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2018年8月の星空

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は,1日~7日が「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」となっています。各地で星を見るイベントが開かれますので地域の情報などに注意しましょう。(STARWEEK

 今年の8月は,大接近を迎えた火星,夕空で明るく輝く金星,条件の良いペルセウス座流星群など楽しみがいっぱいです。特に前半は月明かりに邪魔されずに星空観察ができますので狙い目です。火星は大接近当日を過ぎても当分は変わらぬ明るさで見応えたっぷりです。

 毎年お盆休みの頃に見ごろとなるペルセウス座流星群ですが,今年の極大は13日10時。11日に新月を迎えたばかりで一晩中月明かりのない最良の条件です。
 ペルセウス座流星群は,月がない好条件なら多い年で1時間に60個(HR60)くらいの流星が期待でき,特にペルセウス座が高くなる夜半すぎから良く流れます。できるだけ空が暗い場所で,寝転がって空全体が見られるようにしましょう。観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。

 今年の旧暦七夕は17日です。
 7月7日は梅雨の最中で天気に恵まれない年が多いですね。旧暦の七夕(月齢が七の夕)の頃は織り姫星(こと座のベガ)が天頂付近にあって見やすくなっています。18日が上弦ですので,月が傾いて暗くなってきたら空を見上げてみましょう。

 18日には夕刻の西空で金星が東方最大離角を迎えます。宵の明星として燦々と輝いていますから,金星を見誤ることはまずありません。日が暮れて暗くなってきたら西の空を見上げてみましょう。

金星の東方最大離角(2018-08-18 18時30分)
金星の東方最大離角(2018-08-18 18時30分)

 
 また月末の27日には明け方の東の空で水星が西方最大離角となります。図は当日午前4時半の東の空。水星はポルックス・プロキオンと正三角形を描く位置にあります。水星の地平線高度は8°58’。空が開けた場所で双眼鏡を使って捜してみましょう。

水星の西方最大離角(2018-08-27 04時30分)
水星の西方最大離角(2018-08-27 04時30分)

南中する星座

 午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 へびつかい座ヘルクレス座りゅう座・さいだん座(☆)
中旬 へび座(尾部)
下旬 こと座たて座みなみのかんむり座

夏の星座夏の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M57 (環状星雲/こと座),M27 (あれい状星雲/こぎつね座)
散光星雲 M8 (干潟星雲/いて座),M17 (ω星雲,馬蹄型星雲/いて座),M20 (三裂星雲/いて座)
他,天の川に多数
散開星団 M21・M23・M24・M25 (いて座),M6・M7 (さそり座)
他,天の川に多数
球状星団 M4・M80 (さそり座),M10・M12 (へびつかい座),M13・M92 (ヘルクレス座),M56 (こと座)
銀河(系外星雲) M51 (子もち星雲/りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表
 
 


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
2 木星が東矩:3時53分
3 小惑星(3) ジュノーが西矩:7時0分
5 下弦の月のイメージ 下弦:3時18分
6 アンドロメダ座 R(周期409日,変光範囲5.8等-14.9等)が極大光度
7 立秋:22時31分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
8 水星が内合:14時22分
10 C/2016 M1 PANSTARRS彗星が近日点を通過
11 新月のイメージ 山の日
月が最近:3時7分(視直径33分21秒,0.932)
新月:8時58分
グリーンランドから北欧,シベリアで部分日食(日本からは見られない):17時2分
13 ペルセウス座流星群が極大:10時(条件最良)
わし座 R(周期272日,変光範囲5.5等-12.0等)が極大光度
16 C/2017 S3 PANSTARRS彗星が近日点を通過
17 旧七夕
18 上弦の月のイメージ 金星が東方最大離角:2時31分(-4.3等,離角45°.9)
はくちょう座κ流星群が極大(条件良):15時
上弦:16時49分
21 いて座 μの星食(3.8等,福岡潜入:19時20分)
22 いて座 οの星食(3.8等,東京潜入:19時20分)
23 処暑:13時9分。太陽の黄経が 150度になる。
月が最遠:20時23分(視直径29分27秒,1.056)
25 アルゴル極小:3時38分
26 満月 満月:20時56分
27 水星が西方最大離角:5時34分(-0.1等,離角18°.3)
30 アルゴル極小:21時15分

2018年7月の星空

 7月前半は梅雨の最中で雨が多く夜も短く,星を見るには条件がよくありませんが,梅雨明け十日は太平洋高気圧に覆われ安定した晴れの日が続くようになります。この頃は学校が夏休みに入ってキャンプなどで星を見る機会も増えますね。今年は28日が満月で7月後半は月明かりで星空を見上げる条件はよくありませんが,大接近を迎える火星は月明かりの下でも赤々と輝いています。

 7月と言えば七夕ですね。七夕の日は例年梅雨の最中で星が見えないことも多いのですが,織り姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)は都会の空の下でもよく見える明るい星です。晴れ間がのぞいたら,ぜひ空を見上げてみて下さい(夏の星座を探してみよう)。今年は13日が新月で,七夕の頃は月明かりがなく美しい星空を見ることができます。
 曇ってしまったら,8月17日の旧暦七夕を待ちましょう。

 12日に夕刻西空で水星が東方最大離角を迎えます。今回の東方最大離角は比較的高い位置で日没となり,当日の水星の19時30分の地平線高度が9.4°。異例の高い高度です。高いといっても水星ですから地平線すれすれには違いなく,捜してみるなら双眼鏡を用意しましょう。

水星の東方最大離角(2018-07-12 19時30分)
水星の東方最大離角(2018-07-12 19時30分)

 同じく12日に準惑星の冥王星がとなりますが,冥王星は衝でも暗くて肉眼では見えません。初心者が見るのは難しい星ですので,見たい方は公共天文台の観望会などで見せてもらいましょう。

 火星は月末の28日となり,続く31日大接近です。火星は軌道が楕円形なので,同じ衝でも地球との距離が毎回異なっており,8月~9月に衝のとき大接近となります。詳しくは火星の大接近のページをご覧下さい。
 大接近の日は31日ですが,この日だけよく見えるわけではありませんので,晴れた夜に見てみましょう。6月27日に衝を迎えた土星もまだまだ見ごろです。惑星を見るときは時間をかけてゆっくりと目を慣らしていくと,だんだん模様がわかるようになっていきます。火星なら小望遠鏡で白い極冠や模様も見ることができますし,土星なら輪の隙間や縞模様が見えるかもしれません。

火星と土星(2018年7月31日 22時)
火星と土星(2018年7月31日 22時)

 
 7月下旬になると8月のペルセウス座流星群も流れ始めます。7月中旬~8月中旬は幾つかの流星群が活動をしており,一年の中でも特に流れ星が多い時期となっています。星を見る機会がありましたら,流れ星にも注意してみてください。


南中する星座

 午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 おおかみ座てんびん座
中旬 かんむり座こぐま座・じょうぎ座(☆)・ふうちょう座(☆)・へび座頭部・みなみのさんかく座(☆)
下旬 さそり座

夏の星座夏の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M57 (環状星雲,こと座)
散光星雲 M8 (干潟星雲,いて座),M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座),M20 (三裂星雲,いて座),ほか天の川に多数
散開星団 M21・M23・M24・M25 (いて座),M6 ・M7 (さそり座),ほか天の川に多数
球状星団 M3 (りょうけん座),M4・M80 (さそり座),M5 (へび座),M10・M12 (へびつかい座),M13・M92 (ヘルクレス座)
銀河(系外星雲) M51 (子もち星雲,りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表
 
 


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
2 半夏生:6時49分。太陽の黄経が 100度になる。
6 下弦の月のイメージ 下弦:16時51分
7 七夕
地球が遠日点を通過(1.017au. 152,095,566km):1時47分
小暑:12時42分。太陽の黄経が 105度になる。
11 カシオペア座 R(周期435日,変光範囲4.7等-13.5等)が極大光度
12 水星が東方最大離角:14時29分(+0.5等,離角26°.4 )
準惑星 冥王星(小惑星番号134340)が:18時27分(いて座,+14.2等)
みずがめ座 R(周期388日,変光範囲5.8等-12.4等)が極大光度
13 新月のイメージ 新月:11時48分
月が最近:17時25分(視直径33分25秒,0.930)
オーストラリア南部~南極大陸で部分日食:10時48分
16 海の日
20 上弦の月のイメージ 夏の土用の入り:2時34分。太陽の黄経が 117度になる。
夏の土用入りから立秋までの間に暑中見舞いを出す。
上弦:4時52分
21 天王星が西矩:11時56分
27 月が最遠:14時44分(視直径29分24秒,1.057)
28 満月のイメージ 小惑星(2)パラスが:2時45分
満月:5時20分
皆既月食:4時30分(食最大)
火星が:22時17分(-2.8等,やぎ座)
30 みずがめ座 δ南流星群が極大(条件最悪):20時
やぎ座 α流星群が極大(条件最悪):20時
31 火星が大接近:16時50分(-2.8等,視直径24″.3,57,589,633km)

2018年6月の星空

 梅雨に入り夜も短く,6月は星を見上げる機会が少なくなる季節ですが,梅雨の晴れ間が広がった日,薄明が終わる頃に天頂付近を見上げてみましょう。オレンジ色の1等星が輝いています。
 これはうしかい座 のアルクトゥルスという星で,梅雨時の輝星らしく,雨夜の星(あまいのほし),五月雨星(さみだれぼし)など,風情ある和名を持っています。また麦が熟れる頃に昇る星であることから,麦星,麦熟れ星,麦刈り星などの異名も持っています。農事暦と共に生きた,昔の人々の生活が偲ばれますね。

 今月は小惑星ベスタと土星がを迎えます。
 20日に衝となるベスタは5.3等で,双眼鏡があれば十分に見える明るさです。小惑星を見る数少ない機会ですし,近くに似たような明るさの星が少ない領域で,土星も見えています。梅雨の晴れ間を見つけて捜してみてはいかがでしょう。数日おいて捜してみると,小惑星の動きも観察できます。

ベスタの衝(2018-06-20 22時半)
ベスタの衝(2018-06-20 22時半)

 土星は27日いて座を迎えます。衝の頃の惑星は,日没頃には東の空に昇り,真夜中に南中,日の出頃に西空へ没するため一晩中見えています。
 衝の当日は満月に近い大きな月が懸かっていますが,土星が明るいのは当日だけではありません。穏やかな雨上がりの夜がありましたら,望遠鏡を向けてみましょう。そして,望遠鏡の中の惑星の像がピッタリ止まって見えるような夜があったら,ぜひ高倍率で眺めてみましょう。スケッチして今年の姿を記録しておくと翌年との環の開き具合の違いがよくわかります。
 2009年に真横から見た土星の環は,2019年へ向かってどんどん開いており,今年は土星らしい環が小望遠鏡でもわかりやすくなっています。

土星の衝(2018-06-27 22時)
土星の衝(2018-06-27 22時)
 


南中する星座

 午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 おとめ座ケンタウルス座りょうけん座
中旬
下旬 うしかい座 ・コンパス座(☆)

夏の星座夏の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

球状星団 M3 (りょうけん座),NGC5139 (ω星団/ケンタウルス座)
銀河(系外星雲) M81・M82 (おおぐま座),M51 (子もち星雲/りょうけん座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表
 
 


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
3 月が最遠:1時35分(視直径29分29秒,1.054)
へびつかい座 R(周期303日,変光範囲7.0等-13.8等)が極大光度
6 芒種:2時29分。太陽の黄経が75度になる。
水星が外合:12時36分
7 下弦の月のイメージ 下弦:3時32分
10 海王星が西矩:21時46分<
11 入梅:7時55分。太陽の黄経が80度になる。
14 新月のイメージ 新月:4時43分
15 月が最近:8時53分(視直径33分14秒,0.935)
18 へび座 R(周期354日,変光範囲5.2等-14.4等)が極大光度
かに座 R(周期362日,変光範囲6.1等-11.8等)が極大光度
19 小惑星(4)ベスタが最近(1.1416au):16時54分
20 上弦の月のイメージ 小惑星(4)ベスタが:6時4分(+5.3等,いて座)
上弦:19時51分
21 夏至:19時07分。太陽の黄経が 90度になる。
25 こぎつね座 R(周期136日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
27 土星が:21時35分(いて座,+0.0等,視直径18″.4)
28 満月のイメージ 満月:13時53分
30 月が最遠:11時43分(視直径29分25秒,1.056)

2018年5月の星空

 今年は4月30日が満月,5月8日が下弦となっており,ゴールデンウィークは全体的に星空観察の条件が良くありません。
 このため,6日にピークとなるみずがめ座 η流星群も悪条件です。みずがめ座は秋の星座ですから,流星が見られるのは夜半過ぎから薄明が始まるまでの間となり,流れ星は東の空低い位置から空を駆け上るように経路を描いて流れます。本年はダストトレイルが地球軌道に接近する予報があって注目されていますが,月明かりの影響も大きく,1時間に10個程度の出現となりそうです。
 明け方の流星観測は冷えますので,十分に防寒対策を行いましょう。

 参考: 流れ星を見てみよう

 9日にてんびん座でを迎える木星が見ごろです。南の空で一番明るく輝いているのが木星ですから見間違うことはありません。5月頃の晴れた日は大気の揺らが少なく,望遠鏡で惑星観察をするには良い季節です。天体望遠鏡をお持ちでしたらぜひ木星を見てみましょう。低倍率でも縞模様や衛星を見ることができます。
 望遠鏡で木星をとらえたら,スケッチをしてみましょう。スケッチをすることにより目が惑星に慣れて,何度か続けているとだんだん模様がよく見えるようになっていきます。また木星には69個の衛星がありますが,中でも大きな4衛星はガリレオ衛星(※)と呼ばれ,小望遠鏡でも動きを観察することができます。
 望遠鏡を持たない方も,地域にある公共の天文台の観望会を捜して出かけてみると,大きな望遠鏡で木星を見せてもらえるかもしれません。

※ガリレオ衛星:木星に近い順にイオ,エウロパ,ガニメデ,カリスト。ガニメデは太陽系で一番大きな衛星。イオは活火山があることで知られています。

 下の図は5月9日午後10時の空です。
2018年5月9日22時 木星の衝


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 おおぐま座コップ座
中旬
下旬 かみのけ座 ・ からす座 ・ はえ座(☆) ・ みなみじゅうじ座(☆)

春の星座 春の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
散開星団 M44 (プレセペ/かに座)
球状星団 M3 (りょうけん座),NGC5139 (ω星団,ケンタウルス座)
銀河(系外星雲) M81・M82 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
2 八十八夜
はくちょう座 R(周期428日,変光範囲6.1等-14.4等)が極大光度
3 憲法記念日
4 みどりの日
5 こどもの日
立夏:22時25分。太陽の黄経が 45度になる。
6 月が最遠:9時35分(視直径29分32秒,1.052)
みずがめ座 η流星群が極大:17時(条件悪)
7 さんかく座 R(周期265日,変光範囲5.4等-12.6等)が極大光度
8 下弦の月 下弦:11時9分
9 木星が:17時36分(てんびん座,-2.5等,視直径44″.8)
10 こじし座 R(周期378日,変光範囲6.3等-13.2等)が極大光度
きりん座 R(周期266日,変光範囲7.0等-14.4等)が極大光度
11 おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
13 準惑星(1)ケレスが東矩:1時49分
15 新月 新月:20時48分
18 月が最近:6時5分(視直径33分50秒,0.946)
21 小満:11時15分。太陽の黄経が 60度になる。
22 上弦の月 上弦:12時49分
29 満月 満月:23時20分

2018年4月の星空

 4月になると日が長くなり,また花曇りや菜種梅雨の季節で天気も安定せず,晴れても春霞で空はぼんやり。星を観察する条件は悪くなってきます。
 けれど春は大気の揺らぎが少なく空気の状態が安定し,小望遠鏡で惑星を観察するには良い季節です。5月9日に衝を迎える木星が夜半には見やすい位置に上ってきますので,縞模様や衛星の動きを観察してみては如何でしょう。木星はひときわ明るく輝いていてすぐに見つけることができます。また月明かりや街明かりのある明るい空でも観察できます。

 下の図は4月10日午前0時の木星です。
4月10日午前0時の木星

 日付が前後しますが,8日の明け方,下弦の半月と土星と火星が接近し三角形を描きます。早起きしなければなりませんが,惑星と月の接近は星座の知識がなくてもわかる楽しい現象です。

 下の図は4月8日午前4時の空です。
2018年4月8日午前4時 惑星と月の会合
 
 今年は年始のしぶんぎ座流星群が悪条件でしたが,ゴールデンウィーク前の23日午前3時に,4月こと座流星群が好条件で極大を迎えます。
 この季節の午前3時といえば薄明直前ですが,輻射点(流れ星が飛び出すときの中心点)は北東の空高く上っており月明かりもありません。4月こと座流星群は痕を残す明るい高速流星が多く,1時間に15~20個程度の流星が期待できます。
 4月といっても夜中は冷えますので,流れ星を観察をされる方は十分に防寒対策を行ってください。

 参考: 流れ星を見てみよう

 月末の30日には,明け方の空で水星が西方最大離角を迎えます。しかし日の出前の薄明の中,見るのはかなり難しそうです。下の図は東京における午前4時10分の空。水星の地平線高度は3°です。
 水星は短い周期で東方最大離角と西方最大離角を繰り返しますが,黄道の傾きによって最大離角の時の地平線高度はかなり違っています。低い位置にあって見えにくいことや,比較的見えやすい高さになることもありますので,無理せず条件の良いときを狙いましょう。
 今回の西方最大離角は厳しい条件となりますので,空が地平線まで見渡せるような場所で双眼鏡を使って捜しましょう。

 下の図は4月30日午前4時10分の東京の空です。
2018年4月30日午前4時10分 水星の西方最大離角

 30日が満月なので,今年のゴールデンウィークは,前半は夜半過ぎ,後半は宵の口が星を見る条件が良くなります。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 らしんばん座
中旬 ほ座
下旬 うみへび座・カメレオン座(☆)・こじし座・しし座・ポンプ座・ろくぶんぎ座

春の星座 春の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
散開星団 M44 (プレセペ/かに座)
銀河(系外星雲) M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
1 水星が内合:10時07分
2 火星が土星の南1°16′:20時51分
5 清明:5時13分。太陽の黄経が 15度になる。
8 下弦の月 下弦:16時18分
月が最遠:14時31分(視直径29分34秒,1.051)
15 準惑星 冥王星が西矩:3時48分
16 新月 新月:10時57分
おおぐま座 R(周期300日,変光範囲6.5等-13.7等)が極大光度
17 春の土用の入り:10時34分。太陽の黄経が 27度になる。
19 天王星が:4時12分
20 穀雨:12時13分。太陽の黄経が 30度になる。
月が最近:23時41分(視直径32分23秒,0.959)
23 上弦の月 4月こと座流星群が極大(条件:最良):3時
上弦:6時46分
29 昭和の日
30 満月 休日
水星が西方最大離角:3時24分(+0.5等,離角27°.0)
満月:9時58分

2018年3月の星空

 16日の夕刻の空で,水星が東方最大離角を迎えます。

 日没直後の明るい空ですが,水星よりもっと低い位置に金星が輝いていますので目印になるでしょう。下の図は16日午後6時10分(18時10分)の東京の空ですが,水星の地平線高度は13°,金星の地平線高度は10°,大変低い位置ですが,水星としては高い方です。
 水星は太陽から離れず見る機会が大変少ない惑星で,地動説で有名なコペルニクスも死の床で水星を見る機会がなかったことを嘆いたという逸話が残っているくらいです。

 太陽が沈んでから,双眼鏡を使って真西の地平線近くを探してみて下さい。

2018-03-16 18:10 水星の東方最大離角
2018-03-16 18:10 水星の東方最大離角

 この東方最大離角の日の前後,水星と金星は日々位置を変えながら寄り添っています。地平線近くで都会で見るのは難しい位置ですが,特に6日18日にはかなり接近して見えますので,空の開けた場所へ行くことが可能でしたら双眼鏡などを用いて2つの内惑星の会合を楽しんで見てください。
 
 31日の満月は2日に続き3月の2回目の満月で,ブルームーンとなります。次のブルームーンは2020年10月に訪れます。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 いっかくじゅう座ふたご座
中旬 こいぬ座とびうお座(☆)・とも座やまねこ座
下旬 かに座りゅうこつ座

春の星座 春の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M44 (プレセペ/かに座)
銀河(系外星雲) M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 


 
惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
1 ふたご座 R(周期373日,変光範囲6.0等-14.0等)が極大光度
2 満月 満月:9時51分
5 海王星が:8時19分
6 啓蟄:0時28分。太陽の黄経が 345度になる。
水星が金星の北1°24’:3時28分
7 月が木星の北4°06’:15時56分
9 下弦の月 下弦:20時20分
11 月が最遠:18時14分(視直径28分32秒,1.053)
14 小惑星(4)ベスタが西矩:15時46分
ぎょしゃ座 R(周期462日,変光範囲6.7等-13.9等)が極大光度
16 水星が東方最大離角:0時10分(-0.2等,離角18°.4)
17 新月 新月:22時12分
18 春の彼岸の入り
水星が金星の北3°53′:10時17分
21 春分:1時15分。太陽の黄経が 0度になる。
25 上弦の月 上弦:0時35分
27 月が最近:2時17分(視直径32分22秒,0.950)
火星が西矩:8時31分
30 ペガスス座 R(周期374日,変光範囲6.9等-13.8等)が極大光度
31 満月 土星が西矩:14時33分
満月(ブルー・ムーン):21時37分

2018年2月の星空

 厳寒期ですが,冬の星座は明るい星が多く豪華です。防寒対策をしっかりして星座観察をしてみましょう。星座を結ぶのが苦手な人でも,オリオン座のような特徴ある星の並びがある冬は,他の季節より星座を見つけるのが楽になります。

 2月も1月に続いて条件の良い接食が2回起こります。接食とは,星食の中でも月の表面ギリギリのところを恒星が通っていく現象で,ごく限られた地域のみで見ることができ,月の凹凸に見え隠れする星の姿を楽しむことができます。
 2日の接食は満月直後の明るい月ですが,隠される星が1等星のレグルスなので見つけるのは難しくありません。21日の接食は月齢5.6で月の大きさは理想的です。くじら座ξは4.3等星なので慣れた人でないと捜しにくい気がするかもしれませんが,その時刻に月を観察すれば見られます。双眼鏡などを使えば見やすいでしょう。接食観測可能な地域についての詳しい情報は,毎年の『天文年鑑』などで知ることができます。
 どちらの接食も南限界で,星食が見える地域の南端の線上で見られる現象です。接食となる線よりも北の地域では星が月に隠される星食(えんぺい)となります。

 16日の新月では南アメリカ大陸南部から南極大陸にかけて部分日食となりますが,日本では見られません。
 最大食分はチリのサンティアゴで0.076,アルゼンチンのブエノスアイレスで0.165,アルゼンチン南端のウシュアイアで0.379となっていて,太陽の1~3割くらいが隠される部分日食です。

 春,2月~4月は夕空の黄道光が観望好期です。黄道光は日没直後に黄道に沿ってぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら,日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 うさぎ座オリオン座がか座(☆)・テーブルさん座(☆)・はと座
中旬 ぎょしゃ座きりん座
下旬 おおいぬ座

冬の星座 冬の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲) M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
2 準惑星(1)ケレスが最近:0時13分(1.6019au)
レグルスの:4時36分(札幌,潜入)/5時10分(札幌,出現)
レグルスの接食(限界線星食,福井-岐阜-愛知-静岡,南限界):5時10分
3 節分
4 立春:6時28分。太陽の黄経が 315度になる。
準惑星(1)ケレスが:6時53分(+6.8等,かに座)
6 木星が西矩:10時14分
8 下弦の月 下弦:0時54分
11 建国記念の日
月が最遠:23時16分(視直径29分27秒,1.055)
12 振替休日
小惑星(3)ジュノーが:7時31分
14 アルゴル極小:0時58分
16 新月 新月:6時5分(南米~南極方面で部分日食)
アルゴル極小:21時47分
水星が外合:23時13分
19 雨水:2時18分。太陽の黄経が 330度になる。
アルゴル極小:18時36分
21 くじら座ξ(4.3等)の接食(限界線星食,北海道函館-えりも,南限界):19時13分
23 上弦の月 上弦:17時9分
27 月が最近:23時39分(視直径32分48秒,0.947)

2018年1月の星空

 2018年(平成30年)は平年。干支は戊戌(つちのえいぬ)です。
 今年も宜しくお願い致します。

 最初の天文現象は1月2日の明け方,水星の西方最大離角ですが,日の出直前の午前6時10分の地平線高度が4°。大変低く条件が良いとは言えません。空がよく開けた場所の南東の方角を,月や金星,木星の位置を参考に双眼鏡などを用いて捜してみましょう。

2018年1月2日 午前6時10分(東京)
水星の西方最大離角(2018年1月2日 午前6時10分,東京)

 また,4日未明には年始の空を飾るりゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)が極大を迎えます。しかし今年は満月直後の明るい月が一晩中輝いていますので条件は最悪となります。
 極大時刻の午前5時には輻射点は北東の空高く上っていますので,夜半過ぎに天頂から北東にかけて月明かりを避けて観察するようにしましょう。条件は良くないものの,1時間あたり20~30個程度は見ることができるかもしれません。
 長時間空を見上げる流星観察にはしっかりとした防寒対策が必要です。流れ星を見てみよう のページを参考に自分なりの観察ポイントを事前に考えて見てみましょう。

 12日27日には条件の良い接食が見られます。接食とは,星食の中でも月の表面ギリギリのところを恒星が通っていく現象で,ごく限られた地域のみで見ることができます。接食が見ることのできる場所へ行くと,月の凹凸に見え隠れする星の姿を楽しむことができます。接食観測可能な地域については,毎年の『天文年鑑』などで知ることができます。
 12日のてんびん座γの接触も,27日のアルデバランの接食も南限界といって,星食が見える地域の南端の線上で見られ,接食となる線上よりも北の地域では,星が月に隠される星食(えんぺい)となります。

 20日には有名な長周期(ミラ型)変光星であるミラ(くじら座ο)が極大を迎えますが,くじら座は秋の星座で1月後半になるとだんだん観測が難しくなっていきます。
 長周期変光星の極大はその日だけ明るくなるといったものではなく,明るい状態は何日も続きますし,年明け頃には極大に向かってかなり明るくなっています。ミラの極大の明るさは毎回異なりますが,明るい時は肉眼で確認できることも少なくありません。明るくなったミラを捜してみましょう。今回は3等台まで増光し,特に明るい極大となっています。
 ミラの極大周期は約11ヶ月なので1年に1ヶ月ほどずれていきますから,来年はクリスマス頃の極大となり,更にその翌年は秋が深まってくじら座た見やすい季節に極大を迎えるようになります。変光星の観測については 変光星を見よう をご覧ください。

 2018年は1月と7月に皆既月食が見られますが,7月は皆既食の最中に月没となり条件が良くありません。1月31日の月食は観察しやすい時間帯で,日本全国で最初から最後まで見ることができ,最高の条件です。晴れたらぜひ,赤銅色の皆既の月を見上げて下さい。

2018年1月31日~2月1日の皆既月食
半影始 部分始 皆既始 食最大
最大食分
皆既終 部分終 半影終
19:50 20:48 21:51 22:30
1.321
23:08 0:11 1:10

 月食については月食を見てみようのページをごらん下さい。

 また31日の満月はこの月2回目の満月ですので,ブルームーンとなります。
 
 


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 とけい座(☆)・ペルセウス座
中旬 エリダヌス座レチクル座(☆)
下旬 おうし座・かじき座(☆)・ちょうこくぐ座

冬の星座 冬の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲) M81・M82 (おおぐま座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


 
惑星用語の説明 月の形の変化について
 

天文現象
1 元日(日の出:札幌07:06,東京06:51,名古屋07:01,大阪07:05,福岡07:23)
2 満月 水星が西方最大離角:4時58分(-0.3等,離角22°.7 )
月が最近:6時49分(視直径33分20秒,0.928)
満月:11時24分。
3 地球が近日点を通過:14時35分(0.983au/147,097.233km)
4 アルゴル極小:21時27分
りゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)が極大:5時(条件最悪)
5 小寒:18時49分。太陽の黄経が 285度になる。
7 アルゴル極小:18時17分
8 成人の日
9 下弦の月 金星が外合:5時36分
下弦:7時25分
準惑星 冥王星が:17時2分
11 天王星が東矩:22時41分
12 てんびん座γ(3.9等)の接食(限界線星食,京都府-三重県,南限界):5時47分
てんびん座γ(3.9等)の星食(東京,出現):6時16分
13 水星が土星の南0°39’:15時48分
15 月が最遠:11時10分(視直径29分23秒,1.057)
17 新月 新月:11時17分
冬の土用の入り:13時27分,太陽の黄経が 297度になる。
19 アルゴル極小:5時34分
20 大寒:12時9分。太陽の黄経が300度になる。
大寒から立春の間に寒中見舞いを出す。
くじら座 ο(ミラ,周期332日,変光範囲2.0等-10.1等)が極大光度
22 アルゴル極小:2時23分
24 アルゴル極小:23時12分
25 上弦の月 上弦:7時20分<
くじら座μ(4.3等)の星食:20時47分(東京,潜入)
27 アルデバランの:18時57分(札幌,潜入)/19時43分(札幌,出現)
アルデバランの接食(限界線星食,秋田県-岩手県,南限界):19時13分
30 月が最近:18時57分(視直径33分16秒,0.934)
31 満月 準惑星(1)ケレスが最大離角:11時40分(離角167°)
満月(ブルー・ムーン):22時27分。
皆既月食(全国で見られる):食最大22時30分

2017年12月の星空

 9日朝の白昼レグルスは,沖縄から北海道まで全国で見ることができます。

地名 潜入 出現
札幌 8:27 9:28
東京 8:39 9:40
福岡 8:36 9:38
2017年12月9日 レグルス食
2017年12月9日 レグルス食

 毎年師走の空を飾るふたご座α流星群ですが,今年は14日の15時がピークで日中となりますが,月は下弦を過ぎており月明かりの影響も少なく条件は良好です。13日~14日の夜には流星が増えていくのが観察できますし,14日~15日の夜も1時間あたり50個程度の流星が期待できます。
 また,ふたご座流星群は明るい流星がよく飛び近年は火球も増えています。今年と同様の条件で迎えた2009年の極大時には火球が幾つも観測されていますので,今年も期待できるかもしれません。ふたご座流星群は12月5日頃には活動期に入り20日頃まで続き,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群です。12月は日没が早く夜が長い季節でもありますから,機会があったら空を見上げてみてください。偶然明るい流星に出会えるかもしれません。

 ふたご座流星群が活動を終える頃には,今年最後の流星群,こぐま座流星群が流れ始めます。23日0時が極大ですが,上弦前の月は夜半前には沈み,流星観察には良い条件となります。1時間に5個程度の小さな流星群で,明るい流星が北天から緩やかに流れます。
 たまに火球が流れることもありますし,22日23時台には母彗星(8P/タットル彗星)の出すとトレイルとの接近予報もありますので覚えておきましょう。

 流星観察については 流れ星を見てみよう をご参照ください。


南中する星座

 午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 カシオペヤ座ほうおう座
中旬 くじら座さんかく座
下旬 おひつじ座・みずへび座(☆)・ろ座

冬の星座 冬の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

散光星雲 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
散開星団 M34 (ペルセウス座),h-χ (二重星団,ペルセウス座),M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
銀河(系外星雲) M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座),M33 (さんかく座),M74 (うお座),M77 (くじら座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


 
惑星用語の説明 月の形の変化について
 

天文現象
4 満月のイメージ 満月:0時47分
月が最近:17時46分(視直径33分24秒,0.930)
6 海王星が東矩:22時29分
水星と土星が接近(1°21’):20時32分
7 大雪:7時33分。太陽の黄経が 255度になる。
9 レグルスの星食(白昼,東京潜入:8時39分,東京出現:9時40分)
10 下弦の月のイメージ アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:2時1分
下弦:16時51分
13 水星が内合:11時57分
14 ふたご座α流星群が極大:15時(条件良)
15 アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時39分
18 新月のイメージ 新月:15時30分
19 月が最遠:10時26分(視直径29分23秒,1.058)
おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
りゅう座 R(周期146日,変光範囲6.7等-12.1等)が極大光度
22 冬至:1時28分。太陽の黄経が 270度になる。
土星が:63時6分
23 天皇誕生日
こぐま座流星群が極大(条件良):0時
25 いて座 R(周期268日,変光範囲6.7等-13.0等)が極大光度
26 上弦の月のイメージ 上弦:18時20分

2017年11月の星空

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。

 2017年の11月は名月,十三夜で始まります。
 十三夜は日本独特の行事です。お月見は中秋の名月と後の名月(十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは“片見月”として忌み嫌われました。10月4日の中秋の名月を見た人は,ぜひ十三夜も見上げてみてください。

 3日,有名な長周期変光星(ミラ型)はくちょう座χが極大を迎えます。
 長周期変光星は脈動により明るさが変わる変光星で,明るさの変動がとてもダイナミックです。暗い時期は見えませんが極大の頃は肉眼で見ることもできるほどの明るさになります。
 長周期変光星の極大日はあくまで予想の日付,また極大日のみが特別明るいというものでもありません。極大前後1カ月くらい明るい状態が続きますので,晴れた日にさがしてみましょう。長周期変光星の実際の極大日は観測結果に基づき後から割り出されます。
 はくちょう座は夏の星座ですが,夕刻はまだ西空に見えています。
 変光星の観測については 変光星を見よう をご覧ください。

 6日に極大を迎えるおうし座南流星群は,満月直後で今年の条件は最悪ですが,10月初旬から11月末まで長い期間流れます。1時間に5個程度の小さな流星群ですが,月回りが良くなる今月後半あたりからは観測条件も良くなります。18日にはしし座流星群が好条件で極大を迎えますので,合わせて観察できます。
 しし座流星群は,母天体のテンペル・タットル彗星が2014年に遠日点を通過し活動が低下していますが,1時間に10個程度は期待できます。痕が残る高速の流星を見かけたら,しし座流星群の流れ星です。
 流星観察は,十分に防寒対策をして行いましょう。→ 流れ星を見てみよう

 24日の夕空では,水星が東方最大離角を迎えますが,日没直後の17時の地平線高度が6度。地平線まで見えるような空の開けば場所へ行かないと見つけるのは難しいでしょう。南西の方角で,すぐ近くの土星を目印に双眼鏡を使って捜してみて下さい。

水星の東方最大離角 (2017-11-24)
水星の東方最大離角 (2017-11-24)

南中する星座

 午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬
中旬 きょしちょう座(☆)
下旬 アンドロメダ座うお座ちょうこくしつ座

秋の星座 秋の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 NGC7293 (らせん状星雲/みずがめ座)
散開星団 M34 (ペルセウス座)・M52 (カシオペア座)・h-χ (二重星団/ペルセウス座)
球状星団 M2 (みずがめ座)・M15 (ペガスス座)・M30 (やぎ座)
銀河(系外星雲) M31 (アンドロメダ大星雲/アンドロメダ座)・M33 (さんかく座)・M77 (くじら座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


惑星用語の説明月の形の変化について

天文現象
1 十三夜(後の月)
2 小惑星(2)パラスが最近(1.695au)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:19時25分
3 文化の日
はくちょう座 χ(周期408日,変光範囲3.3等-14.2等)が極大光度
4 満月のイメージ 満月:14時32分
5 おうし座流星群が極大(条件最悪)
6 月が最近:9時10分(視直径33分03秒,0.940)
7 立冬:14時38分。太陽の黄経が 225度になる。
うみへび座 R(周期380日,変光範囲3.5等-10.9等)が極大光度
9 小惑星(2)パラスがろ座,+8.2等):13時56分
わし座 R(周期271日,変光範囲5.5等-12.0等)が極大光度
11 下弦の月のイメージ 下弦:23時46分
レグルスの 札幌:潜入:23時46分
13 木星と金星が接近(0°17′):15時10分
14 準惑星(1)ケレスが西矩:2時45分
16 くじら座 R(周期166日,変光範囲7.2等-14.0等)が極大光度
17 アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:3時30分
18 新月のイメージ しし座流星群が極大(条件最良):1時
新月:20時42分
20 アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:0時19分
22 月が最遠:3時53分(視直径29分25秒,1.057)
小雪:6時22分。太陽の黄経が 240度になる。
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:21時7分
23 勤労感謝の日
24 水星が東方最大離角:9時27分(-0.3等,離角22°.0)
27 上弦の月のイメージ 上弦:2時3分
28 水星と土星が接近(3°03′):18時28分