「星空情報」カテゴリーアーカイブ

2020年06月の星空

星空解説

 梅雨に入り、夜が短く、6月は星空を見上げる機会が少なくなる季節です。
 けれど梅雨の晴れ間が広がった日、夕刻の薄明が終わる頃に天頂付近を見上げてみましょう。オレンジ色の1等星が輝いています。

 これはうしかい座 のアルクトゥルスという星で、梅雨時の輝星らしく雨夜の星(あまいのほし)、五月雨星(さみだれぼし)など風情ある和名を持っています。
 また麦が熟れる頃に昇る星であることから、麦星麦熟れ星麦刈り星などの異名も持っています。農事暦と共に生きた、昔の日本人の生活が偲ばれますね。


水星の東方最大離角

 4日の夕空で、水星が東方最大離角を迎えます。

 日没が遅い季節なので、薄明の中ようやく水星観察ができるほど暗くなるのは、東京で19時を過ぎてから。
 下の図は4日午後7時20分(19時20分)の東京の空です。水星の地平線高度は14°。とても低い位置ですが、これでも水星としては高い方です。

  水星は太陽から離れず見る機会が大変少ない惑星で、地動説で有名なコペルニクスも死の床で水星を見る機会がなかったことを嘆いたという逸話が残っているくらいです。
 双眼鏡を準備して捜してみましょう。

水星の東方最大離角(2020年6月4日 19時20分)

惑星観察

 来月を迎える木星と土星が、 夜半には見やすい位置に上ってくるようになります。
 木星も土星もひときわ明るく輝いていて、すぐに見つけることができます。また、月明かりや街明かりのある明るい空でも、支障なく望遠鏡で観察できます。
 小望遠鏡があったら低倍率で衛星の動きや縞模様,環の形を楽しんでみましょう。

 望遠鏡で惑星をとらえたら、是非スケッチをしてみましょう。スケッチをすることにより目が惑星に慣れ、何度か続けているとだんだん模様がよく見えるようになっていきます。
 木星の近くに衛星が見えたら、それは ガリレオ衛星(※)と呼ばれる4個の衛星の中のどれかです。
 望遠鏡を持たない方も、地域にある公共の天文台の観望会を捜して出かけてみると、大きな望遠鏡で見せてもらえるかもしれません。

 土星の環は2009年に真横から見た後、北から眺める形になっています。2017年に一番大きく広がった姿になりましたが、ここ数年は環が見やすい状態です。

※ガリレオ衛星:
木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。ガニメデは太陽系で一番大きな衛星。イオは活火山があることで知られています。

2020年6月15日 2時の木星・土星・火星・月

部分日食

 21日の夏至の日は、日食です。
 アフリカ大陸中部からアラビア半島南部、インド北部、中国南部から太平洋へ抜けるあたりでは金環日食となり、日本では全国で部分日食が見られます。

 参考:日食を見てみよう

地名食始まり食最大(食分)食終わり
札幌16:1217:00(0.290)17:45
仙台16:1217:07(0.400)17:57
東京16:1117:10(0.471)18:03
名古屋16:0817:10(0.512)18:06
大阪16:0617:10(0.538)18:07
広島16:0217:09(0.577)18:09
福岡15:5917:09(0.618)18:11
那覇15:5917:16(0.837)18:23
6月21日の部分日食(東京における食最大時)

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため、日本からは見えません。

上旬おとめ座ケンタウルス座りょうけん座
中旬
下旬うしかい座・コンパス座(☆)

夏の星座
夏の全天星図


見やすい星雲星団

惑星状星雲
散開星団
球状星団M3 (りょうけん座),
NGC5139 (ω星団/ケンタウルス座)
銀河(系外星雲)M81・M82・M101 (おおぐま座),
M65・M66 (しし座),
かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表


2020年6月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
3月が最近:12時38分(距離0.948)
4金星 (♀) が内合:2時44分
水星 (☿) が東方最大離角:8時16分(+0.4等,離角23°.36)
5芒種:13時58分。太陽の黄経が75度になる。
6🌕満月:4時12分(半影月食)
7火星が西矩:22時
10入梅:19時28分。太陽の黄経が80度になる。
11海王星が西矩:18時38分
13🌗下弦:15時24分
15月が最遠:9時57分(距離1.053)
21🌑夏至:6時44分。太陽の黄経が 90度になる。
新月:15時41分
金環日食(日本では全国で部分日食)
28🌓上弦:17時16分
30月が最近:11時13分(距離0.959)

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について


6月のお話

水無月
June
芒種と夏至
入梅・梅雨・五月雨
Flower Moon(花の満月)
螳螂生(かまきりしょうず)
サクサイワマンの太陽の祭り
聖ヨハネ祭と Midsummer Day

6月の薔薇

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization

2020年05月の星空

星空解説

 今年のゴールデンウィークは5月1日が上弦、5月7日が満月で、5月に入ると月明かりが明るくなり、星空観察には悪条件となります。

 6日にピークを迎えるみずがめ座 η流星群も、残念ながらピークが満月の前日となり条件最悪です。

 みずがめ座 η流星群の母天体は有名なハレー彗星で、痕をともなう明るい高速流星が多い群です。満月の月明かりがあっても、火球クラスの明るい流星が流れれば見られるかもしれません。

 みずがめ座は秋の星座ですから、この季節は流星群の輻射点が昇りきらないうちに薄明となります。流星が見られるのは、だいたい夜半過ぎから薄明が始まるまでの間です。
 今年は6日の朝が極大なので、5日の夜から6日の朝にかけて見るのが良いでしょう。
  みずがめ座 η流星群の 流れ星は、東の空低い位置から空を駆け上るような経路を描いて流れます。

 明け方の流星観測はゴールデンウィークの頃であってもかなり冷えます。十分に防寒対策を行いましょう。

 参考: 流れ星を見てみよう


 4月に引き続き、今月も月が地球に近い位置で満月を迎えます。
 ということは、大きな満月=スーパームーンとなります。

 4月は満月と月最近が同じ日でしたが、5月は月最近の翌日が満月で、1日ずれます。そのため4月より少しだけ小さな満月となりますが、肉眼で違いはほとんどわからないでしょう。満月の大きさは4月に次いで今年2番目です。
 4月の星空で説明しましたが、 スーパームーンという言葉はアメリカの占星術師リチャード・ノル(Richard Nolle)氏が定義したもので,天文学とは関係ありません。けれど,月が楕円軌道を描いて地球を周回していること、月と地球の距離が一定ではないことを知る良いチャンスです。

 地球と月は近い時と遠い時で 4万キロも違うのです。
 2020年の満月で一番大きく見えるのは4月、一番小さく見えるのは10月。5月は4月と同じくらい大きく見えます。

2020年4月の満月と10月の満月の大きさ比較

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません 。

上旬おおぐま座コップ座
中旬
下旬かみのけ座 ・からす座
はえ座(☆)・みなみじゅうじ座(☆)

春の星座
春の全天星図


見やすい星雲星団

惑星状星雲NGC3242 (うみへび座)
M97 (おおぐま座)
散開星団M44 (プレセペ/かに座)
球状星団M3 (りょうけん座)
NGC5139 (ω星団,ケンタウルス座)
銀河(系外星雲)M81・M82・M101 (おおぐま座)
M65・M66 (しし座)
かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表


2020年5月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
1🌓八十八夜
上弦:5時38分
3憲法記念日
4振替休日・みどりの日
5こどもの日
水星(☿)が外合:6時41分
立夏:9時51分。太陽の黄経が 45度になる。
6みずがめ座 η流星群🌠が極大:06時(条件最悪)
月が最近:12時03分(距離 0.936)
7🌕満月:19時45分
14🌗 下弦:23時03分
18月が最遠:16時45分(距離 1.055)
20小満:22時49分。太陽の黄経が 60度になる。
23🌑新月:2時39分
30🌓上弦:12時30分

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について


5月のお話

皐月
May
立夏と小満
筍梅雨・青嵐・メイストーム・茅花流し・走り梅雨・卯の花腐し
Milk Moon(ミルクの満月)
蛙始鳴(かわずはじめてなく)

サツキの花

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization

2020年04月の星空

星空解説

 4月の旧暦の名称は卯月です。
 春分が過ぎて日が長く夜は短くなり,花曇りや菜種梅雨の季節で天気は安定しません。晴れても春霞で空はぼんやりしています。星を観察する条件は今ひとつですですね。

 そんな4月でも問題なく見られるのが月です。
 8日の満月は月が地球に接近する日と重なり,大きな満月が見られます。最近はそんな月のことをスーパームーンと呼んで話題になったりしていますね。
 スーパームーンという言葉はアメリカの占星術師リチャード・ノル(Richard Nolle)氏が定義したもので,天文学とは関係ありません。けれど,月が楕円軌道を描いて地球を周回しており,地球との距離が一定ではないことを知る良いチャンスです。

 地球と月の距離を下の表にまとめてみました。
 近い時と遠い時では,4万キロも違うのです。見かけの大きさも随分変わるはずですね。

地球と月の距離 平均38万4,400 km
地球と月の距離 最近36万3,304 km
地球と月の距離 最遠40万5,495 km

 2020年の満月で一番大きく見えるのは4月。一番小さく見えるのは10月。
 その二つの満月の大きさを比べてみたのが下の図です。
 随分違うと思いませんか?

2020年4月の満月と10月の満月の大きさ比較

 22日16時に極大となる4月こと座流星群は,新月前の好条件です。ZHR=15 という予報が出ていますので,運が良ければ1時間に10個くらいの群流星を見ることができるかもしれません。
 21日~22日の夜,こと座が高く上ってくる夜半頃から明け方までが適した時間帯となります。

 流星観測は冷え込みますので,4月後半ですが,しっかりと防寒対策をしましょう。
 観測は,流れ星を見てみよう のページを参考にして下さい。

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません 。

上旬らしんばん座
中旬ほ座
下旬うみへび座・カメレオン座(☆)
こじし座・しし座・ポンプ座・ろくぶんぎ座

春の星座
春の全天星図

見やすい星雲星団

惑星状星雲NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
散開星団M44 (プレセペ/かに座)
銀河(系外星雲)M81・M82・M101 (おおぐま座),
M65・M66 (しし座),
かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

2020年4月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
1🌓上弦:19時21分
3小惑星 (3) ジュノーが:05時01分
4清明:16時38分。太陽の黄経が 15度になる。
8🌕月が最近:3時9分(距離 0.928)
満月:11時35分
15🌗下弦:07時56分
木星(♃)が西矩:19時59分
16外縁天体 準惑星 (136108) ハウメアが :18時07分
春の土用の入り:22時6分。太陽の黄経が 27度になる。
19穀雨:23時45分。太陽の黄経が 30度になる。
21月が最遠:4時00分(距離 1.057)
土星(♄)が西矩:16時00分
22 4月こと座流星群🌠が極大(条件良):16時
23🌑新月:11時26分
26天王星(♅)が:18時01分
29昭和の日

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について

4月のお話

卯月
April
清明と穀雨
菜種梅雨・花冷え・花曇り
Egg Moon(復活祭の満月)
玄鳥至(つばめきたる)
イースター・エッグ(Easter egg)
セイヨウカラシナ

草むらに咲くスミレの花

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization

2020年03月の星空

星空解説

 7月に衝を迎える木星土星が 明け方の南東の空に上るようになり,火星も加え惑星の会合を楽しめる季節の始まりです。
 特に火星の動きは速く,ゆっくり動く木星と土星の間を火星が足早に動き回る様子が見られます。

 下の星図はクリックで拡大できます。

等間隔に並ぶ火星・木星・土星(2020年3月4日午前5時)

 3月18日は月齢23.5の月が午前2時過ぎに上ってきます。
 月に率いられるように火星・木星・土星が上り,賑やかな空が見られます。

月も加わって賑やかな惑星の会合(2020年3月18日午前5時)

 3月21日には火星と木星がくっ付くように接近した様子が見られます。
 月齢26.5の三日月形の月が上るのは午前4時半頃です。

火星と木星が接近(2020年3月21日午前5時)

 また,明け方の空低く水星も出ています。
 水星は24日に西方最大離角を迎えますが,午前5時の東京での地平線高度は4度。東の空の地平線近くまで見える場所に行かないと探すのは難しそうです。
 水星を探すなら,双眼鏡があると良いでしょう。くれぐれも上ってきた太陽を見たりしないように気をつけて下さい。

水星の西方最大離角(2020年3月24日午前5時)

 水星はすぐに見えなくなってしまいますが,土星・火星・木星は空が白み始めてもしばらく見ることができます。
 風景と一緒に惑星の動きを写真に撮っても楽しいですよ。

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

春の星座
春の全天星図

上旬いっかくじゅう座ふたご座
中旬こいぬ座とびうお座(☆)・とも座やまねこ座
下旬かに座りゅうこつ座

見やすい星雲星団

惑星状星雲M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M44 (プレセペ/かに座)
銀河(系外星雲)M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

2020年3月のカレンダー

曜日月相天文現象
3🌓上弦:4時57分
5啓蟄:6時10分。太陽の黄経が 345度になる。
8海王星が:21時23分
9海王星:地球最遠(距離 30.924au)
10🌕満月:2時48分
月が最近:15時30分(0.929)
16🌗下弦:18時34分
17春の彼岸の入り
20春分の日
春分:12時50分。太陽の黄経が 0度になる。
23春の彼岸明け
24🌑水星が西方最大離角:11時(離角-27°47′)
新月:18時28分
25月が最遠:0時23分(1.058)
金星が東方最大離角:07時(離角46°05′)
26外縁天体 準惑星 (136472) マケマケが :10時51分

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について

3月のお話

弥生
March
啓蟄と春分
春一番・花散らし・春嵐
Lenten Moon(受難節:レントの月)
蟄虫啓戸(すごもりむしとをひらく)
灰の水曜日(Ash Wednesday)
聖パトリック祭(St Patrick’s Day)
イースター・エッグ(Easter egg)

春を告げるマンサクの花

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization

2020年02月の星空

星空解説

 厳寒期ですが,冬の星座は明るい星が多く豪華です。防寒対策をしっかりして星座観察をしてみましょう。
 オリオン座のような特徴ある星の並びがある冬は,初心者が星座を覚えるのに良い季節です。

 10日,夕刻の西空で水星が東方最大離角を迎えます。
 日没直後の17時45分頃の東京での地平線高度が11°。水星としてはかなり高い位置で見るチャンスです。
  水星を見てみたい方は,予め西の空がよく開けた場所を捜しておきましょう。低い位置は霞んでいて見にくいので,双眼鏡があると便利です。

2020年2月10日 水星の東方最大離角

 2月~4月は夕空の黄道光が観望好期です。
 黄道光とは日没直後に黄道に沿ってぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら,日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬うさぎ座オリオン座がか座(☆)・テーブルさん座(☆)・はと座
中旬ぎょしゃ座きりん座
下旬おおいぬ座

冬の星座
冬の全天星図

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲) M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

2020年2月のカレンダー

曜日月相天文現象
2🌓上弦:10時42分
3節分
4立春:18時03分。太陽の黄経が 315度になる。
9🌕満月:16時33分
10水星が東方最大離角:13時(離角18°12′)
11建国記念の日
月が最近:5時28分(0.938)
16🌗下弦:7時17分
19雨水:8時4分。太陽の黄経が 330度になる。
23天皇誕生日
24🌑振替休日
新月:0時32分
26水星が内合:10時45分
月が最遠:20時34分(1.057)
29水星が地球最近:2時48分(0.630au)

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について

2月のお話

如月
February
立春と雨水
スターダスト現象・氷霧・星のささやき・光の春
Wolf Moon(オオカミの満月)
東風解凍 (はるかぜこおりをとく)
キャンドルマス(Candlemas Day)
節分(せつぶん,せちぶん)
太巻き寿司の丸かぶり
宝積寺の豆撒式
灰の水曜日(Ash Wednesday)

2月の不忍池にて佇むユリカモメ

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization

2020年01月の星空

 2020年(令和2年・皇紀2680年)は閏年。干支は 庚子(かのえね)です。
 今年も宜しくお願い致します。

星空解説

 年始の空を飾るしぶんぎ座流星群(りゅう座 ι流星群 )は,4日の午後5時すぎが極大です。
 今年は3日が上弦。しぶんぎ座流星群の放射点はりゅう座とうしかい座の境界付近にあり,高く上がってくるのは夜半過ぎです。
 4日の夜は極大を終えているので,極大に向かって流星が増えていく3日~4日の夜が流星の見頃かもしれません。極大の前後1日程度はよく流れるので,4日~5日の夜も流星観察に適しています。

 しぶんぎ座流星群は三大流星群の一つで,極大事のZHR=120です。運が良ければ1時間に30~40個の流れ星が見られるかもしれません。
 長時間空を見上げる流星観察にはしっかりとした防寒対策が必要です。流れ星を見てみよう のページを参考に,事前に安全な観察場所を捜して備えるようにしましょう。

しぶんぎ座流星群 の放射点の位置
しぶんぎ座流星群 の放射点高度

 11日の満月では半影月食が起こります。
 下の表は東京での半影月食の時刻ですが,半影月食は肉眼で眺めていてもほとんどわかりません。

状 況年月日時刻
半影食の始2020年01月11日2時5分
食の最大2020年01月11日4時10分
半影食の終2020年01月11日6時14分

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬とけい座(☆)・ペルセウス座
中旬エリダヌス座レチクル座(☆)
下旬おうし座・かじき座(☆)・ちょうこくぐ座

冬の星座
冬の全天星図

見やすい星雲星団

惑星状星雲  M1 (かに星雲/おうし座)
散光星雲  M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団  M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲)  M81・M82 (おおぐま座)

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

2020年1月のカレンダー

曜日月相天文現象
1元日(日の出:札幌07:06,仙台06:53,東京06:50,名古屋07:00,大阪07:05,福岡07:23,那覇07:17)
2月が最遠:10時30分(距離 1.052)
3🌓 上弦:13時45分
4しぶんぎ座流星群(りゅう座 ι流星群 )が極大:17時20分(条件良)
5地球が近日点を通過:16時48分(0.983au)
6小寒:6時30分。太陽の黄経が 285度になる。
11🌕 水星が外合:0時19分
満月:4時21分(半影月食)
13成人の日
準惑星 冥王星が:22時20分
14土星が:0時15分
準惑星 (1) ケレスが:2時58分
月が最近:5時21分(距離 0.952)
17🌗 下弦:21時58分
18冬の土用の入り:1時12分,太陽の黄経が 297度になる。
20大寒:23時55分。太陽の黄経が300度になる。
23天王星が東矩:15時54分
25🌑 新月:6時42分
30月が最遠:10時30分(距離 1.055)

2020年/令和2年/皇紀2680年/閏年/ 庚子(かのえね)

惑星用語の説明
月の形の変化について

1月のお話

睦月
January
小寒と大寒
霧氷・雪起こし
Moon After Yule
芹乃栄(せりすなわちさかう)
節句
福笹
公顕祭とクリスマス・ツリー
どんどや

正月の池
1月の池

データ出典:
・暦 国立天文台 電算室
・流星 IMO | International Meteor Organization

2019年12月の星空

 日没が早く夜が長く空も澄んでいる12月は、星空観察に良い季節です。明るい星が多くにぎやかな冬の星座達も,早い時間帯から見られるようになります。

 毎年師走の空を飾るふたご座α流星群ですが,満月直後の極大となり悪条件です。
 それでもさすが流星群の王者ふたご群で,予想HRは40個。 ピークは15日の午前2時で,輻射点が天頂付近にありますし,土曜日から日曜日にかけての夜で曜日まわりも恵まれていますので,月明かりの中で観察されても良いかと思います。

 ふたご座流星群は明るい流星が多いのですが,近年は火球も増えていっそう華やかになってきています。12月5日頃には活動期に入り20日頃まで続き,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群です。
 12月は日没が早く夜が長い季節でもありますから,クリスマスが近くなって月明かりがなくなった頃にでも空を見上げてみてください。偶然明るい流星に出会えるかもしれません。
 流星観察については 流れ星を見てみよう をご参照ください。

 20日に近日点を通過する289P/ブロンパン周期彗星(289P/Blanpain)は,2019年で最も明るくなることが期待されている彗星です。
 ブロンパン周期彗星は公転周期5.32年で,1819年に発見されています。発見後180年以上も見失われていましたが,2003年に再発見され,2009年の回帰では観測されませんでしたが,前回の2014年には確認されています。今年は12月中旬以降はみずがめ座からペガスス座を北上し,5等~6等台で見られる予想です。
 下の星図に近日点通過前後の位置を示しました。 図はクリックすると拡大して見ることができます。

 ところで,彗星は公表されている光度を期待して探すと意外に暗くて見つからないことが多いと思います。
 彗星はぼんやり広がって見える範囲全体の光度が彗星の光度となりますので,同じ等級の恒星より暗く見えるのです。双眼鏡などを準備して探してみて下さい。
 近日点通過前後の彗星の動きは速いので,下の星図に12月の位置を5日おきに示しました。図はクリックすると拡大して見ることができます。

2019年12月~2020年1月 289P/ブロンパン周期彗星

 ふたご座流星群が活動を終える頃,一年の最後を締めくくるこぐま座流星群が流れ始めます。こぐま座流星群は8P/タットル彗星を母天体とする流星群ですが,今年は極大が昼間になってしまいますが,新月直前なので比較的恵まれた条件です。
 明るい流星が北天から緩やかに流れ,HR=3が予想されています。小さな流星群ですが火球が流れることもあります。

 26日の新月はインドネシアやシンガポールなどで金環日食となります。
 日本では部分日食が見られ,南へ行くほど大きく欠けます。また北・東日本では日食中に日没となる日没帯食となります。

地 名食の始食の最大(最大食分)食の終(日没時食分)
稚内14:3215:23(0.228)15:51没(0.15)
札幌14:3115:27(0.265)16:01没(0.14)
仙台14:3015:33(0.348)16:18没(0.11)
東京14:2815:35(0.388)16:30没(0.04)
新潟14:2815:31(0.338)16:27没(0.02)
名古屋14:2415:32(0.372)16:33
大阪14:2215:31(0.369)16:32
広島14:1715:27(0.347)16:29
福岡14:1415:25(0.345)16:28
那覇14:0215:27(0.474)16:40

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

冬の星座
冬の全天星図


見やすい星雲星団

星雲星団を見よう
星雲星団一覧表

  • 惑星状星雲
  • 散光星雲 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
  • 散開星団 M34 (ペルセウス座),h-χ (二重星団,ペルセウス座),M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
  • 球状星団
  • 銀河(系外星雲) M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座),M33 (さんかく座),M74 (うお座),M77 (くじら座)

今月のカレンダー

曜日月相天文現象
4 🌓上弦:15時58分
5月が最遠:13時8分(視直径29分32秒,1.052)
7 大雪:19時18分。太陽の黄経が 255度になる。
8小惑星 (2) パラスが:14時2分
11アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時51分
海王星が東矩:6時2分
12 🌕満月:14時12分
14アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時40分
15ふたご座α流星群🌠が極大:2時(条件悪)
18おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
19🌗下弦:13時57分
月が最近:5時25分(視直径32分16秒,0.963)
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:20時19分
20289/P ブロンパン周期彗星が近日点を通過
22冬至:13時19分。太陽の黄経が 270度になる。
23こぐま座流星群🌠が極大:12時(条件良)
24こぎつね座 R(周期136日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
26🌑新月:14時13分(東南アジアで金環日食)
うしかい座 R(周期224日,変光範囲6.2等-13.1等)が極大光度
28木星が:3時18分
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:10時46分

惑星用語の説明
月の形の変化について

12月のお話
師走
December
大雪と冬至
時雨・寒波・年末低気圧
閉塞成冬(七十二候 大雪~冬至)
Hunter’s Moon
アドベント

師走の落ち葉

2019年11月の星空

 11月は日暮れが早く,空は澄んでおり,また晴れの日も多く,本格的寒さはまだ。星を見るにはよい季節です。夜半になると賑やかな冬の星座も見やすい位置まで上ってきます。

 6日13日に相次いで極大を迎えるおうし座南流星群とおうし座北流星群ですが,12日が満月なので,どちらも条件は今ひとつです。
 どちらの流星群も HR=3個程度の小さな流星群ですが,10月初旬から11月末まで長い期間見られます。月の影響が少ない10月25日~11月5日が観測の好期です。また月明かりがある日でも火球なら観察できますので,空を見上げる機会があったら思い出して注意しましょう。
 おうし座流星群の流星は,南も北も比較的ゆっくり流れます。

水星の日面通過(1993-11-06)
水星の日面通過(1993-11-06)

 12日には珍しい水星の日面経過(日面通過)が起こりますが,残念ながら日本では夜にあたり見られません。
 日面経過は,水星の内合が軌道の昇交点か降交点付近で起こる場合に見られる現象で,5月か11月に起こります。次に起こるのは2032年11月13日です。

 ちなみに「経過」は大きな天体の前を小さな天体が通過する場合に用いられる天文用語で,小さな天体が大きな天体に隠される「掩蔽(えんぺい)」に対する言葉です。
 参考:えんぺいを見てみよう

 18日のしし座流星群は,下弦前の月が輻射点近くのかに座に明るく輝いており,かなり厳しい条件です。 しし座流星群の流れ星は,痕を残して高速で流れるのが特徴です。流星観察は11月でもたいへん冷え込みますので,十分に防寒対策をして行いましょう。→ 流れ星を見てみよう
  しし座流星群の母天体,55P/テンペル・タットル彗星は2014年に遠日点を通過し,2031年5月の近日点通過に向けて太陽に近づいてきていますので来年以降が楽しみです。

 19日,有名な長周期変光星(ミラ型)のミラ(くじら座ο)が極大を迎えます。
 長周期変光星は恒星の脈動によって明るさが変わる変光星で,明るさの変動がとてもダイナミックです。ミラは暗い時期は望遠鏡を使わないと見えませんが,極大の頃は肉眼で見ることもできるほどの明るさになります。
 長周期変光星の極大は,極大予想の当日だけ明るくなるといったものではなく,明るい状態は極大前後1ヶ月くらい続き,実際の極大日は観測結果に基づき後から割り出されます。
 ミラの極大周期は約11ヶ月なので,前回の極大は2018年12月で今年は11月になります。くじら座は秋の星座で季節的にも丁度見頃。明るい極大のミラは肉眼でもよく見えますので探してみましょう。
 変光星の観測については 変光星を見よう をご覧ください。

ミラ(ο Cet)
ミラ(ο Cet)(クリックして拡大してご覧下さい。)

 28日の夜明けの空では,水星が西方最大離角を迎えます。
 下は午前6時の東京の空ですが,地平線高度は約13°。薄明の中ではありますが,火星とスピカも見えており,水星としてはかなり好条件です。
 日の出前に双眼鏡を使って捜してみて下さい。この日の東京の日の出は6時半頃です。

11月28日早朝の水星の西方最大離角

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC7293 (らせん状星雲/みずがめ座)
  • 散光星雲
  • 散開星団
    • M34 (ペルセウス座)・M52 (カシオペア座)・h-χ (二重星団/ペルセウス座)
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座)・M15 (ペガスス座)・M30 (やぎ座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M31 (アンドロメダ大星雲/アンドロメダ座)・M33 (さんかく座)・M77 (くじら座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表

今月のカレンダー


 日 曜日月相天文現象
1 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時26分
3文化の日
4🌓休日
上弦:19時23分
6アルゴル型食変光星 アルゴル極小:20時4分
おうし座南流星群🌠が極大(条件良)
7月が最遠:17時36分(視直径29分29秒,1.054)
8立冬:2時24分。太陽の黄経が 225度になる。
10小惑星(4)ベスタが最近(1.5649au):14時11分
12🌕水星(☿)が内合(日面経過):0時26分
満月:22時34分
小惑星(4)ベスタが最大離角(170°):22時15分
13おうし座北流星群🌠が極大(条件最悪)
14小惑星(4)ベスタが(+6.5等):18時22分
小惑星(119)アルタエアによるγTau(3.8等)の食:23時2分(6.3秒/房総・伊豆半島)
18しし座流星群🌠が極大(条件悪):14時
19くじら座 ο(ミラ,周期332日,変光範囲2.0等-10.1等)が極大光度
20🌗下弦:6時11分
21アルゴル型食変光星 アルゴル極小:4時8分
22小雪:23時59分。太陽の黄経が 240度になる。
23勤労感謝の日
月が最近:16時41分(視直径32分34秒,0.950)
24アルゴル型食変光星 アルゴル極小:0時57分
金星が木星の南 1°24’:23時0分
26アルゴル型食変光星 アルゴル極小:21時46分
27🌑新月:0時6分
28水星 ☿ が西方最大離角:19時29分(-0.5等,離角20°.1)
29アルゴル型食変光星 アルゴル極小:18時35分

惑星用語の説明
月の形の変化について

11月のお話
霜月
November
立冬と小雪
霜・霜柱・小春日和・木枯らし一号
山茶始開(七十二候 立冬~小雪)
Harvest Moon
アドベント

(紅葉の井の頭公園)

2019年10月の星空

星空解説

 安定した晴れの日が多く日暮れが早く空が高く澄む十月は,星を見るに良い季節です。
 宵の頃には夏の大三角が西空に輝き,夜半前には東の空から賑やかな冬の星座たちが上ってきます。有名なギリシア神話に彩られた秋の星座たちは,ペガススの四辺形からたどってみましょう。

 9日に極大を迎えるりゅう座流星群(ジャコビニ流星群)は,上弦を過ぎた月が大きく輝いていて条件がよくありません。
 しかし母天体のジャコビニ・チンナー彗星が2018年9月に回帰したばかり。大規模な出現は期待できないものの,りゅう座流星群は周期群から定常群へ移行しつつある流星群で,今年は 10月8日23時にも1時間あたり10個程度の出現予報があります。
 輻射点が早めに沈んでしまうので観察時間帯は日没から夜半前まで。非常にゆっくりとした流星がふわっと飛ぶのを見かけたら,ジャコビニ流星群の流星です。できるだけ空の暗い場所でしっかりと防寒対策をして観察しましょう。流星観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。

 11日は名月,十三夜です。
 十三夜は日本独特の行事です。お月見は中秋の名月と後の名月(十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは縁起の悪い“片見月”として忌み嫌われました。
 9月13日に中秋の名月を見た人は,ぜひ十三夜も見上げてみてください。

 22日にはオリオン座流星群が極大を迎えますが,下弦直後の月があって条件は良くありません。
 オリオン座流星群は10月10日から11月5日頃までの長い期間流れますので,放射点が上がってくる夜半過ぎに月明かりの影響がなくなるシーズン後半の夜が狙い目です。痕を伴う明るい高速流星が特徴で,極大に近い頃なら1時間に10~20個の流れ星が期待できます。

 28日を迎える天王星が観望好期です。
 天王星はとても暗い空の下,視力の良い人であればかろうじて肉眼で確認できる程度の明るさです。小さな双眼鏡などがあれば,確認しやすくなります。小望遠鏡では面積を持った円盤状に見ることができます。
 自分でさがすのが難しい人は,ぜひ公共天文台の観測会などに参加して見せてもらいましょう。

 下の図は衝当日の天王星の位置で,黄色の丸で囲まれた位置が天王星です。図はクリックして拡大して見てくださいね。

2019年10月28日22時の空

南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M27 (あれい状星雲/こぎつね座)・M57 (環状星雲/こと座)・NGC7293 (らせん状星雲/みずがめ座)
  • 散光星雲
    • NGC7000 (北アメリカ星雲/はくちょう座)
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座)・M15 (ペガスス座)・M30 (やぎ座)・M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

 曜日月相天文現象
6🌓 上弦:1時47分
8寒露:23時6分。太陽の黄経が 195度になる。
9アルゴル型食変光星 アルゴル極小:3時56分
りゅう座流星群🌠(ジャコビニ流星群)の極大:16時(条件悪)
10土星が東矩:19時45分
11月が最遠:3時29分(視直径29分26秒,1.056)
12アルゴル型食変光星 アルゴル極小:0時45分
13うみへび座 R(周期360日,変光範囲3.5等-10.9等)が極大光度
14🌕 体育の日
満月:6時8分
17アルゴル型食変光星 アルゴル極小:18時22分
18準惑星(134340)冥王星が東矩:7時37分
さんかく座 R(周期265日,変光範囲5.4等-12.6等)が極大光度
20水星が東方最大離角:13時2分(-0.1等,離角24°.6)
21🌗 秋の土用の入り:1時57分。太陽の黄経が 207度になる。
下弦:21時39分
22オリオン座流星群🌠が極大(条件悪):9時
24霜降:2時20分。太陽の黄経が 210度になる。
26月が最近:19時39分(視直径33分04秒,0.940)
28🌑新月:12時38分
天王星が:21時30分(+5.7等,おひつじ座
29アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時37分

惑星用語の説明
月の形の変化について

10月のお話
神無月
October
寒露と霜降
秋晴れ・露
鴻鴈来(七十二候 寒露~霜降)
Harvest Moon
お月見
輝け、十月の太陽よ(セイタカアワダチソウ)

2019年10月(パンパスグラス)

2019年9月の星空

星空解説

 9月になると日没時刻が早くなり,夕方早い時間帯から星が見えるようになってきます。
 また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。

 11日みずがめ座を迎える海王星が観望好期です。
 海王星を捜すのは初心者には難しいですが,小望遠鏡で拡大すると,小さな小さな円盤状に見ることができます。公共の天文台の観望会などで見せてもらいましょう。

 下の図は,11日22時の海王星と,ついでに天王星の位置です。
 実際は海王星の近くに中秋の名月をひかえた大きな月があり,11日に見るのはお勧めできません。月末の新月が近い夜の方がお勧めです。海王星は地球からとても遠いので,月末になっても位置はそれほど変化しませんし,大きさも変化しません。
 天王星は海王星より明るいので,双眼鏡があれば位置の確認などもできるかもしれません。

11日の海王星
11日の天王星

 13日はお月見,中秋の名月です。満月は翌14日午後なので,少し欠けた名月になります。
 中秋の名月とは秋の真ん中の日,仲秋(陰暦8月)15日の月のことで,必ずしも満月と同日にはなりません。むしろ中秋の名月と満月が重なることの方が少ないのです。
 中秋の名月は別名芋名月といい,昔から里芋を供える習慣がありました。日本人の主食が里芋だった名残だとも言われます。日本では,お月見は中秋の名月と後の名月十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは片見月として忌み嫌われました。
 十三夜は陰暦9月13日の月のことで,2019年は10月11日です。中秋の名月を見た方は,忘れずに十三夜も眺めましょう。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M27 (あれい状星雲/こぎつね座),M57 (環状星雲/こと座)
  • 散光星雲
    • NGC7000 (北アメリカ星雲/はくちょう座)
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座),M15 (ペガスス座),M30 (やぎ座),M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲/りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
1二百十日
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:21時24分
3水星☿ が外合:16時59分
4火星が:3時45分
6 🌓 木星が東矩:3時59分
上弦:12時10分
7
アンドロメダ座 R(周期409日,変光範囲5.8等-14.9等)が極大光度
8白露:7時17分。太陽の黄経が 165度になる。
109月ペルセウス座ε流星群🌠が極大:8時(条件良)
11海王星が:3時10分(+7.8等,みずがめ座,視直径2秒4)
13中秋の名月
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:8時38分
月が最遠:22時32分(視直径29分24秒,1.057)
14🌕 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時27分
満月:13時33分
16敬老の日
19アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時15分
20秋の彼岸の入り
21アルゴル型食変光星 アルゴル極小:23時4分
22🌗下弦:11時41分
23秋分の日
秋分:16時50分。太陽の黄経が 180度になる。
24アルゴル型食変光星 アルゴル極小:19時53分
28月が最近:11時24分(視直径33分23秒,0.931)
29
🌑新月:3時26分

惑星用語の説明
月の形の変化について

9月のお話
長月
September
白露と秋分
秋雨・秋霖・秋台風
草露白(七十二候 白露~秋分)
Fruit Moon
お月見

2019年9月(秋海棠)