岩場のハシブトガラス

2022年11月の星空

星空解説

 11月は日暮れが早く,空は高く澄み渡り,晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。
 夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。


惑星

天王星

 9日に天王星がおひつじ座でを迎えます。

ミラ
地域の星空観望会があったら行ってみよう!

 天王星は肉眼では見えないと思うかもしれませんね?
 でも,暗く条件の良い空の下,視力の良い人なら,かろうじて肉眼で確認できます。

 ですから双眼鏡があれば市街地でも確認することができます。また,小望遠鏡なら面積を持った円盤状に見ることができます。

 下の図は衝の日の天王星の位置です。
 天王星は数日経ってもほとんど変わらない場所に見えます。衝の頃は月が明るいので,探してみる時は月が小さい日を選びましょう。
 図はクリックして拡大して見てくださいね。

衝の日の天王星(2022-11-09)
衝の日の天王星(2022-11-09)

火星と月の合

 11日の夜,月と火星が接近する様子が見られます。

 火星は夜半前には東の空高く見えるようになっています。時間は気にしなくても大丈夫です。

火星と月の合(2022-11-11)
火星と月の合(2022-11-11)

木星と土星

 土星はやぎ座にあり,日没後の空に見えています。

 うお座を移動中の木星はまだまだ見頃です。都会の街明かりがあっても十分に見られますので探してみましょう。


流星群

おうし座北流星群

 おうし座北流星群🌠が13日に極大を迎えます。
 HR=5個程度の小さな流星群で,見られるのはせいぜい1時間に2個程度。流星群だからといって沢山流れるわけではありません。

 流星の数は少ないものの,ほぼ一晩中観察でき,10月20日~12月10日頃まで長い期間見られます。
 また火球が流れることもありますので,空を見上げる機会があったら思い出してみましょう。

 母天体は2P/エンケ彗星。
 比較的ゆっくり流れる流星群です。


しし座流星群

 しし座流星群🌠は,18日午前中に極大となります。

 月は下弦を過ぎていて観望の邪魔になるほどではありませんが,極大が夜明け前なので,夜明けに向かって流星が増えていく感じの見え方になります。
 特に流星数が多くなるという予報は出ておらず,1時間に数個程度と予想されます。流星観察をするときは,月が視野に入らないような場所を選びましょう。

ケイト
しし座流星群は,2002年に素晴らしい流星雨になったの。
次の母彗星の回帰でまた見られるといいね!

 しし座流星群の流れ星は,痕を残して高速で流れるのが特徴。しし座が上ってくる明け方に沢山流れます。
 流星観察は11月でもたいへん冷え込みますので,十分に防寒対策をして行いましょう。→ 流れ星を見てみよう

  しし座流星群の母天体,55P/テンペル・タットル彗星は2014年に遠日点を通過し,2031年5月の近日点通過に向けて太陽に近づいてきていますので今後が楽しみな流星群です。


皆既月食

 11月8日(火)は,日本全国で皆既月食が見られます。

 最大食分 1.364。
 皆既が1時間以上続く深い分食で,観察しやすい時間帯です。
 ぜひ見てみましょう。

 月食については 月食を見てみよう のページを参考にしてください。

半影始部分始皆既始食最大
食分
皆既終部分終半影終
17h00m18h08m19h16m19h59m
1.364
20h42m21h49m22h57m

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬
中旬きょしちょう座(☆)
下旬アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

秋の星座
秋の全天星図


見やすい星雲星団

惑星状星雲NGC7293 (らせん状星雲/みずがめ座)
散光星雲
散開星団M34 (ペルセウス座)
M52 (カシオペア座)
h-χ (二重星団/ペルセウス座)
球状星団M2 (みずがめ座)
M15 (ペガスス座)
M30 (やぎ座)
銀河(系外星雲)M31 (アンドロメダ大星雲/アンドロメダ座)
M33 (さんかく座)
M77 (くじら座)

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表


2022年11月のカレンダー

 日 曜日月相天文現象
1上弦の月のイメージ上弦:15時37分
計量記念日
灯台記念日
一粒万倍日
三隣亡
3文化の日
とおかんや(旧暦10月10日)
4一の酉
一粒万倍日
5不成就日
6八せん終わり
炉開き(亥の子の祝い)
7立冬(太陽の黄経 225度):19時45分
天しゃ
8満月のイメージ望(満月):20時02分
皆既月食  食最大:19時59分
世界都市計画の日
9水星(☿)が外合:01時42分
天王星が地球最近(距離 18.687au):10時12分
天王星(♅)が:17時26分(+5.7等)
太陽暦採用記念日
11土星(♄)が東矩:17時04分
火星と月の合:22時34分
13水星が地球最遠(距離 1.447au):18時37分
おうし座北流星群🌠が極大
不成就日
14月が最遠(距離 1.053):15時40分
15七五三
16下弦の月のイメージ下弦:22時27分
二の酉
一粒万倍日
17一粒万倍日
18しし座流星群🌠が極大(条件悪):8時
三隣亡
20水星が遠日点を通過(距離 0.467au):05時38分
21不成就日
22小雪(太陽の黄経 240度):17時20分
23勤労感謝の日
24新月のイメージ朔(新月):7時57分
26月が最近(距離 0.944):10時31分
27十方ぐれ入り
28三の酉
不成就日
一粒万倍日
29一粒万倍日
30上弦の月のイメージ上弦:23時37分
三隣亡

2022年/令和4年/皇紀2682年/平年/ 壬寅(みつのえとら)

惑星用語の説明
月の形の変化について


11月のお話

霜月
November
立冬と小雪
霜・霜柱・小春日和・木枯らし一号
山茶始開(七十二候 立冬~小雪)
Harvest Moon
アドベント

岩場のハシブトガラス
岩場のハシブトガラス

データ出典:

・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization
・アルゴル極小予報 予報 | 日本変光星研究会