半影月食は肉眼で眺めていてもほとんどわかりません。

状 況年月日時刻
半影食の始2020年01月11日2時5分
食の最大2020年01月11日4時10分
半影食の終2020年01月11日6時14分

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬とけい座(☆)・ペルセウス座
中旬エリダヌス座レチクル座(☆)
下旬おうし座・かじき座(☆)・ちょうこくぐ座

冬の星座
冬の全天星図

見やすい星雲星団

惑星状星雲  M1 (かに星雲/おうし座)
散光星雲  M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団  M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲)  M81・M82 (おおぐま座)

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

2020年1月のカレンダー

曜日月相天文現象
1元日(日の出:札幌07:06,仙台06:53,東京06:50,名古屋07:00,大阪07:05,福岡07:23,那覇07:17)
2月が最遠:10時30分(距離 1.052)
3? 上弦:13時45分
4しぶんぎ座流星群(りゅう座 ι流星群 )が極大:17時20分(条件良)
5地球が近日点を通過:16時48分(0.983au)
6小寒:6時30分。太陽の黄経が 285度になる。
11? 水星が外合:0時19分
満月:4時21分(半影月食)
13成人の日
準惑星 冥王星が:22時20分
14土星が:0時15分
準惑星 (1) ケレスが:2時58分
月が最近:5時21分(距離 0.952)
17? 下弦:21時58分
18冬の土用の入り:1時12分,太陽の黄経が 297度になる。
20大寒:23時55分。太陽の黄経が300度になる。
23天王星が東矩:15時54分
25? 新月:6時42分
30月が最遠:10時30分(距離 1.055)

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について

1月のお話

睦月
January
小寒と大寒
霧氷・雪起こし
Moon After Yule
芹乃栄(せりすなわちさかう)
節句
福笹
公顕祭とクリスマス・ツリー
どんどや

正月の池
1月の池

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization