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2019年12の星空

 日没が早く夜が長く空も澄んでいる12月は、星空観察に良い季節です。明るい星が多くにぎやかな冬の星座達も,早い時間帯から見られるようになります。

 毎年師走の空を飾るふたご座α流星群ですが,満月直後の極大となり悪条件です。
 それでもさすが流星群の王者ふたご群で,予想HRは40個。 ピークは15日の午前2時で,輻射点が天頂付近にありますし,土曜日から日曜日にかけての夜で曜日まわりも恵まれていますので,月明かりの中で観察されても良いかと思います。

 ふたご座流星群は明るい流星が多いのですが,近年は火球も増えていっそう華やかになってきています。12月5日頃には活動期に入り20日頃まで続き,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群です。
 12月は日没が早く夜が長い季節でもありますから,クリスマスが近くなって月明かりがなくなった頃にでも空を見上げてみてください。偶然明るい流星に出会えるかもしれません。
 流星観察については 流れ星を見てみよう をご参照ください。

 20日に近日点を通過する289P/ブロンパン周期彗星(289P/Blanpain)は,2019年で最も明るくなることが期待されている彗星です。
 ブロンパン周期彗星は公転周期5.32年で,1819年に発見されています。発見後180年以上も見失われていましたが,2003年に再発見され,2009年の回帰では観測されませんでしたが,前回の2014年には確認されています。今年は12月中旬以降はみずがめ座からペガスス座を北上し,5等~6等台で見られる予想です。
 下の星図に近日点通過前後の位置を示しました。 図はクリックすると拡大して見ることができます。

 ところで,彗星は公表されている光度を期待して探すと意外に暗くて見つからないことが多いと思います。
 彗星はぼんやり広がって見える範囲全体の光度が彗星の光度となりますので,同じ等級の恒星より暗く見えるのです。双眼鏡などを準備して探してみて下さい。
 近日点通過前後の彗星の動きは速いので,下の星図に12月の位置を5日おきに示しました。図はクリックすると拡大して見ることができます。

2019年12月~2020年1月 289P/ブロンパン周期彗星

 ふたご座流星群が活動を終える頃,一年の最後を締めくくるこぐま座流星群が流れ始めます。こぐま座流星群は8P/タットル彗星を母天体とする流星群ですが,今年は極大が昼間になってしまいますが,新月直前なので比較的恵まれた条件です。
 明るい流星が北天から緩やかに流れ,HR=3が予想されています。小さな流星群ですが火球が流れることもあります。

 26日の新月はインドネシアやシンガポールなどで金環日食となります。
 日本では部分日食が見られ,南へ行くほど大きく欠けます。また北・東日本では日食中に日没となる日没帯食となります。

地 名食の始食の最大(最大食分)食の終(日没時食分)
稚内14:3215:23(0.228)15:51没(0.15)
札幌14:3115:27(0.265)16:01没(0.14)
仙台14:3015:33(0.348)16:18没(0.11)
東京14:2815:35(0.388)16:30没(0.04)
新潟14:2815:31(0.338)16:27没(0.02)
名古屋14:2415:32(0.372)16:33
大阪14:2215:31(0.369)16:32
広島14:1715:27(0.347)16:29
福岡14:1415:25(0.345)16:28
那覇14:0215:27(0.474)16:40

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

冬の星座
冬の全天星図


見やすい星雲星団

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

  • 惑星状星雲
  • 散光星雲
    • M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
  • 散開星団
    • M34 (ペルセウス座),h-χ (二重星団,ペルセウス座),M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
  • 球状星団
  • 銀河(系外星雲)
    • M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座),M33 (さんかく座),M74 (うお座),M77 (くじら座)

今月のカレンダー

曜日月相天文現象
4 🌓上弦:15時58分
5月が最遠:13時8分(視直径29分32秒,1.052)
7 大雪:19時18分。太陽の黄経が 255度になる。
8小惑星 (2) パラスが:14時2分
11アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時51分
海王星が東矩:6時2分
12 🌕満月:14時12分
14アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時40分
15ふたご座α流星群🌠が極大:2時(条件悪)
18おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
19🌗下弦:13時57分
月が最近:5時25分(視直径32分16秒,0.963)
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:20時19分
20289/P ブロンパン周期彗星が近日点を通過
22冬至:13時19分。太陽の黄経が 270度になる。
23こぐま座流星群🌠が極大:12時(条件良)
24こぎつね座 R(周期136日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
26🌑新月:14時13分(東南アジアで金環日食)
うしかい座 R(周期224日,変光範囲6.2等-13.1等)が極大光度
28木星が:3時18分
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:10時46分

惑星用語の説明
月の形の変化について

12月のお話
師走
December
大雪と冬至
時雨・寒波・年末低気圧
閉塞成冬(七十二候 大雪~冬至)
Hunter’s Moon
アドベント

師走の落ち葉

2019年11月の星空

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。

 6日13日に相次いで極大を迎えるおうし座南流星群とおうし座北流星群ですが,12日が満月なので,どちらも条件は今ひとつです。
 どちらの流星群も HR=3個程度の小さな流星群ですが,10月初旬から11月末まで長い期間見られます。月の影響が少ない10月25日~11月5日が観測の好期です。また月明かりがある日でも火球なら観察できますので,空を見上げる機会があったら思い出して注意しましょう。
 おうし座流星群の流星は,南も北も比較的ゆっくり流れます。

水星の日面通過(1993-11-06)
水星の日面通過(1993-11-06)

 12日には珍しい水星の日面経過(日面通過)が起こりますが,残念ながら日本では夜にあたり見られません。
 日面経過は,水星の内合が軌道の昇交点か降交点付近で起こる場合に見られる現象で,5月か11月に起こります。次に起こるのは2032年11月13日です。

 ちなみに「経過」は大きな天体の前を小さな天体が通過する場合に用いられる天文用語で,小さな天体が大きな天体に隠される「掩蔽(えんぺい)」に対する言葉です。
 参考:えんぺいを見てみよう

 18日のしし座流星群は,下弦前の月が輻射点近くのかに座に明るく輝いており,かなり厳しい条件です。 しし座流星群の流れ星は,痕を残して高速で流れるのが特徴です。流星観察は11月でもたいへん冷え込みますので,十分に防寒対策をして行いましょう。→ 流れ星を見てみよう
  しし座流星群の母天体,55P/テンペル・タットル彗星は2014年に遠日点を通過し,2031年5月の近日点通過に向けて太陽に近づいてきていますので来年以降が楽しみです。

 19日,有名な長周期変光星(ミラ型)のミラ(くじら座ο)が極大を迎えます。
 長周期変光星は恒星の脈動によって明るさが変わる変光星で,明るさの変動がとてもダイナミックです。ミラは暗い時期は望遠鏡を使わないと見えませんが,極大の頃は肉眼で見ることもできるほどの明るさになります。
 長周期変光星の極大は,極大予想の当日だけ明るくなるといったものではなく,明るい状態は極大前後1ヶ月くらい続き,実際の極大日は観測結果に基づき後から割り出されます。
 ミラの極大周期は約11ヶ月なので,前回の極大は2018年12月で今年は11月になります。くじら座は秋の星座で季節的にも丁度見頃。明るい極大のミラは肉眼でもよく見えますので探してみましょう。
 変光星の観測については 変光星を見よう をご覧ください。

ミラ(ο Cet)
ミラ(ο Cet)(クリックして拡大してご覧下さい。)

 28日の夜明けの空では,水星が西方最大離角を迎えます。
 下は午前6時の東京の空ですが,地平線高度は約13°。薄明の中ではありますが,火星とスピカも見えており,水星としてはかなり好条件です。
 日の出前に双眼鏡を使って捜してみて下さい。この日の東京の日の出は6時半頃です。

11月28日早朝の水星の西方最大離角

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC7293 (らせん状星雲/みずがめ座)
  • 散光星雲
  • 散開星団
    • M34 (ペルセウス座)・M52 (カシオペア座)・h-χ (二重星団/ペルセウス座)
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座)・M15 (ペガスス座)・M30 (やぎ座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M31 (アンドロメダ大星雲/アンドロメダ座)・M33 (さんかく座)・M77 (くじら座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表

今月のカレンダー


 日 曜日月相天文現象
1 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時26分
3文化の日
4🌓休日
上弦:19時23分
6アルゴル型食変光星 アルゴル極小:20時4分
おうし座南流星群🌠が極大(条件良)
7月が最遠:17時36分(視直径29分29秒,1.054)
8立冬:2時24分。太陽の黄経が 225度になる。
10小惑星(4)ベスタが最近(1.5649au):14時11分
12🌕水星(☿)が内合(日面経過):0時26分
満月:22時34分
小惑星(4)ベスタが最大離角(170°):22時15分
13おうし座北流星群🌠が極大(条件最悪)
14小惑星(4)ベスタが(+6.5等):18時22分
小惑星(119)アルタエアによるγTau(3.8等)の食:23時2分(6.3秒/房総・伊豆半島)
18しし座流星群🌠が極大(条件悪):14時
19くじら座 ο(ミラ,周期332日,変光範囲2.0等-10.1等)が極大光度
20🌗下弦:6時11分
21アルゴル型食変光星 アルゴル極小:4時8分
22小雪:23時59分。太陽の黄経が 240度になる。
23勤労感謝の日
月が最近:16時41分(視直径32分34秒,0.950)
24アルゴル型食変光星 アルゴル極小:0時57分
金星が木星の南 1°24’:23時0分
26アルゴル型食変光星 アルゴル極小:21時46分
27🌑新月:0時6分
28水星 ☿ が西方最大離角:19時29分(-0.5等,離角20°.1)
29アルゴル型食変光星 アルゴル極小:18時35分

惑星用語の説明
月の形の変化について

11月のお話
霜月
November
立冬と小雪
霜・霜柱・小春日和・木枯らし一号
山茶始開(七十二候 立冬~小雪)
Harvest Moon
アドベント

(紅葉の井の頭公園)

2019年10月の星空

星空解説

 安定した晴れの日が多く日暮れが早く空が高く澄む十月は,星を見るに良い季節です。
 宵の頃には夏の大三角が西空に輝き,夜半前には東の空から賑やかな冬の星座たちが上ってきます。有名なギリシア神話に彩られた秋の星座たちは,ペガススの四辺形からたどってみましょう。

 9日に極大を迎えるりゅう座流星群(ジャコビニ流星群)は,上弦を過ぎた月が大きく輝いていて条件がよくありません。
 しかし母天体のジャコビニ・チンナー彗星が2018年9月に回帰したばかり。大規模な出現は期待できないものの,りゅう座流星群は周期群から定常群へ移行しつつある流星群で,今年は 10月8日23時にも1時間あたり10個程度の出現予報があります。
 輻射点が早めに沈んでしまうので観察時間帯は日没から夜半前まで。非常にゆっくりとした流星がふわっと飛ぶのを見かけたら,ジャコビニ流星群の流星です。できるだけ空の暗い場所でしっかりと防寒対策をして観察しましょう。流星観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。

 11日は名月,十三夜です。
 十三夜は日本独特の行事です。お月見は中秋の名月と後の名月(十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは縁起の悪い“片見月”として忌み嫌われました。
 9月13日に中秋の名月を見た人は,ぜひ十三夜も見上げてみてください。

 22日にはオリオン座流星群が極大を迎えますが,下弦直後の月があって条件は良くありません。
 オリオン座流星群は10月10日から11月5日頃までの長い期間流れますので,放射点が上がってくる夜半過ぎに月明かりの影響がなくなるシーズン後半の夜が狙い目です。痕を伴う明るい高速流星が特徴で,極大に近い頃なら1時間に10~20個の流れ星が期待できます。

 28日を迎える天王星が観望好期です。
 天王星はとても暗い空の下,視力の良い人であればかろうじて肉眼で確認できる程度の明るさです。小さな双眼鏡などがあれば,確認しやすくなります。小望遠鏡では面積を持った円盤状に見ることができます。
 自分でさがすのが難しい人は,ぜひ公共天文台の観測会などに参加して見せてもらいましょう。

 下の図は衝当日の天王星の位置で,黄色の丸で囲まれた位置が天王星です。図はクリックして拡大して見てくださいね。

2019年10月28日22時の空

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M27 (あれい状星雲/こぎつね座)・M57 (環状星雲/こと座)・NGC7293 (らせん状星雲/みずがめ座)
  • 散光星雲
    • NGC7000 (北アメリカ星雲/はくちょう座)
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座)・M15 (ペガスス座)・M30 (やぎ座)・M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

 曜日月相天文現象
6🌓 上弦:1時47分
8寒露:23時6分。太陽の黄経が 195度になる。
9アルゴル型食変光星 アルゴル極小:3時56分
りゅう座流星群🌠(ジャコビニ流星群)の極大:16時(条件悪)
10土星が東矩:19時45分
11月が最遠:3時29分(視直径29分26秒,1.056)
12アルゴル型食変光星 アルゴル極小:0時45分
13うみへび座 R(周期360日,変光範囲3.5等-10.9等)が極大光度
14🌕 体育の日
満月:6時8分
17アルゴル型食変光星 アルゴル極小:18時22分
18準惑星(134340)冥王星が東矩:7時37分
さんかく座 R(周期265日,変光範囲5.4等-12.6等)が極大光度
20水星が東方最大離角:13時2分(-0.1等,離角24°.6)
21🌗 秋の土用の入り:1時57分。太陽の黄経が 207度になる。
下弦:21時39分
22オリオン座流星群🌠が極大(条件悪):9時
24霜降:2時20分。太陽の黄経が 210度になる。
26月が最近:19時39分(視直径33分04秒,0.940)
28🌑新月:12時38分
天王星が:21時30分(+5.7等,おひつじ座
29アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時37分

惑星用語の説明
月の形の変化について

10月のお話
神無月
October
寒露と霜降
秋晴れ・露
鴻鴈来(七十二候 寒露~霜降)
Harvest Moon
お月見
輝け、十月の太陽よ(セイタカアワダチソウ)

2019年10月(パンパスグラス)

2019年9月の星空

星空解説

 9月になると日没時刻が早くなり,夕方早い時間帯から星が見えるようになってきます。
 また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。

 11日みずがめ座を迎える海王星が観望好期です。
 海王星を捜すのは初心者には難しいですが,小望遠鏡で拡大すると,小さな小さな円盤状に見ることができます。公共の天文台の観望会などで見せてもらいましょう。

 下の図は,11日22時の海王星と,ついでに天王星の位置です。
 実際は海王星の近くに中秋の名月をひかえた大きな月があり,11日に見るのはお勧めできません。月末の新月が近い夜の方がお勧めです。海王星は地球からとても遠いので,月末になっても位置はそれほど変化しませんし,大きさも変化しません。
 天王星は海王星より明るいので,双眼鏡があれば位置の確認などもできるかもしれません。

11日の海王星
11日の天王星

 13日はお月見,中秋の名月です。満月は翌14日午後なので,少し欠けた名月になります。
 中秋の名月とは秋の真ん中の日,仲秋(陰暦8月)15日の月のことで,必ずしも満月と同日にはなりません。むしろ中秋の名月と満月が重なることの方が少ないのです。
 中秋の名月は別名芋名月といい,昔から里芋を供える習慣がありました。日本人の主食が里芋だった名残だとも言われます。日本では,お月見は中秋の名月と後の名月十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは片見月として忌み嫌われました。
 十三夜は陰暦9月13日の月のことで,2019年は10月11日です。中秋の名月を見た方は,忘れずに十三夜も眺めましょう。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M27 (あれい状星雲/こぎつね座),M57 (環状星雲/こと座)
  • 散光星雲
    • NGC7000 (北アメリカ星雲/はくちょう座)
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座),M15 (ペガスス座),M30 (やぎ座),M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲/りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
1二百十日
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:21時24分
3水星☿ が外合:16時59分
4火星が:3時45分
6 🌓 木星が東矩:3時59分
上弦:12時10分
7
アンドロメダ座 R(周期409日,変光範囲5.8等-14.9等)が極大光度
8白露:7時17分。太陽の黄経が 165度になる。
109月ペルセウス座ε流星群🌠が極大:8時(条件良)
11海王星が:3時10分(+7.8等,みずがめ座,視直径2秒4)
13中秋の名月
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:8時38分
月が最遠:22時32分(視直径29分24秒,1.057)
14🌕 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時27分
満月:13時33分
16敬老の日
19アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時15分
20秋の彼岸の入り
21アルゴル型食変光星 アルゴル極小:23時4分
22🌗下弦:11時41分
23秋分の日
秋分:16時50分。太陽の黄経が 180度になる。
24アルゴル型食変光星 アルゴル極小:19時53分
28月が最近:11時24分(視直径33分23秒,0.931)
29
🌑新月:3時26分

惑星用語の説明
月の形の変化について

9月のお話
長月
September
白露と秋分
秋雨・秋霖・秋台風
草露白(七十二候 白露~秋分)
Fruit Moon
お月見

2019年9月(秋海棠)

2019年8月の星空

星空解説

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は,1日~7日が「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」となっています。各地で星を見るイベントが開かれますので地域の情報などに注意しましょう。(STARWEEK

 今年の旧暦七夕は7日です。新暦と1ヶ月違いでわかりやすいですね。
 7月7日は梅雨の最中で天気に恵まれない年が多いですが,旧暦の七夕(月齢七の夕)は天気も安定し、織り姫星(こと座のベガ)が天頂付近にあって見やすくなっています。
 七夕の翌日,8日が上弦になりますので,月が傾いて暗くなってきたら空を見上げてみましょう。

 10日,明け方の東の空では水星(☿)が西方最大離角を迎えます。
 午前4時の東京の空で地平線高度は5°。たいへん低い位置ですが,水星を見る条件としては悪い方ではありません。
 地平線まで空がよく見える場所で見ることは勿論ですが,地平線付近は大気による減光で星が暗く見えますので,双眼鏡を準備して探してみましょう。

2019年8月10日午前4時 水星の西方最大離角

 18日には夕刻の西空で金星が東方最大離角を迎えます。宵の明星として燦々と輝いていますから,金星を見誤ることはまずありません。日が暮れて暗くなってきたら西の空を見上げてみましょう。

 毎年お盆休みの頃に見ごろとなるペルセウス座流星群ですが,今年の極大は13日17時。15日に満月をひかえていて月が明るく条件がよくありません。
 ペルセウス座流星群は,月がない好条件なら多い年で1時間に60個(HR60)くらいの流星が期待できますが,今年は予想が50個となっています。東京での13日夜の月没は午前2時半頃なので,ペルセウス座が高くなる夜半すぎから明け方にかけての観望に期待しましょう。
 できるだけ空が暗い場所で,寝転がって空全体が見られるようにするのが沢山の流星を見るコツです。観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

夏の星座夏の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M57 (環状星雲/こと座),M27 (あれい状星雲/こぎつね座)
  • 散光星雲
    • M8 (干潟星雲/いて座),M17 (ω星雲,馬蹄型星雲/いて座),M20 (三裂星雲/いて座)
      他,天の川に多数
  • 散開星団
    • M21・M23・M24・M25 (いて座),M6・M7 (さそり座)
      他,天の川に多数
  • 球状星団
    • M4・M80 (さそり座),M10・M12 (へびつかい座),M13・M92 (ヘルクレス座),M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲/りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表


今月のカレンダー

 曜日月相天文現象
1🌑 新月:12時12分
2 月が最近:16時11分(視直径33分14秒,0.935)
7旧七夕
8🌓 上弦:2時31分
立秋:4時13分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
9こぎつね座 R(周期136日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
10 水星☿ が西方最大離角:8時8分(+0.1等,離角19°.0)
11山の日
12休日
小惑星 (4) ベスタが西矩:4時52分
13金星が外合:3時21分
ペルセウス座流星群が極大:17時(条件悪)
15🌕 満月:21時29分
17月が最遠:19時49分(視直径29分24秒,1.057)
18 はくちょう座κ流星群が極大(条件悪):21時
20小惑星 (3) ジュノーが:20時32分
22りょうけん座 R(周期330日,変光範囲6.5等-12.9等)が極大光度
23🌗準惑星 (1) ケレスが東矩:17時24分
処暑:19時2分。太陽の黄経が 150度になる。
下弦:23時56分
24金星♀ が火星♂ の北0°19’:21時34分
30🌑新月:19時37分
31月が最近:0時53分(視直径33分27秒,0.929)

惑星用語の説明 月の形の変化について

8月のお話
葉月
August
立秋と処暑
土用波・秋日照り・夏台風・迷走台風
涼風至(七十二候 立秋~処暑)
Grain Moon
ラマス(Lammas Day)

2019年8月(桔梗)

2019年7月の星空

星空解説

 7月前半は梅雨の最中で雨が多く夜も短く,星を見るには条件がよくありませんが,学校が夏休みに入る頃になると梅雨明けし,安定した晴れの日が続くようになります。
 このような,太平洋高気圧に覆われ安定した梅雨明け後の天気のことを,梅雨明け十日と呼びます。夏休みに入ると林間学校やキャンプなどで星を見る機会も増えますね。
 今年は8月1日が新月で,7月は後半になるにつれ星空の条件が良くなります。

 さて,7月と言えば七夕。
 七夕の日は例年梅雨の最中で星が見えないことも多いのですが,織り姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)は都会の空の下でもよく見える明るい星です。晴れ間がのぞいたら,ぜひ空を見上げてみて下さい(夏の星座を探してみよう)。
 今年は3日が新月,9日が上弦で,七夕の頃は月明かりにじゃまされず星空を見ることができます。
 曇ってしまったら,8月7日の旧暦七夕を待ちましょう。

 10日いて座土星を迎え観望好機です。
 午後10時には見やすい位置へ上ってきますし、南の空には1ヶ月前の6月11日に衝を迎えたばかりの木星も輝いています。夏の惑星は衝の頃でも低い位置になりますが,木星と土星の間を夏の銀河が流れ,豪華な星空が見られます。
 土星は2025年の環の消失に向かって環が年々閉じていっている最中で,今年の姿をスケッチなどで残しておくと,年々の移り変わりがよく分かります。

2019年7月10日 土星が衝

 15日に準惑星の冥王星がいて座を迎えます。
 冥王星は衝でも暗くて肉眼では見えません。初心者が見るのは難しい星ですので,見たい方は公共天文台の観望会などで見せてもらいましょう。

 毎年夏休みは流れ星が多い季節でもあります。
 7月下旬には8月のペルセウス座流星群も流れ始め,7月中旬~8月中旬は幾つかの流星群が同時に活動をしています。そういうわけで,一年の中でも特に流れ星が多い時期となっているのです。
 今年は8月1日が新月ですので,7月末に揃って極大を迎えるみずがめ座δ南流星群およびやぎ座α流星群が条件最良となっています。みずがめ座δは1時間あたり15個,やぎ座αは1時間あたり5個の流星数が予想されています。
 星空を見上げる機会がありましたら,流れ星にも注意してみてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

夏の星座夏の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M57 (環状星雲,こと座)
  • 散光星雲
    • M8 (干潟星雲,いて座),M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座),M20 (三裂星雲,いて座),ほか天の川に多数
  • 散開星団
    • M21・M23・M24・M25 (いて座),M6 ・M7 (さそり座),ほか天の川に多数
  • 球状星団
    • M3 (りょうけん座),M4・M80 (さそり座),M5 (へび座),M10・M12 (へびつかい座),M13・M92 (ヘルクレス座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲,りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
2半夏生:12時31分。太陽の黄経が 100度になる。
3🌑新月:4時16分
皆既日食(日本からは見られない)
4火星  潜入:15時05分 出現:15時26分(東京)
5 地球が遠日点を通過(152,104,285km):7時11分
月が最近:14時0分(視直径32分51秒,0.946)
7七夕
小暑:18時21分。太陽の黄経が 105度になる。
9🌓上弦:19時55分
10土星が:1時10分(いて座,+0.1等,視直径18″.4)
15海の日
準惑星 冥王星(小惑星番号134340)が:1時32分(いて座,+14.2等)
17🌕 満月:06時38分
部分月食(インド洋~アフリカ方面)
冥王星(14.2等)が12.9等星を掩蔽:21時45分
18小惑星 (2) パラスが東矩:10時42分
19からす座 R(周期319日,変光範囲6.7等-14.4等)が極大光度
20夏の土用の入り:8時23分。太陽の黄経が 117度になる。
夏の土用入りから立秋までの間に暑中見舞いを出す。
21水星が内合:6時52分
月が最遠:8時59分(視直径29分28秒,1.055)
23大暑:11時50分。太陽の黄経が 120度になる。
25
🌗下弦:10時18分
天王星が西矩:15時50分
26うお座 R(周期345日,変光範囲7.0等-16.8等)が極大光度
31みずがめ座 δ南流星群🌠が極大(条件最良):3時
やぎ座 α流星群🌠が極大(条件最良):3時

惑星用語の説明 月の形の変化について

2019年6月の星空

星空解説

 梅雨に入り夜も短く、6月は星を見上げる機会が少なくなる季節です。
 けれど梅雨の晴れ間が広がった日には、夕刻の薄明が終わる頃に天頂付近を見上げてみましょう。
 オレンジ色の1等星が輝いています。

 これはうしかい座 のアルクトゥルスという星で、梅雨時の輝星らしく雨夜の星(あまいのほし)、五月雨星(さみだれぼし)など風情ある和名を持っています。
 また麦が熟れる頃に昇る星であることから、麦星麦熟れ星麦刈り星などの異名も持っています。農事暦と共に生きた、昔の日本人の生活が偲ばれますね。

 今月の見所は、11日を迎える木星(♃) です。
 衝の頃の惑星は、日没頃には東の空に昇り、真夜中に南中、日の出頃に西空へ没するため一晩中見えています。

 衝は惑星が一番地球に近づく時であるため、光度も明るく望遠鏡での観察にも適します。明るいのは衝の当日だけではありませんので、穏やかな雨上がりの夜がありましたらぜひ望遠鏡を向けてみましょう。
 そして、望遠鏡の中の惑星の像がピッタリ止まって見えるような夜があったら高倍率で眺めてみましょう。先月も書きましたが、木星の縞模様をスケッチしてみると、模様をしっかり見るための目が育ちます。
 有名なイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイによって発見された木星の4大衛星(※ガリレオ衛星)も、小望遠鏡で動く様子を観察することが出来ます。

※ガリレオ衛星:木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。ガニメデは太陽系で一番大きな衛星。イオは活火山があることで知られています。

 下の図は6月11日21時(午後9時)の南へ向かって立った時の東京の空です。
 木星は南東の空、約20°の高さまで上ってきています。上弦を過ぎた月が燦々と輝いていますが、木星は負けずに明るく輝いていますからすぐにわかると思います。

 24日の夕空では水星が東方最大離角を迎えます。

 日没が遅い季節なので、薄明の中ようやく水星観察ができるほど暗くなるのは、東京で19時半くらい。まだまだ明るい空ですが、水星よりもっと低い位置に火星も輝いていますので、目印になるかもしれません。
 下の図は24日午後7時30分(19時30分)の東京の空で、水星の地平線高度は12°。とても低い位置ですが、これでも水星としては高い方です。

  水星は太陽から離れず見る機会が大変少ない惑星で、地動説で有名なコペルニクスも死の床で水星を見る機会がなかったことを嘆いたという逸話が残っているくらいです。
 双眼鏡を準備して捜してみましょう。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

夏の星座夏の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M3 (りょうけん座),NGC5139 (ω星団/ケンタウルス座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
3🌑 新月:19時2分
6芒種:8時6分。太陽の黄経が75度になる。
8月が最近:8時15分(視直径32分25秒,0.959)
10🌓上弦:14時59分
11木星が:1時29分(へびつかい座,-2.6等,視直径46″.0)
入梅:13時32分。太陽の黄経が80度になる。
12海王星が西矩:10時03分
17🌕満月:17時31分
18水星(☿)が火星(♂)の北0°14’:23時34分
19ぎょしゃ座 R(周期462日,変光範囲6.7等-13.9等)が極大光度
22 夏至:0時54分。太陽の黄経が 90度になる。
23月が最遠:16時50分(視直径29分32秒,1.052)
24水星(☿)が東方最大離角:8時16分(+0.6等,離角25°.2)
25🌗下弦:18時46分

惑星用語の説明月の形の変化について

2019年5月の星空

星空解説

 今年のゴールデンウィークは、4月27日が下弦、5月5日が新月となっており星空観察には好条件の月まわりです。
 このため、6日にピークを迎えるみずがめ座 η流星群は条件最良。1時間あたり20個の流星が予想されており、運が良ければ火球も見られるかも知れません。

 みずがめ座 η流星群の母天体は有名なハレー彗星ですが、今年はハレー彗星から放出されたダストトレイルの接近が4日13時~19時6日21時~7日5時に予想されています。

 みずがめ座は秋の星座ですから、この季節、流星群の輻射点が昇りきらないうちに薄明となります。流星が見られるのは、だいたい夜半過ぎから薄明が始まるまでの間、6日の夜に見るのが良いでしょう。
  みずがめ座 η流星群の 流れ星は、東の空低い位置から空を駆け上るような経路を描いて流れます。

 明け方の流星観測はゴールデンウィークの頃であってもかなり冷えます。十分に防寒対策を行いましょう。

 参考: 流れ星を見てみよう

 6月11日へびつかい座を迎える木星が、 夜半には見やすい位置に上ってくるようになります。
 春は空気が安定し大気の揺らが少ないため、小望遠鏡で惑星観察をするには良い季節です。 天体望遠鏡を使える環境をお持ちでしたら、木星を観察してみては如何でしょう。
 木星はひときわ明るく輝いていて、すぐに見つけることができます。また、月明かりや街明かりのある明るい空でも、支障なく望遠鏡で観察できます。 そして低倍率でも衛星の動きや縞模様を楽しむことができます。

 望遠鏡で木星をとらえたら、是非スケッチをしてみましょう。スケッチをすることにより目が惑星に慣れ、何度か続けているとだんだん模様がよく見えるようになっていきます。
 木星の近くに衛星が見えたら、それは ガリレオ衛星(※)と呼ばれる4個の衛星の中のどれかです。
 望遠鏡を持たない方も、地域にある公共の天文台の観望会を捜して出かけてみると、大きな望遠鏡で木星を見せてもらえるかもしれません。

※ガリレオ衛星:木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。ガニメデは太陽系で一番大きな衛星。イオは活火山があることで知られています。

 下の図は5月10日午後11時(23時)の空です。
 木星は南東の空、18°の高さに見えています。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため、日本からは見えません

春の星座春の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
  • 散開星団
    • M44 (プレセペ/かに座)
  • 球状星団
    • M3 (りょうけん座),NGC5139 (ω星団,ケンタウルス座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
2八十八夜
3憲法記念日
4みどりの日
5 🌑こどもの日
新月:7時45分
りゅう座 R(周期248日,変光範囲6.7等-13.2等)が極大光度
6休日
立夏:4時3分。太陽の黄経が 45度になる。
わし座 R(周期272日,変光範囲5.5等-12.0等)が極大光度
みずがめ座 η流星群が極大:23時(条件最良)
12🌓上弦:10時12分
14月が最近:6時53分(視直径32分22秒,0.960)
17うしかい座 R(周期224日,変光範囲6.2等-13.1等)が極大光度
19🌕満月:6時11分
21小満:16時59分。太陽の黄経が 60度になる。
水星(☿)が外合:23時33分
25こじし座 R(周期378日,変光範囲6.3等-13.2等)が極大光度
26月が最遠:22時27分(視直径29分34秒,1.051)
27🌗下弦:1時34分
小惑星(1)ケレスが最近(1.7513au):6時21分
29小惑星(1)ケレスが最大離角:11時38分
小惑星(1)ケレスが:20時23分(+7.0等)

惑星用語の説明月の形の変化について

2019年4月の星空

星空解説

 4月、旧暦の名称は卯月
 日が長くなり、花曇りや菜種梅雨の季節で天気は安定せず、晴れても春霞で空はぼんやり。
 星を観察する条件は今ひとつです。

 けれど春は大気の揺らぎが少なく空気の状態が安定し,小望遠鏡で月や惑星を観察するには良い季節です。望遠鏡を持っていない方も、公共天文台などで開催されている観望会などを捜して見に行ってみては如何でしょう。
 9日の夕刻は、西空で月齢4の細い月と火星が仲良く並んでいます。近くにはプレアデス星団やヒアデス星団もあり賑やかです。

 12日には、明け方の空で水星が西方最大離角を迎えます。
 しかし、日の出直前の薄明の中、見るのはかなり難しそう。下の図は東京における午前4時30分の空ですが、水星の地平線高度は3°です。

 水星は短い周期で東方最大離角と西方最大離角を繰り返しますが、黄道の傾きによって最大離角の時の地平線高度はかなり違っています。低い位置にあって見えにくいことや,比較的見えやすい高さになることもありますので,無理せず条件の良いときを狙いましょう。

 今回の西方最大離角は厳しい条件となりますので,空が地平線まで見渡せるような場所で双眼鏡を使って捜しましょう。

 下の図は4月12日午前4時30分の空です。

 例年ゴールデンウィーク前に迎える4月こと座流星群の極大ですが、今年は極大が午前中で観測不可能な上に月齢17。一晩中明るい月が見えていて条件最悪です。
  条件が良い年ならば1時間に15~20個程度の流星が期待できる群ですが、 そもそも春霞で空がぼやけている季節な上にこの条件ですから、今年の予想流星数は1時間あたり7個です。
 流れ星を観察される方は、4月といっても夜中は冷えますので十分に防寒対策を行ってください。

 参考: 流れ星を見てみよう


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

春の星座春の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
  • 散開星団
    • M44 (プレセペ/かに座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

惑星用語の説明月の形の変化について

日 曜日月相天文現象
1月が最遠:9時14分(視直径29分27秒,1.055)
5🌑清明:10時51分。太陽の黄経が 15度になる。
新月:17時50分
6小惑星(2)パラスが最大離角(152°):19時8分
8外縁天体 準惑星 (136472) マケマケが :4時11分
ペガスス座 R(周期374日,変光範囲6.9等-13.8等)が極大光度
12水星(☿)が西方最大離角:4時42分(+0.4等,離角27°.7)
13🌓上弦:4時6分
14土星(♄)が西矩:6時20分
15月がレグルスの北2°45’:17時47分
17月が最近:7時5分(視直径32分48秒,0.947)
春の土用の入り:16時14分。太陽の黄経が 27度になる。
準惑星 冥王星(♇)が西矩:15時22分
19🌕 満月:20時12分
20小惑星(2)パラスが(+7.9等):0時27分
穀雨:17時55分。太陽の黄経が 30度になる。
234月こと座流星群🌠が極大(条件:最悪):9時
天王星(♅)が:12時46分
月が木星(♃)の北1°39’:20時35分
25月が土星(♄)の南0°22’:23時27分
27🌗下弦:07時18分
外縁天体 準惑星 (136108) ハウメアが :10時23分
29昭和の日
月が最遠:3時20分(視直径29分32秒,1.053)