厳寒期ですが,冬の星座は明るい星が多く豪華です。防寒対策をしっかりして星座観察をしてみましょう。星座を結ぶのが苦手な人でも,オリオン座のような特徴ある星の並びがある冬は,他の季節より星座を見つけるのが楽になります。
1月に引き続き,今月も明け方の空には土星・金星・木星の3惑星が集まっており,1日には月も加わって会合が見られます。
風景と一緒に数日続けて写真を撮ってみると月と惑星の動きがよくわかりますよ。スマホでも撮れますから挑戦してみて下さい。
太陽に近い内惑星の動きは毎日観察すると意外と簡単に分かるほど大きいものです。日に日に太陽へ近づき低くなっている金星が,18日には土星の近くにやってきます。
夕刻の西空では,27日に水星が東方最大離角を迎えます。
日没直後の18時45分頃に東京での地平線高度が10°。水星としてはかなり高い位置で見るチャンスです。
水星を見てみたい方は,予め西の空がよく開けた場所を捜しておきましょう。低い位置は霞んでいて見にくいので,双眼鏡があると便利です。
春,2月~4月は夕空の黄道光が観望好期です。黄道光は日没直後に黄道に沿ってぼーっと見える光芒ですが,空が暗く澄んだところでしか見られません。山などへ行く機会があったら,日没直後の西の空を注意して眺めてみてください。
南中する星座
午後8時(20時)に南中を迎える,観察しやすい星座たちです。
☆印の星座は南天の星座のため,日本からは見えません。
上旬 | うさぎ座・オリオン座・がか座(☆)・テーブルさん座(☆)・はと座 |
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中旬 | ぎょしゃ座・きりん座 |
下旬 | おおいぬ座 |
見やすい星雲星団
惑星状星雲 | M1 (かに星雲/おうし座),M97 (おおぐま座) |
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散光星雲 | M42 (オリオン大星雲/オリオン座) |
散開星団 | M35 (ふたご座),M36・M37・M38 (ぎょしゃ座),M45 (プレアデス,すばる/おうし座) |
銀河(系外星雲) | M81・M82・M101 (おおぐま座),M106 (りょうけん座) |
日 | 曜 | 月 | 天文現象 |
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1 | 金 | 月が金星の北0°05′ しし座 R(周期311日,変光範囲4.4等-11.3等)が極大光度 |
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3 | 日 | 節分 きりん座 R(周期266日,変光範囲7.0等-14.4等)が極大光度 |
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4 | 月 | 立春:12時14分。太陽の黄経が 315度になる。 | |
5 | 火 | 新月:6時4分 月が最遠:18時29分(視直径29分23秒,1.058) |
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10 | 日 | アルゴル極小:7時31分 おおぐま座 R(周期300日,変光範囲6.5等-13.7等)が極大光度 |
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11 | 月 | 建国記念の日 | |
13 | 水 | 上弦:7時26分 | |
16 | 土 | アルゴル極小:1時9分 | |
18 | 月 | アルゴル極小:21時59分 金星が土星の北1°05’:22時53分> |
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19 | 火 | 雨水:8時4分。太陽の黄経が 330度になる。 月が最近:18時3分(視直径33分29秒,0.928) |
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20 | 水 | 満月:0時54分 | |
21 | 木 | アルゴル極小:18時48分 小惑星(3)ジュノーが東矩:22時3分 |
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25 | 月 | 準惑星(1)ケレスが西矩:15時83分 | |
26 | 火 | 下弦:20時28分 | |
27 | 水 | 水星が東方最大離角:10時25分(-0.4等,離角18°.1) |