「星空情報」カテゴリーアーカイブ

2019年9月の星空

星空解説

 9月になると日没時刻が早くなり,夕方早い時間帯から星が見えるようになってきます。
 また,9月に入ると明け方の空で黄道光が観望好期に入ります。黄道光は空気の澄んだところでしか見えませんが,山などへ行く機会があったら黄道に沿って光の帯が伸びているのを探してみましょう。

 11日みずがめ座を迎える海王星が観望好期です。
 海王星を捜すのは初心者には難しいですが,小望遠鏡で拡大すると,小さな小さな円盤状に見ることができます。公共の天文台の観望会などで見せてもらいましょう。

 下の図は,11日22時の海王星と,ついでに天王星の位置です。
 実際は海王星の近くに中秋の名月をひかえた大きな月があり,11日に見るのはお勧めできません。月末の新月が近い夜の方がお勧めです。海王星は地球からとても遠いので,月末になっても位置はそれほど変化しませんし,大きさも変化しません。
 天王星は海王星より明るいので,双眼鏡があれば位置の確認などもできるかもしれません。

11日の海王星
11日の天王星

 13日はお月見,中秋の名月です。満月は翌14日午後なので,少し欠けた名月になります。
 中秋の名月とは秋の真ん中の日,仲秋(陰暦8月)15日の月のことで,必ずしも満月と同日にはなりません。むしろ中秋の名月と満月が重なることの方が少ないのです。
 中秋の名月は別名芋名月といい,昔から里芋を供える習慣がありました。日本人の主食が里芋だった名残だとも言われます。日本では,お月見は中秋の名月と後の名月十三夜)の両方の名月を見るものとされ,どちらか片方だけ見るのは片見月として忌み嫌われました。
 十三夜は陰暦9月13日の月のことで,2019年は10月11日です。中秋の名月を見た方は,忘れずに十三夜も眺めましょう。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

秋の星座秋の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M27 (あれい状星雲/こぎつね座),M57 (環状星雲/こと座)
  • 散光星雲
    • NGC7000 (北アメリカ星雲/はくちょう座)
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M2 (みずがめ座),M15 (ペガスス座),M30 (やぎ座),M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲/りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
1二百十日
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:21時24分
3水星☿ が外合:16時59分
4火星が:3時45分
6 🌓 木星が東矩:3時59分
上弦:12時10分
7
アンドロメダ座 R(周期409日,変光範囲5.8等-14.9等)が極大光度
8白露:7時17分。太陽の黄経が 165度になる。
109月ペルセウス座ε流星群🌠が極大:8時(条件良)
11海王星が:3時10分(+7.8等,みずがめ座,視直径2秒4)
13中秋の名月
アルゴル型食変光星 アルゴル極小:8時38分
月が最遠:22時32分(視直径29分24秒,1.057)
14🌕 アルゴル型食変光星 アルゴル極小:5時27分
満月:13時33分
16敬老の日
19アルゴル型食変光星 アルゴル極小:2時15分
20秋の彼岸の入り
21アルゴル型食変光星 アルゴル極小:23時4分
22🌗下弦:11時41分
23秋分の日
秋分:16時50分。太陽の黄経が 180度になる。
24アルゴル型食変光星 アルゴル極小:19時53分
28月が最近:11時24分(視直径33分23秒,0.931)
29
🌑新月:3時26分

惑星用語の説明 月の形の変化について

2019年8月の星空

星空解説

 夏休みで星を見る機会が多くなる8月は,1日~7日が「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」となっています。各地で星を見るイベントが開かれますので地域の情報などに注意しましょう。(STARWEEK

 今年の旧暦七夕は7日です。新暦と1ヶ月違いでわかりやすいですね。
 7月7日は梅雨の最中で天気に恵まれない年が多いですが,旧暦の七夕(月齢七の夕)は天気も安定し、織り姫星(こと座のベガ)が天頂付近にあって見やすくなっています。
 七夕の翌日,8日が上弦になりますので,月が傾いて暗くなってきたら空を見上げてみましょう。

 10日,明け方の東の空では水星(☿)が西方最大離角を迎えます。
 午前4時の東京の空で地平線高度は5°。たいへん低い位置ですが,水星を見る条件としては悪い方ではありません。
 地平線まで空がよく見える場所で見ることは勿論ですが,地平線付近は大気による減光で星が暗く見えますので,双眼鏡を準備して探してみましょう。

2019年8月10日午前4時 水星の西方最大離角

 18日には夕刻の西空で金星が東方最大離角を迎えます。宵の明星として燦々と輝いていますから,金星を見誤ることはまずありません。日が暮れて暗くなってきたら西の空を見上げてみましょう。

 毎年お盆休みの頃に見ごろとなるペルセウス座流星群ですが,今年の極大は13日17時。15日に満月をひかえていて月が明るく条件がよくありません。
 ペルセウス座流星群は,月がない好条件なら多い年で1時間に60個(HR60)くらいの流星が期待できますが,今年は予想が50個となっています。東京での13日夜の月没は午前2時半頃なので,ペルセウス座が高くなる夜半すぎから明け方にかけての観望に期待しましょう。
 できるだけ空が暗い場所で,寝転がって空全体が見られるようにするのが沢山の流星を見るコツです。観測を計画しておられる方は,流れ星を見てみよう のページを参考にしてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

夏の星座夏の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M57 (環状星雲/こと座),M27 (あれい状星雲/こぎつね座)
  • 散光星雲
    • M8 (干潟星雲/いて座),M17 (ω星雲,馬蹄型星雲/いて座),M20 (三裂星雲/いて座)
      他,天の川に多数
  • 散開星団
    • M21・M23・M24・M25 (いて座),M6・M7 (さそり座)
      他,天の川に多数
  • 球状星団
    • M4・M80 (さそり座),M10・M12 (へびつかい座),M13・M92 (ヘルクレス座),M56 (こと座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲/りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表


今月のカレンダー

 曜日月相天文現象
1🌑 新月:12時12分
2 月が最近:16時11分(視直径33分14秒,0.935)
7旧七夕
8🌓 上弦:2時31分
立秋:4時13分。太陽の黄経が 135度になる。立秋以降は残暑見舞い。
9こぎつね座 R(周期136日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
10 水星☿ が西方最大離角:8時8分(+0.1等,離角19°.0)
11山の日
12休日
小惑星 (4) ベスタが西矩:4時52分
13金星が外合:3時21分
ペルセウス座流星群が極大:17時(条件悪)
15🌕 満月:21時29分
17月が最遠:19時49分(視直径29分24秒,1.057)
18 はくちょう座κ流星群が極大(条件悪):21時
20小惑星 (3) ジュノーが:20時32分
22りょうけん座 R(周期330日,変光範囲6.5等-12.9等)が極大光度
23🌗準惑星 (1) ケレスが東矩:17時24分
処暑:19時2分。太陽の黄経が 150度になる。
下弦:23時56分
24金星♀ が火星♂ の北0°19’:21時34分
30🌑新月:19時37分
31月が最近:0時53分(視直径33分27秒,0.929)

惑星用語の説明 月の形の変化について

2019年7月の星空

星空解説

 7月前半は梅雨の最中で雨が多く夜も短く,星を見るには条件がよくありませんが,学校が夏休みに入る頃になると梅雨明けし,安定した晴れの日が続くようになります。
 このような,太平洋高気圧に覆われ安定した梅雨明け後の天気のことを,梅雨明け十日と呼びます。夏休みに入ると林間学校やキャンプなどで星を見る機会も増えますね。
 今年は8月1日が新月で,7月は後半になるにつれ星空の条件が良くなります。

 さて,7月と言えば七夕。
 七夕の日は例年梅雨の最中で星が見えないことも多いのですが,織り姫(こと座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)は都会の空の下でもよく見える明るい星です。晴れ間がのぞいたら,ぜひ空を見上げてみて下さい(夏の星座を探してみよう)。
 今年は3日が新月,9日が上弦で,七夕の頃は月明かりにじゃまされず星空を見ることができます。
 曇ってしまったら,8月7日の旧暦七夕を待ちましょう。

 10日いて座土星を迎え観望好機です。
 午後10時には見やすい位置へ上ってきますし、南の空には1ヶ月前の6月11日に衝を迎えたばかりの木星も輝いています。夏の惑星は衝の頃でも低い位置になりますが,木星と土星の間を夏の銀河が流れ,豪華な星空が見られます。
 土星は2025年の環の消失に向かって環が年々閉じていっている最中で,今年の姿をスケッチなどで残しておくと,年々の移り変わりがよく分かります。

2019年7月10日 土星が衝

 15日に準惑星の冥王星がいて座を迎えます。
 冥王星は衝でも暗くて肉眼では見えません。初心者が見るのは難しい星ですので,見たい方は公共天文台の観望会などで見せてもらいましょう。

 毎年夏休みは流れ星が多い季節でもあります。
 7月下旬には8月のペルセウス座流星群も流れ始め,7月中旬~8月中旬は幾つかの流星群が同時に活動をしています。そういうわけで,一年の中でも特に流れ星が多い時期となっているのです。
 今年は8月1日が新月ですので,7月末に揃って極大を迎えるみずがめ座δ南流星群およびやぎ座α流星群が条件最良となっています。みずがめ座δは1時間あたり15個,やぎ座αは1時間あたり5個の流星数が予想されています。
 星空を見上げる機会がありましたら,流れ星にも注意してみてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

夏の星座夏の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • M57 (環状星雲,こと座)
  • 散光星雲
    • M8 (干潟星雲,いて座),M17 (ω星雲,馬蹄型星雲,いて座),M20 (三裂星雲,いて座),ほか天の川に多数
  • 散開星団
    • M21・M23・M24・M25 (いて座),M6 ・M7 (さそり座),ほか天の川に多数
  • 球状星団
    • M3 (りょうけん座),M4・M80 (さそり座),M5 (へび座),M10・M12 (へびつかい座),M13・M92 (ヘルクレス座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M51 (子もち星雲,りょうけん座),M101 (おおぐま座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
2半夏生:12時31分。太陽の黄経が 100度になる。
3🌑新月:4時16分
皆既日食(日本からは見られない)
4火星  潜入:15時05分 出現:15時26分(東京)
5 地球が遠日点を通過(152,104,285km):7時11分
月が最近:14時0分(視直径32分51秒,0.946)
7七夕
小暑:18時21分。太陽の黄経が 105度になる。
9🌓上弦:19時55分
10土星が:1時10分(いて座,+0.1等,視直径18″.4)
15海の日
準惑星 冥王星(小惑星番号134340)が:1時32分(いて座,+14.2等)
17🌕 満月:06時38分
部分月食(インド洋~アフリカ方面)
冥王星(14.2等)が12.9等星を掩蔽:21時45分
18小惑星 (2) パラスが東矩:10時42分
19からす座 R(周期319日,変光範囲6.7等-14.4等)が極大光度
20夏の土用の入り:8時23分。太陽の黄経が 117度になる。
夏の土用入りから立秋までの間に暑中見舞いを出す。
21水星が内合:6時52分
月が最遠:8時59分(視直径29分28秒,1.055)
23大暑:11時50分。太陽の黄経が 120度になる。
25
🌗下弦:10時18分
天王星が西矩:15時50分
26うお座 R(周期345日,変光範囲7.0等-16.8等)が極大光度
31みずがめ座 δ南流星群🌠が極大(条件最良):3時
やぎ座 α流星群🌠が極大(条件最良):3時

惑星用語の説明 月の形の変化について

2019年6月の星空

星空解説

 梅雨に入り夜も短く、6月は星を見上げる機会が少なくなる季節です。
 けれど梅雨の晴れ間が広がった日には、夕刻の薄明が終わる頃に天頂付近を見上げてみましょう。
 オレンジ色の1等星が輝いています。

 これはうしかい座 のアルクトゥルスという星で、梅雨時の輝星らしく雨夜の星(あまいのほし)、五月雨星(さみだれぼし)など風情ある和名を持っています。
 また麦が熟れる頃に昇る星であることから、麦星麦熟れ星麦刈り星などの異名も持っています。農事暦と共に生きた、昔の日本人の生活が偲ばれますね。

 今月の見所は、11日を迎える木星(♃) です。
 衝の頃の惑星は、日没頃には東の空に昇り、真夜中に南中、日の出頃に西空へ没するため一晩中見えています。

 衝は惑星が一番地球に近づく時であるため、光度も明るく望遠鏡での観察にも適します。明るいのは衝の当日だけではありませんので、穏やかな雨上がりの夜がありましたらぜひ望遠鏡を向けてみましょう。
 そして、望遠鏡の中の惑星の像がピッタリ止まって見えるような夜があったら高倍率で眺めてみましょう。先月も書きましたが、木星の縞模様をスケッチしてみると、模様をしっかり見るための目が育ちます。
 有名なイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイによって発見された木星の4大衛星(※ガリレオ衛星)も、小望遠鏡で動く様子を観察することが出来ます。

※ガリレオ衛星:木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。ガニメデは太陽系で一番大きな衛星。イオは活火山があることで知られています。

 下の図は6月11日21時(午後9時)の南へ向かって立った時の東京の空です。
 木星は南東の空、約20°の高さまで上ってきています。上弦を過ぎた月が燦々と輝いていますが、木星は負けずに明るく輝いていますからすぐにわかると思います。

 24日の夕空では水星が東方最大離角を迎えます。

 日没が遅い季節なので、薄明の中ようやく水星観察ができるほど暗くなるのは、東京で19時半くらい。まだまだ明るい空ですが、水星よりもっと低い位置に火星も輝いていますので、目印になるかもしれません。
 下の図は24日午後7時30分(19時30分)の東京の空で、水星の地平線高度は12°。とても低い位置ですが、これでも水星としては高い方です。

  水星は太陽から離れず見る機会が大変少ない惑星で、地動説で有名なコペルニクスも死の床で水星を見る機会がなかったことを嘆いたという逸話が残っているくらいです。
 双眼鏡を準備して捜してみましょう。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

夏の星座夏の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
  • 散開星団
  • 球状星団
    • M3 (りょうけん座),NGC5139 (ω星団/ケンタウルス座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
3🌑 新月:19時2分
6芒種:8時6分。太陽の黄経が75度になる。
8月が最近:8時15分(視直径32分25秒,0.959)
10🌓上弦:14時59分
11木星が:1時29分(へびつかい座,-2.6等,視直径46″.0)
入梅:13時32分。太陽の黄経が80度になる。
12海王星が西矩:10時03分
17🌕満月:17時31分
18水星(☿)が火星(♂)の北0°14’:23時34分
19ぎょしゃ座 R(周期462日,変光範囲6.7等-13.9等)が極大光度
22 夏至:0時54分。太陽の黄経が 90度になる。
23月が最遠:16時50分(視直径29分32秒,1.052)
24水星(☿)が東方最大離角:8時16分(+0.6等,離角25°.2)
25🌗下弦:18時46分

惑星用語の説明月の形の変化について

2019年5月の星空

星空解説

 今年のゴールデンウィークは、4月27日が下弦、5月5日が新月となっており星空観察には好条件の月まわりです。
 このため、6日にピークを迎えるみずがめ座 η流星群は条件最良。1時間あたり20個の流星が予想されており、運が良ければ火球も見られるかも知れません。

 みずがめ座 η流星群の母天体は有名なハレー彗星ですが、今年はハレー彗星から放出されたダストトレイルの接近が4日13時~19時6日21時~7日5時に予想されています。

 みずがめ座は秋の星座ですから、この季節、流星群の輻射点が昇りきらないうちに薄明となります。流星が見られるのは、だいたい夜半過ぎから薄明が始まるまでの間、6日の夜に見るのが良いでしょう。
  みずがめ座 η流星群の 流れ星は、東の空低い位置から空を駆け上るような経路を描いて流れます。

 明け方の流星観測はゴールデンウィークの頃であってもかなり冷えます。十分に防寒対策を行いましょう。

 参考: 流れ星を見てみよう

 6月11日へびつかい座を迎える木星が、 夜半には見やすい位置に上ってくるようになります。
 春は空気が安定し大気の揺らが少ないため、小望遠鏡で惑星観察をするには良い季節です。 天体望遠鏡を使える環境をお持ちでしたら、木星を観察してみては如何でしょう。
 木星はひときわ明るく輝いていて、すぐに見つけることができます。また、月明かりや街明かりのある明るい空でも、支障なく望遠鏡で観察できます。 そして低倍率でも衛星の動きや縞模様を楽しむことができます。

 望遠鏡で木星をとらえたら、是非スケッチをしてみましょう。スケッチをすることにより目が惑星に慣れ、何度か続けているとだんだん模様がよく見えるようになっていきます。
 木星の近くに衛星が見えたら、それは ガリレオ衛星(※)と呼ばれる4個の衛星の中のどれかです。
 望遠鏡を持たない方も、地域にある公共の天文台の観望会を捜して出かけてみると、大きな望遠鏡で木星を見せてもらえるかもしれません。

※ガリレオ衛星:木星に近い順にイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト。ガニメデは太陽系で一番大きな衛星。イオは活火山があることで知られています。

 下の図は5月10日午後11時(23時)の空です。
 木星は南東の空、18°の高さに見えています。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため、日本からは見えません

春の星座春の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
  • 散開星団
    • M44 (プレセペ/かに座)
  • 球状星団
    • M3 (りょうけん座),NGC5139 (ω星団,ケンタウルス座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

日 曜日月相天文現象
2八十八夜
3憲法記念日
4みどりの日
5 🌑こどもの日
新月:7時45分
りゅう座 R(周期248日,変光範囲6.7等-13.2等)が極大光度
6休日
立夏:4時3分。太陽の黄経が 45度になる。
わし座 R(周期272日,変光範囲5.5等-12.0等)が極大光度
みずがめ座 η流星群が極大:23時(条件最良)
12🌓上弦:10時12分
14月が最近:6時53分(視直径32分22秒,0.960)
17うしかい座 R(周期224日,変光範囲6.2等-13.1等)が極大光度
19🌕満月:6時11分
21小満:16時59分。太陽の黄経が 60度になる。
水星(☿)が外合:23時33分
25こじし座 R(周期378日,変光範囲6.3等-13.2等)が極大光度
26月が最遠:22時27分(視直径29分34秒,1.051)
27🌗下弦:1時34分
小惑星(1)ケレスが最近(1.7513au):6時21分
29小惑星(1)ケレスが最大離角:11時38分
小惑星(1)ケレスが:20時23分(+7.0等)

惑星用語の説明月の形の変化について

2019年4月の星空

星空解説

 4月、旧暦の名称は卯月
 日が長くなり、花曇りや菜種梅雨の季節で天気は安定せず、晴れても春霞で空はぼんやり。
 星を観察する条件は今ひとつです。

 けれど春は大気の揺らぎが少なく空気の状態が安定し,小望遠鏡で月や惑星を観察するには良い季節です。望遠鏡を持っていない方も、公共天文台などで開催されている観望会などを捜して見に行ってみては如何でしょう。
 9日の夕刻は、西空で月齢4の細い月と火星が仲良く並んでいます。近くにはプレアデス星団やヒアデス星団もあり賑やかです。

 12日には、明け方の空で水星が西方最大離角を迎えます。
 しかし、日の出直前の薄明の中、見るのはかなり難しそう。下の図は東京における午前4時30分の空ですが、水星の地平線高度は3°です。

 水星は短い周期で東方最大離角と西方最大離角を繰り返しますが、黄道の傾きによって最大離角の時の地平線高度はかなり違っています。低い位置にあって見えにくいことや,比較的見えやすい高さになることもありますので,無理せず条件の良いときを狙いましょう。

 今回の西方最大離角は厳しい条件となりますので,空が地平線まで見渡せるような場所で双眼鏡を使って捜しましょう。

 下の図は4月12日午前4時30分の空です。

 例年ゴールデンウィーク前に迎える4月こと座流星群の極大ですが、今年は極大が午前中で観測不可能な上に月齢17。一晩中明るい月が見えていて条件最悪です。
  条件が良い年ならば1時間に15~20個程度の流星が期待できる群ですが、 そもそも春霞で空がぼやけている季節な上にこの条件ですから、今年の予想流星数は1時間あたり7個です。
 流れ星を観察される方は、4月といっても夜中は冷えますので十分に防寒対策を行ってください。

 参考: 流れ星を見てみよう


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません

春の星座春の全天星図


見やすい星雲星団

  • 惑星状星雲
    • NGC3242 (うみへび座),M97 (おおぐま座)
  • 散開星団
    • M44 (プレセペ/かに座)
  • 銀河(系外星雲)
    • M81・M82・M101 (おおぐま座),M65・M66 (しし座),かみのけ座~おとめ座銀河群

星雲星団を見よう星雲星団一覧表


今月のカレンダー

惑星用語の説明月の形の変化について

日 曜日月相天文現象
1月が最遠:9時14分(視直径29分27秒,1.055)
5🌑清明:10時51分。太陽の黄経が 15度になる。
新月:17時50分
6小惑星(2)パラスが最大離角(152°):19時8分
8外縁天体 準惑星 (136472) マケマケが :4時11分
ペガスス座 R(周期374日,変光範囲6.9等-13.8等)が極大光度
12水星(☿)が西方最大離角:4時42分(+0.4等,離角27°.7)
13🌓上弦:4時6分
14土星(♄)が西矩:6時20分
15月がレグルスの北2°45’:17時47分
17月が最近:7時5分(視直径32分48秒,0.947)
春の土用の入り:16時14分。太陽の黄経が 27度になる。
準惑星 冥王星(♇)が西矩:15時22分
19🌕 満月:20時12分
20小惑星(2)パラスが(+7.9等):0時27分
穀雨:17時55分。太陽の黄経が 30度になる。
234月こと座流星群🌠が極大(条件:最悪):9時
天王星(♅)が:12時46分
月が木星(♃)の北1°39’:20時35分
25月が土星(♄)の南0°22’:23時27分
27🌗下弦:07時18分
外縁天体 準惑星 (136108) ハウメアが :10時23分
29昭和の日
月が最遠:3時20分(視直径29分32秒,1.053)

2019年3月の星空

 1月・2月に引き続き,明け方で月と惑星の会合を楽しめます。
 2日は土星と月,3日は金星と月が近づきますから,早起きしたら南東の空を眺めてみましょう。日々動いて行く天体の様子は撮影すると良い組み写真になります。

2019年3月2日~3日 月と惑星の会合
2019年3月2日~3日 月と惑星の会合


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 いっかくじゅう座ふたご座
中旬 こいぬ座とびうお座(☆)・とも座やまねこ座
下旬 かに座りゅうこつ座

春の星座 春の全天星図

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M44 (プレセペ/かに座)
銀河(系外星雲) M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
1 ふたご座 R(周期373日,変光範囲6.0等-14.0等)が極大光度
おとめ座 R(周期146日,変光範囲6.1等-12.1等)が極大光度
4 月が最遠:20時26分(視直径29分24秒,1.057)
6 啓蟄:6時10分。太陽の黄経が 345度になる。
7 新月 新月:1時4分
海王星が:20時6分
12 小惑星(4)ベスタが:2時30分
14 上弦の月 水星が内合:15時48分
上弦:19時27分
20 月が最近:4時48分(視直径33分14秒,0.935)
21 満月 春分の日
春分:6時58分。太陽の黄経が 0度になる。
満月:10時43分
26 こぎつね座R(周期136日,変光範囲7.0等-14.3等)が極大光度
28 下弦の月 下弦:13時10分
29 小惑星(2)パラスが最近(1.5899au):22時35分

2019年2月の星空

 厳寒期ですが,冬の星座は明るい星が多く豪華です。防寒対策をしっかりして星座観察をしてみましょう。星座を結ぶのが苦手な人でも,オリオン座のような特徴ある星の並びがある冬は,他の季節より星座を見つけるのが楽になります。

 1月に引き続き,今月も明け方の空には土星・金星・木星の3惑星が集まっており,1日には月も加わって会合が見られます。
 風景と一緒に数日続けて写真を撮ってみると月と惑星の動きがよくわかりますよ。スマホでも撮れますから挑戦してみて下さい。

2019-02-01 06:30 惑星と月の会合
2019-02-01 06:30 惑星と月の会合

 太陽に近い内惑星の動きは毎日観察すると意外と簡単に分かるほど大きいものです。日に日に太陽へ近づき低くなっている金星が,18日には土星の近くにやってきます。

2019-02-18  06:15  金星と土星の会合
2019-02-18 06:15 金星と土星の会合

 夕刻の西空では,27日に水星が東方最大離角を迎えます。
 日没直後の18時45分頃に東京での地平線高度が10°。水星としてはかなり高い位置で見るチャンスです。
 水星を見てみたい方は,予め西の空がよく開けた場所を捜しておきましょう。低い位置は霞んでいて見にくいので,双眼鏡があると便利です。

2019-02-27   18:50 水星の東方最大離角
2019-02-27 18:50 水星の東方最大離角

 春,2月~4月は夕空の黄道光が観望好期です。黄道光は日没直後に黄道に沿ってぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら,日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 うさぎ座オリオン座がか座(☆)・テーブルさん座(☆)・はと座
中旬 ぎょしゃ座きりん座
下旬 おおいぬ座

冬の星座 冬の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲) M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


惑星用語の説明 月の形の変化について

天文現象
1 月が金星の北0°05′
しし座 R(周期311日,変光範囲4.4等-11.3等)が極大光度
3 節分
きりん座 R(周期266日,変光範囲7.0等-14.4等)が極大光度
4 立春:12時14分。太陽の黄経が 315度になる。
5 新月 新月:6時4分
月が最遠:18時29分(視直径29分23秒,1.058)
10 アルゴル極小:7時31分
おおぐま座 R(周期300日,変光範囲6.5等-13.7等)が極大光度
11 建国記念の日
13 上弦の月 上弦:7時26分
16 アルゴル極小:1時9分
18 アルゴル極小:21時59分
金星が土星の北1°05’:22時53分>
19 雨水:8時4分。太陽の黄経が 330度になる。
月が最近:18時3分(視直径33分29秒,0.928)
20 満月 満月:0時54分
21 アルゴル極小:18時48分
小惑星(3)ジュノーが東矩:22時3分
25 準惑星(1)ケレスが西矩:15時83分
26 下弦の月 下弦:20時28分
27 水星が東方最大離角:10時25分(-0.4等,離角18°.1)

2019年1月の星空

 2019年(平成31年/5月1日改元予定)は平年。干支は己亥(つちのとい)です。
 今年も宜しくお願い致します。

 2019年最初の見どころは,2日の明け方の空。
 12月に最大光度を迎えた金星と新月前の細い月が接近して,見事です。肉眼で楽しめますから,ちょっと早起きして見てみましょう。下の図は1月2日の朝6時,東南東の空です。
 金星は6日の午後に西方最大離角を迎えますので,太陽から一番離れて空高々と輝き見やすくなっています。

2019年1月2日 午前6時0分 東南東の空
2019年1月2日 午前6時0分 東南東の空

 毎年年始の空を飾るりゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)は,4日の午前11時が極大。新月直前で月の条件は最良ですが,極大時刻が昼間なので,4日未明は極大に向かって流れ星が増えていきながら薄明を迎えることになります。夜明け前は極大の6時間前ということもあり,1時間に30個ほどの流星数が予想されています。
 長時間空を見上げる流星観察にはしっかりとした防寒対策が必要です。流れ星を見てみよう のページを参考に,安全な観察ポイントを事前に捜して備えるようにしましょう。

 6日の新月では日本全国で部分日食が見られます。
 日曜日の午前中で,たいへん観察しやすい日食です。東京での最大食分は0.42,太陽の約40%が月に隠れます。北へ行くほど大きく欠ける日食で,稚内での最大食分は0.57,太陽の約半分が欠けて見えます。
 日食観察で大切なことは,太陽を直接見ないようにすることです。
 望遠鏡販売店や眼鏡屋さんなどで市販の日食観察用グラスを安く入手することができます。屈折望遠鏡で投影して観察することもできますし,もっと簡単なのは,木漏れ日を観察することです。いつもは丸く見えている木漏れ日が太陽の形に欠けて見えます。
 日食を見てみようのページを参考に,工夫して日食観察をしてみましょう。

2019年1月6日の部分日食
地 名 食の始 食の最大
(最大食分)
食の終
稚内 08:48 10:15
(0.570)
11:49
札幌 08:46 10:13
(0.539)
11:47
仙台 08:44 10:09
(0.469)
11:42
東京 08:43 10:05
(0.422)
11:36
新潟 08:42 10:05
(0.454)
11:37
名古屋 08:41 10:00
(0.396)
11:27
大阪 08:40 09:57
(0.378)
11:22
広島 08:38 09:51
(0.350)
11:12
福岡 08:38 09:47
(0.318)
11:04
那覇 08:50 09:39
(0.143)
10:33

 21日は南北アメリカ大陸からヨーロッパ方面で皆既月食となりますが,日本では見られません。
 北日本は半影月食の終わりが見られる区域ですが,半影月食は大変分かりにくく,日没直後で月の高度も低く,観察は難しいでしょう。
 
 


南中する星座

午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 とけい座(☆)・ペルセウス座
中旬 エリダヌス座レチクル座(☆)
下旬 おうし座・かじき座(☆)・ちょうこくぐ座

冬の星座 冬の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

惑星状星雲 M1 (かに星雲/おうし座)
散光星雲 M42 (オリオン大星雲/オリオン座)
散開星団 M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座)
銀河(系外星雲) M81・M82 (おおぐま座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


 
惑星用語の説明 月の形の変化について
 

天文現象
1 元日(日の出:札幌07:06,仙台06:53,東京06:51,名古屋07:01,大阪07:05,福岡07:23,那覇07:17)
アルゴル極小:4時1分
2 月が金星の北1°17’:6時48分
土星が:13時43分
3 地球が近日点を通過:14時20分(147,099,760km)
4 りゅう座 ι流星群(しぶんぎ座流星群)が極大:11時(条件最良)
6 新月 小寒:0時39分。太陽の黄経が 285度になる。
部分日食(全国で見られる。東京08:43~)
新月:10時28分
金星が西方最大離角:13時54分(-4.4等,離角47°.0)
アルゴル極小:21時39分
8 46P/ビルタネン周期彗星 6等級
9 月が最遠:13時29分(視直径29分25秒,1.056)
アルゴル極小:18時28分
9 準惑星 冥王星が:21時5分
13 水星が土星の南1°43’:19時47分
小惑星(2)パラスが西矩:21時14分
14 上弦の月 成人の日
上弦:15時46分<
15 天王星が東矩:16時52分
17 冬の土用の入り:19時15分,太陽の黄経が 297度になる。
20 大寒:18時0分。太陽の黄経が300度になる。
21 満月 アルゴル極小:5時46分
満月:14時16分。
皆既月食(南北アメリカ)
22 月が最近:4時59分(視直径33分26秒,0.930)
金星が木星の北2°26’:14時48分
24 アルゴル極小:2時35分
28 下弦の月 下弦:6時10分
29 水星が外合:16時18分
アルゴル極小:20時13分

2018年12月の星空

 2日の明け方の空で金星が最大光度を迎えます。内惑星は内合の前後に地球に近づき見かけの大きさが大きくなって明るくなります。しかし水星は最大離角の時でさえ見るのが難しいので,最大光度を楽しめる惑星は金星だけです。
 今年のの金星は,9月21日の夕刻西空で最大光度を迎え,10月25日の内合を挟んで,12月2日明け方の東の空で2回目の最大光度となります。最大光度の金星に望遠鏡を向けると細い三日月形を楽しむことができます。

金星最大光度(2018-12-15)
金星最大光度(2018-12-15)

 13日に近日点を通過する46P/ビルタネン周期彗星(46P/Wirtanen)は,2018年で最も明るくなることが期待されている彗星です。
 ビルタネン周期彗星は公転周期5.44年で,1946年に発見されて以降,回帰のたびに発見されていて,今回が12回目の回帰です。12月16日には地球に0.078auまで接近し,3等級まで明るくなることが予想されています。
 彗星は3等級でも明るい部分がぼんやり広がっていて3等星の恒星のように見やすくありませんので,双眼鏡などを準備して探してみて下さい。近日点通過前後の彗星の動きは速いので,下の星図に12月の位置を5日おきに示しました。図はクリックすると拡大して見ることができます。

2018年12月の46P/ビルタネン周期彗星
2018年12月の46P/ビルタネン周期彗星

 毎年師走の空を飾るふたご座α流星群は,今年は14日の21時がピーク。副ピークは15日明け方です。上弦前の月は23時半には地平線下へ没するため,最良の条件で予想HRは70個となっています。14日は金曜日なので曜日まわりにも恵まれています。
 ふたご座流星群は明るい流星が多いのですが,近年は火球も増えていっそう華やかになってきています。12月5日頃には活動期に入り20日頃まで続き,一晩中コンスタントに流れる安定した流星群です。12月は日没が早く夜が長い季節でもありますから,機会があったら空を見上げてみてください。偶然明るい流星に出会えるかもしれません。
 流星観察については 流れ星を見てみよう をご参照ください。

 ふたご座流星群が活動を終える頃,一年の最後を締めくくるこぐま座流星群が流れ始めます。こぐま座流星群は8P/タットル彗星を母天体とする流星群ですが,今年は極大と満月が重なり条件最悪です。
 明るい流星が北天から緩やかに流れるHR=5個程度の小さな流星群で火球が流れることもあるのですが,今年は観察しにくそうです。極大の少し前,23日午前4時~5時頃に活動がやや活発になるとの予測もあります。

 15日には明け方の東の空で水星が西方最大離角を迎えます。この日の午前6時の地平線高度が約9°。十分に低い位置ですが水星としては高い位置に見えますので,双眼鏡などを使って探してみましょう。木星や最大光度を迎えたばかりの金星も見えています。

水星の西方最大離角(2018-12-15)
水星の西方最大離角(2018-12-15)

 16日19日に相次いで,有名な長周期変光星(ミラ型),はくちょう座χ 及びミラ(くじら座ο)が極大を迎えます。
 長周期変光星は恒星の脈動によって明るさが変わる変光星で,明るさの変動がとてもダイナミックです。ミラもはくちょう座Χも暗い時期は見えませんが,極大の頃は肉眼で見ることもできるほどの明るさになります。長周期変光星の極大は,極大予想の当日だけ明るくなるといったものではなく,明るい状態は極大前後1ヶ月くらい続き,実際の極大日は観測結果に基づき後から割り出されます。
 ミラの極大周期は約11ヶ月なので,今年は1月にも極大があり,年に2回極大となる珍しい年です。1月の極大では3等代まで明るくなって肉眼でもよく見えました。はくちょう座は夏の星座ですが夕刻はまだ見えていますし,くじら座はちょうど見頃です。
 変光星の観測については 変光星を見よう をご覧ください。

 はくちょう座χとミラの位置です。星図はクリックして拡大してください。

はくちょう座χ(χ Cyg)
はくちょう座χ(χ Cyg)

ミラ(ο Cet)
ミラ(ο Cet)


南中する星座

 午後8時(20時)に南中を迎える観察しやすい星座たちです。
 ☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。

上旬 カシオペヤ座ほうおう座
中旬 くじら座さんかく座
下旬 おひつじ座・みずへび座(☆)・ろ座

冬の星座 冬の全天星図
 
 

見やすい星雲星団

散光星雲 M42 (オリオン大星雲,オリオン座)
散開星団 M34 (ペルセウス座),h-χ (二重星団,ペルセウス座),M45 (プレアデス,すばる,おうし座)
銀河(系外星雲) M31 (アンドロメダ大星雲,アンドロメダ座),M33 (さんかく座),M74 (うお座),M77 (くじら座)

星雲星団を見よう 星雲星団一覧表
 
 


 
惑星用語の説明 月の形の変化について
 

天文現象
2 金星が最大光度(-4.7等):13時28分
7 新月のイメージ 大雪:13時26分。太陽の黄経が 255度になる。
新月:16時20分
9 海王星が東矩:2時21分
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:5時43分
10 火星が東矩:9時33分
12 月が最遠:21時25分(視直径29分30秒,1.054)
13 46P/ビルタネン周期彗星が近日点を通過
14 ふたご座α流星群が極大:21時(条件最良)
アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:23時21分
15 上弦の月のイメージ 水星が西方最大離角:2時30分(-0.4等,離角21°.3 )
上弦:20時49分
16 はくちょう座 χ(周期410日,変光範囲3.3等-14.2等)が極大光度
17 アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:20時10分
18 くじら座 ο(ミラ,周期332日,変光範囲2.0等-10.1等)が極大光度
20 アルゴル型食変光星 アルゴルが極小光度:16時59分
21 水星と木星が接近(0°52’):20時32分
22 冬至:7時23分。太陽の黄経が 270度になる。
23 満月のイメージ 天皇誕生日
満月:2時49分
こぐま座流星群が極大(条件最悪):6時
24 休日
月が最近:18時49分(視直径33分04秒,0.939)
29 下弦の月のイメージ 下弦:18時34分